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カテゴリ:健康について
胸腺は人生の時計仕掛け?
この記事は私が10年前に書いたものです。 私が健康関連の仕事をしている時に毎月発行していた月刊誌の記事から紹介します。 胸腺(きょうせん)はミクロの戦士の司令官であるT細胞を教育する学校です。 そこで自己と非自己を識別できるようになったT細胞だけが選ばれて一人前の司令官ヘルパーT細胞に成長します。 その他にサブレッサーT細胞、キラーT細胞になる者もいます。 しかし正常な人間のミクロの戦士の中にも自己を攻撃する細胞がいます。 若い時はサブレッサーT細胞がそれを抑えているけれど、年をとるにつれてサブレッサーT細胞の数が減ってしまい、押さえ役のいなくなったT細胞がますます自己を攻撃してしまうのです。 それは、私達の胸腺は成長するにつれて組織が脂肪に置き換わって萎縮してしまいからなのです。 しかもこの萎縮は生まれてすぐに始まり5~6歳の時からすでに老化が始まっていると言われています。 20代では胸腺の半分が脂肪に置き換わり、60代ではほとんど脂肪だけになるのです。 生まれてまもなく萎縮が始める胸腺・・・・・・・・・・・。 体を守りながらしかし晩年には人生の幕引き役になる。 この一見矛盾する人体のメカニズム・・・・・・・・これが胸腺の働きです。 ≪関連記事≫ 20代頃は120g程あった胸腺が、40代では60g、60代では30gにまで減少し、それに反比例するように病気が増えて行きます。 人間の自然治癒力が一番強く働いているのは、20代でその後は少しずつ低下し、40代からは、急速に低下していき、20代の約50%、60代では、約17%にまで免疫力が低下すると言われています。 胸腺は、感情やストレスによって影響を受ける最初の器官であります。 胸腺は生命エネルギーが宿る場所であり、ストレスを受ける事によって胸腺が急速に萎縮してしまう現象が生じるのです。 ですからいかに生涯を通じて胸腺の活動を促進させ活発に機能させるかなのです。 胸腺の活動を促進させる積極的な方法としては、胸腺の上の胸骨を毎日、朝昼晩40回軽くたたく事により胸腺の活動を促進させる事が出来るのです。 しかし、胸腺の活動に強い影響力を与えるのは感情です。 愛する人や楽しい事を思い浮かべ想像するだけで胸腺はただちに強くなります。しかし、人を憎んだり不快な事を思い浮かべると、胸腺は弱まってしまします。 胸腺を強める感情とは、惜しみない愛、誠実、信頼、勇気、感謝といった感情なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.21 08:00:33
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