1544600 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

PR

X
2008年06月28日
XML
 世の中、すべてうまくいけばこんな幸せなことはない。しかし、失敗がまったくないと言う人は、まずいないであろう。もしそんな人がいれば、すぐさま神様として奉っても良いのではと思う。大部分の人は、多かれ少なかれ、失敗を経験しているものだ。しかし、大事なことは、失敗を恐れることではなく、失敗を活かす事であろう。「失敗学の法則」(畑村洋太郎:文芸春秋社)は、失敗から学ぶことの重要性を教えてくれる本である。著者の畑村 洋太郎氏は、東京大学名誉教授で工学院大学グローバルエンジニア学部教授であり、「失敗学」ということを提唱している人である。

 この本は、失敗を活かすためには、「結果」から「原因」を逆にたどって行くことが重要であることを教えている。更に、「原因」は、「要因」「からくり」に分けられ、「からくり」の構造が分かれば、架空の「要因」を入力すれば、「結果」を推測できるのである。「からくり」というと少し古臭い気がするが、入力と出力間のプロセスがどのようになっているかということであろう。

 この本でも言っている様に、失敗は、確率現象なのである。どんなに努力しても、必ず人知の及ばない部分が残り、確率をゼロにはできない。しかし、失敗の予兆があるときに、その要因をしっかり突き止めていれば、致命的な大失敗になることは防止できるのである。

 ところで、この本は、通常のビジネス書にはあまり書かれないと思われることも書かれている。例えば、組織の環境が悪くて、自分がどんなに努力しても変えられないときは、身を守るために、「被害最小の原理」を貫けだとか、「山勘」は経験のエッセンスだとかいったような事だ。このあたり、非常に現実的で、役に立つのではないかと思う。

 また、「実践失敗学のためのQ&A」と言うコーナーがあるが、これが、「生協の白石さん」を読んでいるような感じで、結構面白い。


○応援クリックお願いします。(両方押してね)  人気ブログランキング   にほんブログ村 本ブログへ

「失敗学の法則」(畑村洋太郎:文芸春秋社)
  


風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら








Last updated  2008年07月22日 07時53分09秒
コメント(10) | コメントを書く
[日々の読書(ビジネス)] カテゴリの最新記事


Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Recent Posts

Comments

風竜胆@ Re[1]:リスボン坂と花の路地を抜けて (07/11) Re:れんげそうさん 訪問ありがとうござい…
れんげそう@ Re:リスボン坂と花の路地を抜けて (07/11) ずいぶん素敵な日記のタイトルだと思い、 …
風竜胆@ Re:ピアノ(12/23) ★私も、眼鏡をはずすと遠くが見えないし、…
susuto3089@ ピアノ さいきん文庫本の文字がつらくなってきま…
風竜胆@ Re[1]:生徒は全員丸刈りじゃ!(思い出シリーズ2)(12/13) ★私も良い思い出はありませんね。楽天はTB…

Category

Favorite Blog

ルミノックス F-117 … New! じらーるぺるごーさん

カタルナ姉さん!!… New! ブラジョンさん

第三者認証なしでの… ライラック7611さん

気まぐれんな旅行屋… 富士家のぱこさん
マークス・ストーリー マークス5406さん

Rakuten Card

Profile


風竜胆

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.