追い込み期
最後の2週間で奇跡を起こした先輩たちがいる。 1月北辰まで連続D判定で、内申も良くない生徒に桜が咲いた。 その生徒は入試前はとにかく毎日のように自習をしまっくっていた。 とにかく絶対合格するんだという信念が炸裂していた。 何のトリックもない、努力がもたらしたアナログ的な結果だ。 授業中の正解率も今ひとつで、再三注意を受けていた。 出願前に確認しても意志は固く、当然のように志望校を離さなかった。 そして信念が行動を起こし、熱い奇跡を呼んだ。 尻込みする受験生には考えもつかないそういうことが、 実際に起きるのである。 受験というものは、科学やデータで一律には片づけられない、 汗をかきコツコツと自分の可能性を高めていく、 ある意味で泥臭いものなのだ。 もちろん、やれば必ず好結果が得られるとは限らない。 何の保証もない。 でもやらなければ、その可能性のある舞台にすら上がれない。 その意味を嚙みしめ、判断と行動を起こすのは君だ。 君たちもいよいよあと4週間を切ってきたが、 大事なのは自分の軸と足元だ。 いよいよ出願となり、この先3年間を託す学校を決めた君たち。 受験校を睨み、ぶれない軸と安定した足元を保ち続けよう。 そのために必要な姿勢を意識してみよう。 毎日の時間の使い方は、合格に向けて納得のいくものか。 絶対に〇〇!・・という執念を今こそぶつけているか。 ラストランは君たちのラストランであると同時に、 私たち指導者にとっても力を託す最後の場である。 君たちの背を押せるのもあと少し。 たくさんの先輩たちが起こした「さくらさく」瞬間を、 今度は君たちが自力で掴み取る番だ。 頑張ろうではないか。 (以前の記事に加筆)