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マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

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2007年03月01日
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カテゴリ:2007年03月読書
[1] 読書日記


   <企業スパイは、アップルパイやシボレーと同じようにアメリカ的なものだ。
    なぜ、アメリカが経済大国になったか、知っているかね?

    一八一一年にフランシス・ロウエル・カボットという北部の男が英国にわたり、
    英国のもっとも重要な機密を盗み出したのだ
    繊維産業の礎石となった、カートライト式力織機だ。

    これが我が国に産業革命をもたらし、
    現在のような巨大な国家をつくりあげることになったのだ。

    すべては、たったひとつの産業スパイ行為からはじまった



  邦題ままの、企業スパイを題材とした犯罪小説、

   ジョゼフ・フィンダー 「侵入社員」<上>(新潮文庫)
   ジョゼフ・フィンダー 「侵入社員」<下>(新潮文庫)


  を読了。

  自社のCEOに弱みを握られた為に、ライバル社へのスパイを命じられた男の物語。

  カタカナ表記で、訳注つきの、専門用語や実在する固有名詞が頻繁に登場するが、軽妙
 でユーモラスな語り口のおかげで読みやすい。
  スパイ小説や、犯罪小説というよりも、コミックなユーモアミステリに近いノリで、重
 くない。

  主人公のスパイ活動に伴うサスペンスであり、苦悩であり、葛藤、そして来るべき審判
 の日へと向けてのカウントダウンとその後に待ち受ける結末、と読みどころの多い作品で
 楽しめた。





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最終更新日  2007年03月02日 03時33分23秒
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