全て
| カテゴリ未分類
| 競馬
| 時事ネタ?
| 2006年11月読書
| 2006年12月読書
| 身辺雑記
| 映画鑑賞記
| 2007年01月読書
| グイン・サーガ
| DVD視聴記
| 2007年02月読書
| 2007年03月読書
| 2007年04月読書
| 2007年05月読書
| 競馬MEMO
| 2007年06月読書
| 2007年07月読書
| 2007年08月読書
| 2007年09月読書
| 2007年10~12月読書
| ベストセラー
| 2008年01~03月読書
| ブックオフ105円本を読む。
| 2008年04~07月読書
| 劇も観る。
| 2008年08~12月読書
| 2009年以降の読書
テーマ:ミステリはお好き?(1443)
カテゴリ:2007年03月読書
[1] 読書日記
<企業スパイは、アップルパイやシボレーと同じようにアメリカ的なものだ。 なぜ、アメリカが経済大国になったか、知っているかね? 一八一一年にフランシス・ロウエル・カボットという北部の男が英国にわたり、 英国のもっとも重要な機密を盗み出したのだ 繊維産業の礎石となった、カートライト式力織機だ。 これが我が国に産業革命をもたらし、 現在のような巨大な国家をつくりあげることになったのだ。 すべては、たったひとつの産業スパイ行為からはじまった> 邦題ままの、企業スパイを題材とした犯罪小説、 ジョゼフ・フィンダー 「侵入社員」<上>(新潮文庫) ジョゼフ・フィンダー 「侵入社員」<下>(新潮文庫) を読了。 自社のCEOに弱みを握られた為に、ライバル社へのスパイを命じられた男の物語。 カタカナ表記で、訳注つきの、専門用語や実在する固有名詞が頻繁に登場するが、軽妙 でユーモラスな語り口のおかげで読みやすい。 スパイ小説や、犯罪小説というよりも、コミックなユーモアミステリに近いノリで、重 くない。 主人公のスパイ活動に伴うサスペンスであり、苦悩であり、葛藤、そして来るべき審判 の日へと向けてのカウントダウンとその後に待ち受ける結末、と読みどころの多い作品で 楽しめた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月02日 03時33分23秒
コメント(0) | コメントを書く
[2007年03月読書] カテゴリの最新記事
|