僕の塾人生アーカイブズ35 in 1993
今僕は今までお世話になった塾を離れお世話になった上司にライバル塾へ引き連れられようという状況に立たされているしかし自分の中での結論は半年前に出ていた実は半年前校舎長から「もし、俺が○○に移ったら、一緒についてくるか?」と聞かれていたその時、しばらく答に悩むそぶりを見せてから「ここに残りたいです」と答えていたそう答えることによって少しでも校舎長がこの塾に踏みとどまってくれないかという淡い期待もあったもちろんそんな僕の一言ごときで翻るような現実ではないことは百も承知である後日他の先生(他塾へ行く意思を固めている)からその時の僕の返事で校舎長がかなりショックを受け「ずっとかわいがってきてやったのに、あいつは恩を忘れやがって」と言っておられたと聞いたそして年度末が近づいて、改めてもう一度一方的に向こう側の人事と顔合わせをするという機会を設定されたその機会を楽しみにしていたのは僕がお金や待遇で動くだけの人間じゃない信念を持って仕事をしている骨のある人間だということをアピールしたかったからである顔合わせではそのようなことを伝えやんわりとお断りの気持ちを伝えさせていただいたかくしてお世話になりかわいがっていただいた校舎長と袂をわかつ日がきたのであるすなわち僕は次年度も当時の塾に残ることが決定したちなみに僕ともう1人いた学生講師はその塾に移っていったし(結局は1,2年ほどで辞めたみたいだけど)何人かの生徒も一緒に転塾していった正直校舎長や何人かの講師が去っていったことよりも一緒に転塾していった生徒がいたことのほうが悔しかった