疲れた日には養命酒、の件
こんな時間まで小説も書かないで妻のキーボードを弾いて遊んでいた。娘がピアノを練習しているのを見て、僕も弾きたいな、とは思ったけれども、まったくやったことの無い人間がそんなことをできるだろうか、とも大いに考える。先日、図書館で鍵盤楽譜で直ぐ弾ける大人のピアノの本を借りてきて読んでみたら、楽譜が読めれば簡単に弾けるのだ、というような結論だった。もちろん練習は必要だろうけれども、楽譜くらいゆっくりだったら読めるだろうし、そうやってやっていれば、いずれ初見でよめるようになるんだじゃないか、などという甘い考えを引き起こしてしまった。娘はベートーベンとショパンが好きなようだ。伝記を借りてきて、それも何度も借りてきて読むほど好きで・・・あ、モーツアルトも好きだといっていたっけ。どこか外国に行きたい?なんて聞いたときには、パリに行きたいと言った。「なんでパリなの?どこか気になるところでもあるの?」「パリでフィガロの結婚を見たい」などとも言っていた。モーツアルトも好きなのだとそのとき知ったのだった。どのようにピアノを教えたら良いものかと思っていたが妻が教えていた。子供向けの簡単な教則本もアマゾンで買ったので、そのうちに娘はかっこよく弾ける様になるんだろうな。フルートにしてもトランペットにしてもヴァイオリンにせよ、まともに音を鳴らすまでの前段階が大変で、ピアノは鍵盤を押したらだれだって音がならせるので簡単だ、と大人のピアノの本に書いてあった。そうなのかな、と影響されやすい部分があまりにも素直に飲み込んでしまう。それと、ちゃんと、小説を書くことを誓いもした。まあ、いいか。