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テーマ:お勧めの本(7220)
カテゴリ:今日読み終えた本
題名:「実録 ドラッグ・リポート」 著者:草下シンヤ 発行:彩図社 頁数:189 読みやすさ:4/5 おすすめ度:2/5 裏の世界を担当している専門のライターの方で、自ら過去に各種ドラッグ を経験したという、草下シンヤ氏のレポートでした。 今はやっていないということですが、はじめる時も簡単に、そして止める時 も普通に簡単に止めてしまったように書いてあるので、「ホンマかいな?」と 思うところもありました。まあドラッグに対する感受性や依存性は個体差が 大きいと思われますし、みんながみんな廃人になってしまうことはないわけで、 確かにそういうこともあるのかもしれません。でもそれはあくまで個体差で、 当然廃人になったり、そうでなくても人生をほぼ棒に振るような例はたくさん あることをまず認識しなければなりません。(そういう意味ではアルコールも 同じなのかもしれませんが..) それにしても世間にはいろんなドラッグがあって、いろんな使い方があるの に驚きます。また、街中で比較的簡単に手に入れることができる、という実態 にもあきれます。 著者曰く「ドラッグの世界のルールはただ一つしかない。自己責任である」 と断言しています。確かにひっそりと人知れず廃人になったり、自分一人の 人生を棒に振るだけならそうかもしれませんが、事件に巻き込まれたり、後 始末やら、なにかと影響を受ける他人がいることなどを考えると“自己責任” だけで片づけるのはどうかと思いました。 一方で、各ドラッグに関するデメリットなども詳しく書いてあるので、それは それで参考になるし興味深いものでした。また、この世界特有の隠語やらド ラッグ別の特徴、ドラッグを使ったイベントの数々なども“体験に基づいて” 詳しく解説してあるので非常にわかりやすく、雑学としてとても興味を持って 読むことができました。 違法・合法にかかわらず、この分野は人類がいる以上無くならないのでし ょうが、日本人は特に“いいカモ”にされてそうでイヤになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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