＊クラりん・佐和くん日記＊

　イタリアで、新型コロナウイルスの感染が急激に広がっている。
ジュゼッペ・コンテ首相は、3月9日、北部のみに限定してきた移動制限を、
10日からイタリア全土に拡大することを発表した。
　イタリアの感染者数は9000人を超え、死者の数は中国に次ぐ
世界第2位となっている。

9日、イタリアの保守系メディア『イル・ジョナーレ』に、
「すべての患者に挿管はできない。60代以上は無理だ」というタイトルで、
ミラノの医師のインタビューが掲載された。
「これから挿管する人を選択する必要があります。若い人や、
他に症状のない人を選びます。
ニグアルダ（ミラノの地区）の他の大病院ではもはや挿管もしません」

　患者が多すぎて、すでに60代以上の患者には人工呼吸器さえ
使えなくなっているというのだ。

WHO（世界保健機関）のテドロス事務局長は、9日の会見で
「パンデミックの脅威が現実味を帯びてきた」と発言している。
感染拡大が止まらなければ、日本でも「命の選別」が現実味を帯びてくる。

新型肺炎でイタリア医療崩壊「60代以上に人工呼吸器使わず」https://t.co/bHHy81Yq2K

これ、60歳以上の重症呼吸不全で人工呼吸器も使わない場合の呼吸困難に対する緩和ケアできてるんでしょうか？現場は全然余裕なさそうなんですが・・・

— EARLの医学ツイート (@EARL_Med_Tw) March 10, 2020