テーマ:短歌(1696)
カテゴリ:短歌
♪あめ上がり紅きぬれ色さくら葉の冴えて麗しこの一日かな ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ 春雨のような雨が上がった昨日の午後、紅葉の桜葉のなんと美しかったことか。 透明水彩のようにしっとりと水を含んで色を増し、曇天の無風の空にくっきりと冴え返っていました。 市役所前のけやきの葉もそれぞれの木が色を違えて、これまた美しい濡れ色を空いっぱいに広げていました。 こんな美しい紅葉を見たことがありません。 通常の、空気が乾燥していて紅葉もカサカサと味気のない風景とは異次元ほどの違いでした。 空は透明な発色液を一様に振りまいて、景色を一変させる粋なマジシャン。こんな雨ならいつでも大歓迎ですね。 家の近くは市の主だった施設があるエリアなので、桜や欅、ハナノキや銀杏などの木々があちこちに植栽されています。 遠出をして人ごみに紛れるまでもなく、こんな家の近くで美しい景色を眺められて、ほんと幸せなことです。 この木々の美しさもこの日一日だけのものでしょうか。 晴れて風が出れば葉は乾燥して、元のカサカサ状態に戻ってしまいます。そして暖冬の陽気から一転して一気に冷え込んで、枯っ風とともに散ってしまうのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.11.17 06:44:46
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