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♪ 南風の雨降る夜に轟音の響みて今しジャンボ機の発つ
雨の降る夜にどどどどどと轟音が低く長く不気味に響きわたることが有る。どうやら飛行機の離陸時の音らしい。 ここから南へ17kmほどの処に、セントレア(中部国際航空)がある。南北にのびる滑走を、南風が吹いている時は、南向きで発着する。それが雨が降り厚い雲に覆われている時、空全体が蓋をされた状態となって雲に反射しながら、その音が風に流されてこちら側に響き渡ってくるのだ。 その音は重く不気味で、不穏を感じさせるような決して快い音ではない。多分、ジャンボジェット機のものだろう。 このお盆の期間、二日間だけ「エアバスA-380」がセントレアに乗り入れたらしい。インドネシア航空が、シンガポール00:20→(SQ672便)→08:50名古屋(中部)、名古屋(中部)11:00→(SQ671便)→16:50シンガポール、という飛行スケジュールで。 雨の中を降り立ったエアバス あの台風11号が、三重県に大雨を降らせていた9日に対岸にあるセントレアにエアバスが離着陸したのだ。ジャンボよりも大きく、四基のエンジンを付けたジェット機が、南風が吹いている中を飛び立ったとすれば、相当大きな音がこちらに響いて来たはず。しかし、日中の事だし台風に気を取られていたためか、この時の音はあまり記憶がない。 エアバスが来ると知っていれば気づいたのだろうが、後から知ったので気にも留めていなかった。昨日13日も飛んだはずだが、雲の厚さも大したことなく風向きが北寄りだったのか、重低音が轟き渡るという事も無かったような気がする。 普通のジェットと比べるとその大きさが如何程のものかがよく分かる 「エアバスA-380」は、史上最大の旅客機。例えば、全席をエコノミークラスにすれば853人も乗れるというもの。総二階建ての旅客機は世界でもエアバスA380だけで、窓の数は約220もある。 地上から垂直尾翼の先までが24.1メートルあり、これは8階建てのビルに相当する。 全長73mは、JR山手線の車両のほぼ4両分に相当するという。 主翼幅は80m、約845平方メートルもあり、テニスコートどころかバスケットボールのコートが左右に1面ずつ取れてしまう計算だ。 上から見ると独特の姿をしているのが分かる クラス構成としてはエコノミー(399席)とビジネス(60席)を含めて3クラスだが、『シンガポール航空スイート』は単にファーストクラスの名前を変えただけではなく、まったく新しいキャビンとなっている。 「空飛ぶ豪華ホテル」と言われるそのスイートクラスは、メインデッキ(1階席)の最前方ブロックに12席を設置。1つひとつが完全に独立した個室スタイルで、スライド式のドアを閉め、ブラインドを下ろせば、豪華で贅沢なプライベート空間が出現する。2本の通路にはさまれた中央の2席は、隣り合わせにレイアウトされ、カップルで利用する場合は仕切り板を下げて文字通り2人だけの“スイートルーム”に変えることも可能。 1機の値段は、400億円オーバーという高級品で、スカイマークが発注予約をキャンセルしたことでエアバス社からペナルティーを科せられるというニュースが有ったばかり。 ボディのフレーム間隔を従来構造の半分にし、大胆な軽量化を実現した 機体の軽量化を図り、全体の25%に炭素繊維強化プラスチックやエアバスが独自に開発したGLARE(アルミニウム箔とガラス繊維布を密着させた強化積層板)などの複合材を導入。従来機の設計手法に比べて15トンも軽くすることに成功したという。 A380で乗客1人を100キロ運ぶのに必要な燃料は3リットル以下で、これは乗用車でいうと最新のハイブリットカーと同レベルだという。離着陸時の騒音レベルがこれまでの大型機のおよそ半分ともいう。 A380の生産には、日本企業の21社が参加しているという。 2002年4月に床下・垂直尾翼の部材担当として東邦テナックス、ジャムコ、住友金属工業、東レの4社が参入、6月に三菱重(前・後部カーゴドア)、富士重(垂直尾翼前縁・翼端、フェアリング)、日本飛行機(水平尾翼端)、10月に新明和工業、横浜ゴム、日機装が、2003年2月に横河電機、カシオ計算機、牧野フライス製作所が、6月にブリヂストン、三菱レイヨンが参加を決定した。特に日本の炭素繊維の技術に目が向けられフレームなどの主要な部分に多用されている。 いやはや、驚きだね。乗ってみたいけど、貧乏人には一生縁がないだろうな。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。 ◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。 ★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月) ☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行 ●「手軽で簡単絞り染め」
◆ ジョーク、冗談、ユーモアは生活の調味… 2014.10.22
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sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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