♪ 遊びこそ不可欠なるを子は示すホイジンガーを空は知らない
孫が作ったオブジェ。どうやら古代のオリンピックスタジアムらしい。
今年は筍が大豊作らしく、掘ったものを2度、茹でてあるものも2度、計4回も頂いた。連日、筍料理が食卓に並んで繊維質十分の毎日だった。
2度目の掘りたてのものは5-6本あって、小さいものは自家消費し少し大きいものはお隣さんへ。かなり大きいものが1本有って、孫が「筍の皮が欲しい」と言っていたのを思い出して取って置いた。
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白っぽくて柔らかい、面白い模様が付いているし、大きさも手ごろだ。興味を示すのも当然だ。ちょうどいい具合の芯抜き用器具があったので、それで突き刺したり削ったりして遊ぶことに。
食材とはいっても放っておけば切って捨てられる運命の筍。こうして利用してやるのも悪くないんじゃないかと思ったりもして。
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それで、孫が来る日になっていた昨日、そのでかいやつの皮を剥がした後の本体をどうしたものかと思案していたところ、孫に何かさせてやろうと思ったらしい。
何やら ”やってるからー来てー!“ と、二階にいる私に声が掛った。下りていくと、如何にも面白そうに何かやっている。その真剣な顔が撮りたくなってカメラを持ってきた。
目的なんか何もなくただただその形が変化していく事だけが面白かった。とうとうこんな形になったが、まだなにかやり足りない感じ。
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それで一旦、余分な欠片をかたずけてみると、まだ何やら出来そうな塊が残った。眺めている内に思いついたのが「オリンピックスタジアム」だったらしい。
聖火を灯すとか国旗を立てるとかいうのを立て、手前には出入り口を作って扉を付けてあるらしい。熱心に説明してくれるところを見ると、かなりイメージはハッキリしていて、出来は上々だったのだろう。
筍もこんな風に活用してもらって喜んでんじゃなかろうか。
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