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2024.05.20
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カテゴリ:話題・情報

♪ 珊瑚らが石灰岩となるまでの空に億度の赤気(せっき)降りけむ


 5月10日から数日間、普段見られない国や地方でオーロラが観測されて、話題沸騰していましたね。



 11日夜には北海道や石川県輪島市などで太陽フレアの影響とみられるオーロラのような現象が観測された。普段は確認されない英国や米国の南部、中国北部、東欧ルーマニアなどでも見られたらしい。ハワイでも164年ぶりにオーロラが発生している。

「太陽フレア」が原因とみられる「磁気嵐」やオーロラが世界各地で観測され、米国では衛星利用測位システム(GPS)の一部に異常が生じたりもしている。


石川県珠洲市でオーロラがみられた(石川県柳田星の観測館「満天星」提供)


イギリス東部の沿岸で観測されたオーロラ=英ウィットリーベイで2024年5月10日


 太陽フレアは太陽の黒点の活動期、特に激しい爆発を起こした時に表れる。11年周期で増減を繰り返す。黒点は数の少ない極小期から次の期までを1活動周期として、1755年から順番に番号が振られてる。今は第25活動期に入って、2021年9月が活動の極小期にあって無黒点状態が続いていた。

現在の太陽表面

宇宙天気予報

 日本時間5月8日10時41分以降、15日17時37分までに、Xクラスの太陽フレアが13回発生。Xクラス以上のフレアが72時間で7回発生したことはGOES衛星による観測史上初めて。また、一連の太陽フレアで最大の規模は5月15日に発生したX8.7であり、これは現在の太陽活動周期25が始まってから現在までに観測された最大規模の太陽フレアだそうです。( X線強度は、A、B、C、M、Xの順にクラス分けされていて、1段階上がるごとに規模は10倍になる。)


人工衛星SDO(米国NASA)で観測された太陽画像(左:可視光、右:紫外線)
爆発で強力なエックス線や電気を帯びた粒子(プラズマ)が宇宙空間に飛び出す。

 太陽活動は、13日と16日に活発で、その他の期間では非常に活発だった。今後1週間(17日以降)、太陽活動は活発な状態が予想されるという。
 地磁気活動は、10日から11日にかけて猛烈に活発で、12日と16日は非常に活発、13日にやや活発、その他の期間では静穏な状態だった。
 
 電離圏は、10日から13日にかけて非常に乱れた状態、17日に乱れた状態、その他の期間では静穏な状態だった。

太陽地球環境情報

5月19日

5月19日のデータ 宇宙天気現象の分類

 ★オーロラの出現ピークは、太陽活動が減衰し始めたころになる。


Xクラスの強い太陽フレアが発生した太陽。(ZAKUZAKUより)
複数の波長で捉えた画像を合成=米国時間9日(NASA/SDO提供)

 オーロラは、太陽が放出している太陽風によってつくられる。太陽からプラズマ粒子(太陽風)が放出され、それが地球の極地の高層大気と衝突して発光する、一種の放電現象です。地上から100~500kmの高さで光っている。
 酸素原子とぶつかると白っぽいグリーンや赤色、窒素分子とぶつかると紫や青色になる。プラズマ粒子がどの原子や分子と衝突するかで色が変わる。




オーロラを引き起こす降り込み電子の源-地球の磁気圏
塩川和夫(名古屋大学宇宙地球環境研究所)

 地球の磁気圏は、地球の夜側にしっぽのように長く伸びているが、プラズマ粒子は、磁気圏の夜側の中心付近に溜まる。それが、何かしらのきっかけで地球の極域の方に一気に流れ込む。でも、その詳しい仕組みはまだ分かっていない。(JAXA上出洋介)

 25年にピークを迎えるとの予測もあって、まだ当分の間は身近にオーロラを見る可能性が続くということになる。


宇宙天気予報
では、地球環境の予報や「黒点、プロミネンス、フレア」の
ライブ映像が見られる。
これをチェックしていれば “オーロラがいつ出現するか” 見当がつくだろう。

 100年に1回程度の大きな太陽フレアが生じた場合、携帯電話や防災無線が約2週間にわたり断続的に使えなくなるほか、変圧器の故障を引き起こし、電力供給が止まる可能性があると指摘されている。今後拡大が予想される自動運転やドローンへの影響についても警戒が必要だ。



 過去にも日本でオーロラが観測され、その記録が残っている。明和7年7月28日(1770年9月17日)に史上最大の磁気嵐が発生していたことが明らかになている。
 京都市伏見区の東丸神社に所蔵されている東羽倉家の日記に、この時の様子が書かれている。
江戸時代のオーロラ絵図と日記から明らかになった史上最大の磁気嵐
 1770年9月17日  晴れ。現代語訳(国立極地研究所)
 今日、夕方午後6時頃(午後5時から7時の間)北の空に赤気が現れた。遠く若狭国(現在の敦賀市を除く福井県全域)の方が炎のような色になっていると噂になっていたが、午後10時頃(9時から11時の間)を過ぎると、ますます赤くなり、紅色の雲が北側の空の半分を覆い銀河(天の川)にせまり、赤気のなかに白気がまっすぐに立ち上り幾筋もあらわれ、その状態が午前0時頃(午後11時から午前1時の間)まで続いた。赤気はにわかに明るくなったり、色が薄くなったりして、空の半分が赤気に包まれた。赤気の中には星が透けて見え、白気が一筋銀河を貫き、午前2時頃(午前1時から3時の間)には落ち着いた。
(中略)
 神社の人々は空を仰ぎ、いろいろ話し合ったが、昔から噂にも聞かない天変で恐ろしいとだけ言っていた。午前4時頃(午前3時から5時の間)空は晴れて通常に戻った。これが天変の次第であり、とても吉事とは思えない。大かんばつのゆえである。江戸幕府の天文方に問い合わせるべきことである。


1770年9月。『星解』に描かれたオーロラ。(松阪市郷土資料室所蔵。三重県松阪市)

 藤原定家の日記『明月記』には、1204年の京都で1週間のうちに幾晩もオーロラが見えたとの記述があるらしい。


 やっぱりオーロラは一丁目一番地のものが見てみたいものですねぇ。例えばアイスランドのものとか・・。一生に一度でいいから。








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最終更新日  2024.05.20 14:37:28
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