カテゴリ:むかし話
まったく片思いで終わった話なので…スルーしたい人はしてください
高校の頃の思い出。 部活が同じで知り合ったA(仮称)。 電車通学で、同じ方向だったのでよく一緒に帰っていた 実は、中学も同じだったのだけど、同じクラスになったこともなく その頃はよく知らなかった 部活が同じといっても、高1の時は話をしたこともなかった。 2年になり、部活の運営を中心に行なうようになってから、 全員と気持ちが接近するようになっていった 高校は駅までずっと繁華街を抜けて通学していたので 帰りに、いろんな喫茶店に立ち寄ったし (2人だけでなく、仲間数人でが多かったかな) 城下町だったので、お城の周りの公園もあり 大体、お城周りはデートすると別れるという話が多いけど… デートではないけど、回り道して喋りながら帰るのも楽しかった 電車も含め片道1時間近くの通学も、ささやかな楽しみでした 入学祝で買ってもらった腕時計、(電車通学だったから必需品でした) SEIKOのソシエ、黒地に金の文字盤、黒のベルトのお気に入りを 「お前の時計かっこええからちょっと交換せぇへんか」 と言われ強引に持っていかれたのも、半分うれしかったり。 Aはどんな音楽が好きだったか覚えてないけど、 私が好きだったオフコースのカセットテープを、 ありったけ貸してやったのは覚えている。 小田さんの切り抜きをカセットレーベルとして入れていたのを ゴリラの写真に替えて返されたのには泣きました。 Aは、女友達の多い人で、私なんかはその他大勢だと思っていたから 淡い恋心を抱いていても、絶対うちあけることはできなかった 「心をうちあけてしまいたいけれど あなたが消えてしまいそうで」 これは細坪さんの『雨の音』という歌ですが… 当時はこんな歌、まだ存在してなかったけど、まさにこんな気持ちを 重ねてきいてしまう。 長電話もしょっちゅう、何を話したか全く覚えてないけど、 「友達」として、つきあってくれてるんだ。 異性として好きだという部分を感じさせたら、去っていってしまう、 ずっとそんな気がしていた。 男ならこんなことができるのにな…というような愚痴を話したとき、 「それは男か女かは関係ない」といつも諭してくれる人だった 何かそういう目で物事を見ている人だった。 クリスマスに校内で催すイベントに、音楽バンドを募集して 何組か出ることになっていて(学校の講堂で) にわか高校生バンドだったけど、Aもバンドを組んでいた。 私に「キーボードで入ってくれへんか…」と誘ってもらったけど、 部活の方も、イベントと同時期にとても大事な演奏会を控えていたので 両方を真剣にはとりくめないと思って、 バンドの参加のほうは、断った。 彼のバンドの持ち歌の中に、オフコースの「思いのままに」があった これは『LIVE』という、1980年2月の新宿厚生年金会館での演奏で 間奏というのか、一旦終わりかけたと思わせて、 ベース音が続き、ドラムとエレキGのアレンジがとてもかっこいい1曲。 (82年の武道館ではやらないよ) 私が貸したテープを、彼がすごく気に入って選んでくれたのはうれしかった 誘ってくれたのに、一緒に演奏できなかったのは残念ではあるけど 自分で決めたことだから、後悔はしてない。 でもこの曲をきくと、当時のことを思い出すんだ… (つづく・かもしれない…) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[むかし話] カテゴリの最新記事
|
|