相川捕手がFAで読売に移籍したのですが、彼の人的補償に2年目の奥村選手が選ばれたことが議論を呼んでいるようですね。そういえば最初は外野手を取るのではという話になっていたような。そんな中ベースボールキングの記事を見て考えさせられるものがありました。
この記事の印象はいくら捕手が欲しかったからといって期待の若手野手を取られたことは将来的にしっぺ返しを食らう結果になるのでは・・・というものです。この記事では相川捕手を衰えの見える捕手と評価しており、この記事を書いた記者の方は相川捕手をそれほど評価していないようです。ただ私の見方としては、相川捕手を失ったことは決して軽くないと思っています。11・12年のヤクルトAクラスには彼の存在は欠かせないものでしたし、確かに中村悠平捕手を育てていましたが安定して1年働けるかどうか未知数ですから。だから井野捕手を獲得するという動きもあったのでしょうし。
どちらの球団も今年にかける思いは強いでしょうが、プレッシャーがかかるのは明らかに常勝を義務付けられている読売のほうでしょう。阿部選手がファーストに専念するというチーム事情もあり、だからこそリスクを負っても即戦力の捕手が欲しかったのでしょうから。奥村選手も期待通り成長してくれるかどうかは未知数ですし、こればっかりは今後の経過次第といったところでしょうね。
BBM2011 ヤクルトスワローズ UNBEATABLE PLAYERS of SWALLOWS No.IS6 相川亮二