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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2013年06月06日
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 去年の後半からLD-CHOいわゆる悪玉コレステロールの値が高いので薬を飲まされています。
 
以前高くなった時はつまみをやめたらすぐ下がったのですが、じわじわと悪化していたようです。

コレステロールの高いものはあまり食べないようにしていたので、何故上がっているのか原因があまりよく分かりません。

整形の薬とか皮膚科の薬とかも飲んでいて、一時は毎日の量が大変なことになってしまっていました。

どうも、そこら辺の影響しているんではないかと勝手に思っています。

薬の種類が多ければそれだけ副作用のリスクが大きくなるので、コレステロールの薬は出来るだけ飲みたくなかったのですが、そういう結末になってしまいました。

そんな時に出会った本がこの「コレステロールと中性脂肪で薬は飲むな」というやたらと長ったらしい名前の新書です。

著者は東海大学教授の大櫛陽一氏。

阪大大学院工学研究科卒で医者ではないようです。

この方は圧倒的な情報量をもとにした的確な分析を行っており、ある種爽快感さえ感じられます。

医者ではないことで、なんでも言えるということもあるかもしれません。

氏の主張の一部は下記のようなことです。

1.総コレステロールは高い方が長生きする
2.LDL男性の最適値は100~160mg/dl、女性の最適値は120mg/dl以上
3.コレステロールが高いと脳卒中にならない
4.高脂血症のほうが脳卒中にならない
5.低コレステロールは死亡率が上がる
6.中性脂肪は高くても死亡率に影響しない
7.メタボ検診は利益相反の結果

日本の常識では総コレステロールが高いのはよくない、LDLも高いのはよくないと言われています。

コレステロール値が高いとすぐ薬を処方されますが、これがとんでもないと言います。

欧米では女性のコレステロールが高くても薬を処方されることはありません。

なぜか。

総コレステロールは240~259mg/dlの群が最も死亡率が低い。

因みに日本動脈硬化化学会の基準は上限が220mg/dlです。

一般に言われていることとまるで違うではないかと思われると思います。

私も、この結果にびっくりしました。

特に女性は高くても死亡率が変わらないということには驚きました。

妻もコレステロールの薬を飲んでいますがこれは全く不要ということになります。

利益相反は聴きなれない言葉です。

北里大学のホームページの解説には次のように書かれています。

利益相反(Conflict of Interest)とは、外部との経済的な利益関係により公的研究で必要とされる「公正」かつ「適正」な判断が損なわれる、または損なわれるのではないかと第三者から懸念が表明されかねない事態のことを言います。

医学会委では、何かの委員会の委員が製薬会社から多額の寄付金をもらっているというのはよく聞かれる話です。

これにより、決定や判断が捻じ曲げられている可能性があるわけです。

また、厚生省からの製薬会社への天下りも日常茶飯事です。

これが何を意味するのか言うまでもないことですが、例えば基準が厳しくなるとそれだけ患者数が増え、患者が増えると薬の量が増えるという、まことにわかりやすい構図が出来上がるわけです。

私はこの本を読んで先月の20日からコレステロールの薬を飲むのをやめました。

今後どのような数値になるのか興味のある所です。

大櫛陽一著 「コレステロールと中性脂肪で薬は飲むな」 祥伝社新書 2008年11月5日 初版第1刷発行





 





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Last updated  2013年06月06日 22時32分04秒
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