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B級映画ジャケット美術館

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2021.04.30
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カテゴリ:オカルト映画
2218 呪怨/パンデミック -爆発感染- ディレクターズカット・エディション


※ジャケット(オモテ面)

【 スタッフ 】
・監  督  清水 崇
・脚  本  スティーヴン・サスコ
・プロデューサー サム・ライミ
       ロブ・タパート
       一瀬隆重
・撮  影  柳島克己
・美  術  斎藤岩男
・編  集  ジェフ・ペタンコート
・音  楽  クリストファー・ヤング
・配  給  ザナドゥー×
       エイベックス・エンタテインメント
・日本版主題歌 「End of This Way」宇野実彩子(AAA)
       Avex trax(吹替音声にのみ収録)

【 キャスト 】
・オーブリー……アンバー・タンブリン
        (恒松あゆみ/箕輪はるか)
・アリソン………アリエル・ケベル
        (小島幸子/近藤春菜)
・トリッシュ……ジェニファー・ビールス
        (幸田夏穂/まちゃまちゃ)
・イーソン………エディソン・チャン
        (平川大輔/あべこうじ)
・ミユキ…………宇野実彩子[AAA]
・レイシー………サラ・ローマー
        (世戸さおり/黒沢かずこ)
・ヴァネッサ……テレサ・パーマー
        (須藤絵里花/大島美幸)
・カリン…………サラ・ミシェル・ゲラー
        (水谷優子/村上知子)
ほか
(本編吹替担当/劇場版吹替担当)


※ジャケット(ウラ面)

【 仕 様 】
・型  番  ----
・製作年度  2006年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  THE GRUDGE 2
・発  売  エイベックス・マーケティング株式会社
・販 売 元  エイベックス・マーケティング株式会社
・提  供  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・日本版DVDチャプター監修 清水 崇
・制作協力  ----
・日本公開  2007年 全国劇場公開
・リリース  ----
・収  録  APPROX 本編 108分
・サ イ ズ  16: 9 LB ヴィスタ
・音  声  1.英 語 ドルビーデジタル
         5.1chサラウンド
       2.英 語 DTS 5.1chサラウンド
       3.日本語 ドルビーデジタル 2.0ch
       4.劇場版日本語 ドルビーデジタル
         2.0ch
       (特典映像:英語 ドルビーデジタル
       2.0ch,一部モノラル)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.吹替用字幕
・そ の 他  片面2層、MPEG-2、COLOR、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD VIDEO、レンタル専用
・映像特典  1.オリジナル予告
       2.日本版劇場予告
       3.日本版TV-SPOT


※ディスク

【 ジャケット 】
・オモテ面:究極の“呪怨”シリーズ最新・最恐作
        初めて明らかにされる
        おぞましき“伽椰子”誕生の秘密!
・ウラ面 :徹底的な恐怖描写で全世界を
      恐怖のパンデミック(爆発感染)に
      落とし入れたシリーズ最新作が、
      さらに過激なディレクターズカット
      (完全版)で登場!!

前作と対になるようなジャケットのデザインだ。オモテ面は、俊雄くんの眼から伽椰子さんが手を伸ばして位いる。でも、ちょっとチープな印象を受けるのは、マイナスだなぁ。何故だろ? 残念な仕上がりだ。(溜息)
ウラ面も、イマイチ。まるでC級ホラー映画のようなカンジだ。色調の問題かなぁ。
うーん、本編に較べると、ザンネンなジャケットだった。

【 感  想 】
「熟成した素材の調理の仕方」

「いまさら」と思いながらも、つい手をのばしてしまうのが、ホラー映画ファンの性である。(笑)  2本のオリジナルビデオから始まって劇場用映画からハリウッド版と世に送り出されて来たわけだが、やはり劇場映画1作目の完成度が高かったように思う。いろいろな意味でインパクトが強かった。

――カレンの事件から 2年。インターナショナル・ハイスクールに通う女子高生のヴァネッサ、みゆき、アリソンの 3人が、幽霊屋敷となったあの家に忍び込む。ヴァネッサには遊び半分の度胸試しだったが、アリソンは恐ろしい体験をする。
……というお話し。

そこで本作品である。前作品の反省を踏まえ、物語世界を米国にまで拡げ、且つかなり密度の濃い仕上がりになっている。然も、ヒットしたホラー映画を彷彿させる演出が随所に見られる点も興味深かった。
それと同時に、暗示する程度におさまっていたラストシーンの行方を明確に打ち出している。むしろラストシーンがテーマだと言える。それは『/パンデミック』というサブタイトルからも知れる通りである。ある意味で、これを最後にしようとする清水崇監督の気迫のようなものがうかがえる。(個人的にはもっと撮り続けてほしいが……) それが本作品に一種異様な雰囲気と迫力を与えている。

――カレンに依存する母親に頼まれて、妹のオーブリーが日本に遣って来る。カレンは恋人を焼き殺した上、病院に入院していた。しかし、何があったのか話しを聞く前に急に亡くなってしまう。
姉との確執を後悔するオーブリーは、ジャーナリストのイーソンの訪問を受ける。彼は、 3年前から、この家にまつわる事件を追っていた。
……という展開。

ただ、見終わった後、どうも監督も役者もイマイチ緊張感に欠けているような印象を受けた。禍々しさが薄れ、エンターテイメント化してしまったと言えば伝わるだろうか。脚本も演出も「こなれて」来ている。洗練されたと言っても、いい。
でも、『呪怨』のような映画の場合、洗練はマイナスだろう。本作品は、何度もビクリとさせられたが、暗闇が怖く感じられるシーンはなかった。土着的な恐ろしさが持ち味だっただけにそれが失われてしまったのは、ザンネン。コース料理で出される魚料理も美味しいが、薪で塩焼きにした魚を丸かじりする野趣の方が、個人的には好みだ。(アユなんか絶対にその方がウマイ)

――ジェイクは、同じフロアのフレミング家に娘が帰って来て以来、何かおかしなことが起きていることに気づく。娘のアリソンは日本の学校に通っていたはずだが、何か理由があって連れ戻されたらしい。やがて、ジェイクの不安は現実となり、彼の家も不協和音が響き始める。
……ということでクライマックスへ。

伽椰子さんの生い立ちも明かされ、新たな物語世界が拡がり、作品としては充実した一本だった。
それに、ジェイクの義理の母親トリッシュ役として、ジェニファー・ビールスが出演していて懐かしかった。私たち世代には『フラッシュダンス』は超有名作だ。映画は観ていなくても、誰もが主題歌を知っていたし、水をかぶるダンスシーンだけは観たことがあった。(ダンスシーンはスタンドインだったらしいけど) 青春時代を思い出してしまった。(汗)

ジェイクみたいに女子高生のお姉さんのベッドに飛び込みたいので、オススメ!(爆)


【 『呪怨』シリーズ 】
『2209 呪怨 [ビデオオリジナル版]』
『2210 呪怨2 [ビデオオリジナル版]』
『2211 呪怨 劇場版 [デラックス版]』
『2212 呪怨2 劇場版 [デラックス版]』
『2213 呪怨/白い老女』
『2214 呪怨/黒い少女』
『2215 呪怨/終わりの始まり』
『2216 呪怨/ザ・ファイナル』
『2173 貞子 VS 伽椰子』
『2217 THE JUON -呪怨- ディレクターズカット』

【 清水崇監督関連作品 】
『1365 バイオハザード/ヴェンデッタ [ブルーレイ+DVD]』

【 アンバー・タンブリン出演作品 】
『2154 ザ・リング』

【 テレサ・パーマー出演作品 】
『1226 ライト/オフ』
『0779 ベッドタイム・ストーリー [ブルーレイ]』
『0422 魔法使いの弟子』





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Last updated  2021.04.30 05:30:06
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