丹沢 蛭が岳
3年前の2016年に丹沢山と塔ノ岳に登りましたが、それ以来丹沢山系には行っていません。最高峰の蛭が岳には行きたかったのですが、疲れていたのと稜線を見て遠いと感じたので別の機会にしようとその時は思ったのでした。久しぶりの丹沢山系です。今回は最高峰蛭が岳です。ちなみに蛭が岳という名称ですが、古来ビル岳と言い、もともとは毘盧遮那仏(大日如来)からきたといわれています。嫌われ者のヒルではありません。(所説ありますが)360度の大展望が期待できます。蛭が岳へのルートはいろいろありますが、今回のルートは最短と思われる青根地区からのルートを選びました。登山口から黍殻山を目指し山頂手前を分岐、姫次を経由して蛭が岳というルートです。日帰りなので、往復9時間というところでしょうか。いつもの通り夜中の3時半に起床、お湯沸かしていろいろやってたら出発が5時近くになっちゃいました。国道16号をひた走り、道志道に入り、青根の登山口に着いたのは7時半ごろでした。道志道は途中の平丸トンネルが通行止めでした。でも迂回路があります。迂回路を使い再度道志道に戻りますが、もどる信号が登山口への信号で、道志道には戻らずそのまま進みます。林道を進むこと15分ほどで駐車スペースです。ゲートが開いていれば、その先にある駐車スペースまで行けるのですが、ゲートがしまっていたので、すぐ下の駐車スペースに車を置きました。4台程度は停められるでしょうか、ストックのグリップが写っちゃった。こちらは、林道の終わり近くにある駐車スペース。駐車スペースから二時間かけてやっと稜線に出ます。稜線に出た場所のすぐ下に避難小屋があったので、上からだけ見てみました。こんなところに良く作ったものです。小屋前はいくつかベンチもあったのでテン泊できそうな感じです。黍殻山避難小屋。さらに歩くこと約40分。姫次分岐、景色いいです。ちなみに姫次は、Mt.himetugiとありましたので、山名だったようです。名称の由来は平家の時代までさかのぼるので、調べてみてください。かわいそうなお話です。姫次から歩くこと約1時間45分。写真には撮ってないけど、木段が膝にキツイ。ゆっくりと休み休み上がっていきます。すばらしい展望。蛭が岳山荘。檜洞丸、青が岳山荘も見えてます。南アルプス、真っ白ですね。湘南から東京までくっきり。山頂はマイナス5度くらいでしょうか。息が白く、じっとしていると寒さが染みてきます。あたたかいコーヒーとパンで食事をしましたが、しばらくするとシンシンとしてきます。風が冷たい。30分ほど休憩した後、下山しました。往復8時間でした。いやあ、和名倉山より疲れた。足にきて何度か痙攣しそうになりました。体力的には大丈夫でしたが、膝裏がいたくなりました。この山域は、登りごたえがあります。また大展望に恵まれていますので、お金があれば山小屋に泊ってのんびりと景色を満喫するのが本当はいいのかもしれません。でも、お金がないので日帰りしかできません。テン泊できるところもないしというか、丹沢は基本テン泊禁止なのでは。避難小屋はあるけれど、あくまでも避難小屋なので。今回行ってよかったです。次の日、久しぶりに筋肉痛になりましたが、気分は爽快でずっと余韻に浸っていましたね。おわり。