テーマ:政治について(19787)
カテゴリ:政策について
サンデープロジェクトの石破防衛大臣。 なかなかわかりやすいですねー。 今まで防衛オタクのイメージが強かったけれど(笑)。
テロ特措法に基づいて、自衛隊によるインド洋での給油活動を行ってきましたが、ついに11月1日に法律の期限を迎えます。 この法律の期限が来るたびに、一年、又は二年の延長をし、期限がが延長されるたびに、基本計画はすでに国会で承認されているので、再承認は必要ないと国会承認は行われませんでした。 現状では、参議院で多数を占める野党が反対の立場を維持しているため、参議院で法案の延長は否決され、衆議院の再議決が必要な状況です。 衆議院で法案を可決し、野党が過半数を握る参議院がそれを否決しても、衆議院が三分の二の再議決をすれば法律そのものは成立します。 しかし、この法律の成立だけでは給油活動を継続することはできません。 現行のテロ特措法はいわばメニューのようなもので、このメニューの中から選んだ活動を自衛隊が開始してから二十日以内に、その活動を『国会が承認』しなければなりません。 つまり衆議院と参議院のそれぞれの過半数による承認が必要なのです。 参議院が否決しても衆議院の三分の二で再議決できるという規定は国会承認にはありません。 すなわちこの『国会が承認』が越えられない壁となります。 野党が過半数を握る参議院は給油活動を承認しないため、仮に再びテロ特措法が国会で成立しても、給油活動を再開することは事実上できないようです。 そこで自民党から”給油給水に限った”新しい法律「新法」が提示されています。 「新法」は、現行法のように活動のメニューを提示するのではなく、最初からインド洋上の給油給水のみを認め、法案の成立イコール国会承認であるという考え方をとります。 『国会が承認は不要』の法律です。 このような背景で『国会が承認の有無』が争点になっているのです。 現行法では、自衛隊を動かすために両院の承認が必要であるのに対し、自民党が提示している「新法」では衆議院の再議決だけで自衛隊を動かすことができるようになります。 シビリアンコントロールが弱まります。 私見としてですが、、、、、こと自衛隊を動かす法律については今回の『国会が承認』は必要だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[政策について] カテゴリの最新記事
|
|