カテゴリ:つれづれなるままに
名古屋・広小路通の改修イメージ図 名古屋のオフィス街(広小路通の栄-伏見間)約800メートルの車道を4車線から2車線に減らし、歩道を広げ”せせらぎ”をつくる構想があります。 歴史的に広小路通は、大正時代になり、花柳界、カフェ、映画演劇が進出し、歓楽、娯楽性も備えた一大繁華街となりました。 戦後、いち早く復興した街並みの両側には、屋台が並び、賑わいと活況が戻りました。 その広小路通に、昭和32年の名古屋駅と栄町の間の地下鉄開通の頃から変化が訪れました。 地下鉄開通と同時に地下街が造られ、広小路通の人の流れは地下に吸収されていきました。 また、栄と笹島の間の市電が昭和46年に廃止され、名物の屋台も同48年に姿を消しました。 屋台や商店が並ぶ通りを人々がそぞろ歩いた姿を再現させようというのが「広小路ルネサンス」です。 広小路誕生350年となる2010(H22)年までに完成させたい意向だそうです。 名古屋市は、「広小路通」の車線を減らして歩道を拡幅する道路整備費として13億円支出する計画です。 さらには、2010(H22)年以降の第2期計画として、中村区笹島から中区東新町までの約2700メートル、すなわち「残りの区間(約1900メートル)の追加工事も予定されているそうです。 松原武久名古屋市長は「残りの区間(約1900メートル)の路線整備構想を2010年にとりまとめたい」と今後の方針を示しています。 名古屋市の構想としては、昔ながらにそぞろ歩きを楽しんでもらい、さらには、名駅地区から栄地区までの動線をつくりたいというのが狙いなのであろう。 しかし残念ながら、この通りに歩くほどの価値があるスポットがない。 人を呼び込める仕組み(ブランドショップ街などの一大モール)が必要で、ハコモノだけ作ってもまったく意味がないと思う。 また、愛知県警からも渋滞、自転車の通行、荷捌き、災害時の対応の4点を指摘されてしまった。 タクシー協会からも反対意見が出されている。 そもそもこの計画は、歩道を広げる話ばかりが先行して、全体的な街づくりの計画が具体的に示されていないようです。 名古屋の今後の街づくりのあり方と整合性があるか検討が必要なようです。 私も名古屋に憩いの場がほしいと思います。 しかし、今のままの計画ではあまりにも魅力が足りない! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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