696892 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2004年11月17日
XML
カテゴリ:島・旅
八重山では、様々な種類のみるくさまを見かけます。
同じみるくさまと言っても、島や集落ごとに若干違うようです。


竹富島で



石垣島で


「みるく」は「弥勒」が沖縄方言に変化したものです。

弥勒は、釈迦入滅後56億7千万年後にこの世に出現し、
釈迦仏が救済しきれなかった衆生を救う来訪仏とされ、
弥勒信仰は、大乗仏教と共に中国経由日本にも伝わりました。

それが、元々沖縄にあった、海の彼方にあって神々が住むという楽土「ニライカナイ」信仰と結びつきました。
そしてみるくさまは、年に一度、楽土からみるく世をのせた神船に乗ってやってきて、
五穀豊穣をもたらす神と考えられるようになりました。
なお、波照間のパイパティローマ、与那国のはいどなんもニライカナイ信仰に類します。




↓経緯はこちらに詳しい
ミルク面とミロク信仰
パイパティローマ 楽園の島は何処だったのか?

---

「弥勒節」

大国ぬ弥勒 我が島にいもち
御掛き欲せみしょり 島ぬ主 
サンサン グヤーサーサーサー

弥勒世やいもち 遊ばばん遊び
踊らばん踊り御免しでむぬ
サンサン グヤーサーサーサー

弥勒世ぬしるし 十日越しぬ夜雨
掛きぐさいみしょり 御代ぬ記し
サンサン グヤーサーサーサー


「やらよう節」

ヨウ ヤラヨウ

今日ぬ日ぬ さにしゃや
ヤラヨウ ヤラヨウ

黄金日ぬ さにしゃや
ヤラヨウ ヤラヨウ

---

<大意>

「弥勒節」

大国の弥勒が我が島に参られました
どうかゆっくりと御逗留ください

弥勒世がやってきて、遊ぶときは遊び、
踊るときは踊りましょう
御許しも出ましたから

弥勒世のしるしは 十日越しの恵みの夜降る雨 
どうぞ御世のしるしを示してください

「やらよう節」

今日の日の嬉しさは
黄金の日の嬉しさです

※二揚げの曲です

---

竹富島種子取祭では、弥勒節の歌に促されて、
みるくさまが大勢のこどもたちを引き連れて現れます。
そしてシーザ(先輩=二才)4人によるシーザ踊りが奉納されて、
「やらよう節」で退場します。
みるくさまは、八重山では子だくさんのお母さんでもあるのです。


竹富島種子取祭で



携帯に着信すると目が光るんですよ・・・



<参考>「八重山古典民謡工工四 上巻」
    「琉球列島島うた紀行 第二集 八重山諸島・宮古列島」仲宗根幸市編著 琉球新報カルチャーセンター発行 
    「竹富島文庫1 種子取祭」狩俣恵一著 NPO法人たきどぅん発行 



www.iraqbodycount.orgwww.iraqbodycount.org
www.iraqbodycount.org





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年11月18日 16時35分37秒
コメント(4) | コメントを書く


PR

カレンダー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

島・旅

(67)

(16)

巨木

(6)

妖怪

(0)

イベント

(10)

散歩

(30)

(25)

映画

(10)

テレビ

(7)

音楽

(41)

食物

(10)

お気に入りブログ

清明(シーミー)でお… 穴沢ジョージさん

あやしいふるほんや… はるる!さん
幻泉館日録@楽天 幻泉館 主人さん
Dario piccolo Kijiさん
『梁塵秘抄』 また… CAT-Oさん

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.