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2020.08.12
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カテゴリ:キャラ紹介
ジブリ 風の谷のナウシカ

ナウシカは堤中納言物語「虫愛づる姫君」という短編集がモチーフなっている裏設定があります

簡単なあらすじです
まずは前編のあらすじです

ある所に虫が大好きで追っかけてばかりいる姫君がいました
普通でればこの作品が書かれた平安時代の若い娘が好む風流なモノといったら
花とか蝶々と相場が決まっているけれど
この姫君は気持ちの悪い毛虫なんかに執心している
この変人っぷりが物語のヒロインたるゆえん

容姿はもうそろそろ大人の入口に入りそうな年なのに
お歯黒をせず眉毛も剃らないで残っている(当時は眉毛は完全に剃ってしまうのが普通でした)

髪の毛も当時としては子供っぽく見える長い髪を耳にはさんで両サイドに分けている形
つまり社会に迎合する気がないのです
また性格的にも当時の女の子らしさである慎ましい様子なんて全くなく理屈っぽい人で
理路整然と周囲の人につっかかってばかりいました

そんなこんなで彼女は親や使用人に気持ち悪がられたり心配されたりされたりしていたのでした


ここから後半のあらすじとなります

ある時右馬の佐というイケメンのプレイボーイが姫君の噂を聞きつけて
何故か女装をして垣間見(当時は女の人を覗き見る事自体が嫌らしさを孕む恋の常とう手段だったそうです)をしに来ていました

それを知った姫君は恥ずかしくて隠れてしまいます
右馬の佐が和歌を送ると姫君はそこらへんのちり紙みたいなものに漢文で書いて返歌した(当時の常識では女の人は綺麗な紙に平仮名で和歌を書いていました)

これは面白い女だなあと右馬の佐が思ってそれからの二人の恋の予感を匂わせながら物語は終わります

注意してほしいのは、体面・外面に気をつかってなかった姫君が

男の登場でそれに自覚的になり恥ずかしがったりするところ
女を自覚することによってヒロイン(ヒーローの相手にたりえる存在)への舞台に上がったように見えます

10ページぐらいの話なのでぜひ読んで下さい
現代人が読んでも面白い物語です


(1):補足

「蝶めづる姫君」と「按察使の大納言の御むすめ」とあるのですが
このふたりは同一人物ではありません

「蝶愛づる姫君」の隣に住んでいた人が「按察使の大納言の御むすめ」にあたります

「蝶を愛するふつうの姫君」の隣に
「按察使の大納言の御むすめ」が住んでいて
この「御むすめ」が「虫愛づる姫君」なります





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最終更新日  2020.08.12 21:51:52



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