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テーマ:アニメあれこれ(26322)
カテゴリ:キャラ紹介
ワンピースのヤマトと大口真神
※ネタバレにはご注意ください 1020話でヤマトの能力が「イヌイヌの実 幻獣種 大口真神(オオクチノマカミ)」であることが判明しましたね ⚪大口真神 大口真神で思い浮かぶのはジブリ作品の「だまれ小僧!」の台詞でお馴染み「もののけ姫」のキャラクターのモロです モロは森を守る白い巨体の犬神ですがそのモデルが「大口真神(おおくちのまがみ)」でかつて日本に生息していた日本狼を神格化した存在です 大口真神を祭る神社というと埼玉県秩父市の三峯神社、東京都青梅市の武蔵御嶽(みたけ)神社などです そのご利益は道を極める武道や芸事をする人たちが己の技術や精神力を高める効用があると言われています また大口真神は猪や鹿から作物を守ってくれます そのためさまざまな災いから守る「魔除け」のご利益が強いと言われています モロのように人語を理解し人間の性質を見分ける力があると言われ獣からだけでなく人間の悪意や悪気からも守ってくれます ⚪また大和国(奈良県)では老狼が人を食い獰猛になったことで 「神」として崇められたケースもあります 日本書紀ではヤマトタケルとの伝説が語られています 日本神話の伝説として有名な「昼神」のエピソードがあります このエピソードは現在の長野県の昼神温泉の地方の伝説となります ⚪昼神温泉公式によると 大昔、ヤマトタケルノミコト(日本武尊)が東征の帰り途に伊那谷を通って園原の神坂峠へさしかかりました 非常に険しい峠であり越えるすべがありません ヤマトタケルも考え込んでしまいます その時に悪事をする山の神がヤマトタケルを苦しめるべく白鹿に化けて立ちはだかりました ヤマトタケルは怪しく感じて口に噛んでいた蒜(ヒル)を鹿に投げつけました それがちょうど鹿の目に当たりこれにより鹿は死んでしまいました 鹿が死んだと同時に濃霧が巻き起こって少し先すらも見えなくなります 困り果てたヤマトタケルの前に現れた一匹の白狗(これが大口真神と言われている)が現れて道に迷うタケルを里へ導いてくれたのです これ以来、 神坂越えには蒜を噛んで通ると妖気に打たれる事がないと言われるようになります この時の「蒜噛(ひるがみ)」が現在の「昼神」の語源になったという説があります これがヤマトタケルと大口真神の出会いとも言える伝説です この後、ヤマトタケルは大口真神に対してここに留まって人を助けるように伝えたと言われています 大口真神は後に魔除けとしての効果も高い存在として伝えられることになります ⚪真神 真神とは「本当の神」「真の神」「正式な神」「正しい神」などの意味を持っています 非常に格式の高い神様であり御神犬と神格化された理由も作物を守ってくれたからでしょう ⚪万葉集 すでに絶滅されるニホンオオカミですが万葉集には山にいて人間を襲うこともあったようです 大和国(奈良県)では真神原にいた老狼が人間を食べて獰猛になり神格化されました ⚪「大口のまかみの原に ふる雪はいたくなりそ家もあらなくに」-舎人娘子- 万葉集に記された詩はそれが元となっています 一度人間を襲ってしまうと肉食獣は「人=食物」と考えるようになり味を覚えると再び襲ってくることもあります ゴールデンカムイでも北海道の蝦夷狼が登場しており人間を殺した動物は悪い神になるという話をしています 元は狼は人をそこまで襲う動物でもありません しかし集落を襲うこともほとんどありませんが実際には村八分などで集落を追い出されて一人過ごす者を襲うことがあったのかもしれません ONE PIECE 101 (ジャンプコミックス) [ 尾田 栄一郎 ] [新品/あす楽]ワンピース ONE PIECE (1-105巻 最新刊) 全巻セット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.03.25 01:42:20
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