テーマ:政治について(20201)
カテゴリ:政治・経済
昨日の民主党代表選挙で、野田佳彦氏が逆転で海江田万里氏を破り、当選しました。民主党の代表選挙は、国会議員だけの投票であったためか、政策論議よりも単なる権力闘争の様相を見せており、なかでも小沢一郎氏の意向が選挙戦を左右するという、一国の首相を選ぶ過程としては、なんともおかしな展開でした。 これは、政権第1党の代表が首相になるという制度そのものにも問題がありますが、小沢氏の意向うんぬん・・・ということであれば、かつての自民党の派閥政治となんら、変わるところはなさそうですね。 ともあれ、代表に選出された野田氏ですが、前の二人が、単なる大金持ちのお坊っちゃん、信念がなく場当たり的だった市民運動家、であったのに比べると、幾分マシ・・かなと思われます。
自らをドジョウにたとえていますが、ドジョウはドジョウでも骨のあるドジョウであってほしいと思います。野田氏の代表任期は、来年9月まで、再来年には衆議院議員の任期が満了しますから解散総選挙となり、前途は多難です。 経済を回復させて、震災被害地を復興するという大きな任務もあります。今後の政策運営に注目です。 それにしても、カイエダ万里ならぬ、カイライ万里と揶揄され、小沢氏の意向のままに動こうとしていた海江田氏ではなく、野田氏を選出したということは、わずかながらも民主党に自浄作用が残っていたということでしょうか? これからの党役員人事と組閣人事にも注目です。
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