テーマ:年金制度はどうなるの?(331)
カテゴリ:企業・会社員
大学を卒業後、都内の会社に勤務して30数年が経ちました。僕は転職を一度もしていないので、今の勤務先一筋のサラリーマン生活を送ってきました。 そして、来年60歳を迎え定年退職となります。そんななか、人事部からの通達で、僕の勤務先が加入している厚生年金基金が解散することになったとのことです。 年金は、国が運用している「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」がありますが、さらに上乗せして「厚生年金基金」があったわけですが、このたびこの上乗せが無くなるということです。 実際にいくらくらい少なくなってしまうのかというと、あくまでもモデルケースだとのことですが、年額でだいたい13万円ほどだとのことです。 役員でもある人事部長は、この13万円をして「大した金額ではない・・・」というようなことを言っていましたが、そもそもの年間支給額は、平均で185万円ほどですから「大した金額でない」わけではありません。 13万円が185万円に占める割合は約7%となり、185万円が172万円になるのは、かなりの痛手です。 13万円が大した額ではないと思っているということは、この人事部長が沢山の報酬を貰っているだろうからで、その年金も大きな額になるからなんでしょうが、僕らのようなシモジモの社員とは感覚が違うようです。 それにしても、よりによって来年60歳になるという時期に厚生年金基金が解散になるとは、まったくもって運が悪いとしか言いようがありません。 こういう問題、つまり厚生年金基金の解散は誰かほかの人のせいにできるものでもないし、他人を恨んだりしても仕方ないし、どうしようもないですね。 しかしながら、13万円の減額を大した金額ではないと言う会社の上層部が、社員のことを真剣に考えてくれていないことだけは確かなことのようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[企業・会社員] カテゴリの最新記事
|
|