テーマ:読書(8578)
カテゴリ:読書
以前、有川 浩さんが書いた「図書館戦争」の全4巻を読みましたが、別冊もあるとのことで、読んでみました。 本編の図書館戦争もそうでしたが、この別冊も娘の推薦で読んでみたものです。 図書館戦争というのは、近未来の日本で、人権を侵害する表現を規制するためのメディア良化法という規則が制定され、その施行のためには武力を使っても良いという過激なものです。 一方で、図書館が書物の自由を守るという立場でメディア良化法に対抗しているという状態でのお話です。 主人公は笠原郁(かさはら いく)という若い女性で、彼女は図書館のほうにいて、頭脳はそれほどでもないのですが、運動能力はずば抜けていて、数々の困難にまっすぐに立ち向かっていきます。 さて、本編の全4巻で、その笠原郁と、教官だった堂上篤(どうじょう あつし)はお互いの恋を打ち明けて、付き合うようになりました。 そのラブラブぶりが、臆面もなく描写されているのが別冊図書館戦争の第1巻です。これはもう、完全に恋愛ラブラブ小説といっても良いと思います。 本編のエンディングストーリーで、郁と篤の新婚生活が描かれていたのですが、第1巻では、結婚前のアツアツの時期が描かれています。 なお、別冊の第2巻では笠原郁と堂上篤はもう結婚していますが、こちらの巻では、主人公の郁ではなく、郁の親友である柴崎麻子を中心とした物語となっています。 冷静沈着で、打算的なところもある美人の柴崎ですが、イマイチ素直になれない性格が邪魔をして、恋愛にまで至りません。 そんな柴崎ですが、ストーカーに連れ去れる事件があり、かねてより好意を抱いていた手塚というイケメン男性と結ばれることになります。 端的に言えば、別冊シリーズは恋愛もののハッピーエンド小説で、これはこれで和やかな気分になるので、良いのではないかと思います。 なお、今秋には映画の新作が公開されるようですが、さすがに還暦間近のおっさんが観に行くようなタイプのものではなさそうなので、どうしたものかと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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