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カテゴリ:読書
日本史が好きなので、歴史小説を読むことが多いのですが、たまには知的なというか、実用的な書物も読むことがあります。 ということで、今回は平林涼亮子さんという人が書いた「損しないのはどっち?」という本を読んでみました。 ところで、著者の平林亮子さんは、公認会計士です。その略歴をご紹介すると、1975年に千葉県で生まれ、お茶の水女子大に在学中に公認会計士試験に合格して大手の監査法人に勤務され、その後、独立しています。 なお、かつては「美人すぎる公認会計士」として話題になったこともあり、テレビ朝日のモーニングバードという番組に出演したりしていたそうです。 ちなみに、この本の表紙に「年収1000万円で10年働く人」「年収500万円で20年働く人」のどっちが損をしないのか?とあります。 個人的には、同じ収入であれば、長く働きたくないから「年収1000万円で10年働く」ほうを選びたいですね。 でも、その命題には税金や保険料など、給与から天引きされる金額が考慮されていません。 ということで、もろもろの控除金額を勘案すると「年収500万円で20年働く」ほうが損しないのだそうです。 このような疑問がこの本には40項目も記載されていて、たとえば、住宅を購入するときに住宅ローンを利用する場合としない場合の違い、退職金500万円とボーナス500万円で所得税はどう違うのか・・など誰でもが遭遇する問題が盛りだくさんです。 また、著者は介護施設の役員も務めているそうで、設問には介護に関するものもいくつか含まれています。 これから住宅を購入しようとする若い人から、ヒロくんのように退職間近の人、あるいは介護の問題を抱えている人などなど、幅広い人にとって有用な本だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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