テーマ:最近観た映画。(38924)
カテゴリ:映画・TV・音楽・芸術
新型コロナウイルスの感染については、緊急事態宣言やまん延防止等も解除され、またマスクの着用も緩和されてきました。
とはいえ、感染者が劇的に減少したわけではなく、むしろ増加している地域もあるようで、いつまでたっても安心できません。 そんななか、以前に録画しておいた映画を観ましたが、今回の映画は、日本を代表する映画監督である黒澤明監督の「乱」というものです。 この映画は、かなり以前にNHKのBS放送で放映されていたもので1985年に公開された日仏合作ということになっています。 そのストーリーですが、戦国大名である一文字秀虎(仲代達矢)は近隣の領主二人である藤巻(植木等)と綾部(田崎潤)を招いて巻き狩りを行います。 その際に居眠りをしてしまい、自分が衰えてきたことを自覚し、家督を長男の太郎(寺尾聰)に譲って一の城を与えます。 さらに、次男の次郎(根津甚八)、三男の三郎(隆大介)にはそれぞれ二の城、三の城を与えることにし、三人で力を合わせるようにと諭します。 ところが、三郎はいずれ兄弟で争うことになるだろうと言って、秀虎の勘気に触れて追放されてしまいます。 それから、一の城で長男の太郎と同居していた秀虎ですが、太郎と衝突して城を追い出され、三郎がいなくなった三の城に入りますが、そこに太郎と次郎の軍勢が押し寄せて三の城は落ちてしまいます。 その際に太郎は次郎の兵に討たれて戦死してしまい、次郎が実権を握ることになります。 混乱の中、正気を失った秀虎ですが、藤巻の婿となっていた三郎に助けられます。しかし、その三郎も次郎の兵に狙撃されて命を落としてしまいます。 何もかも失った秀虎もその場で悶絶して落命してしまうという結果になります。 ストーリーとしては、戦国時代の骨肉の争いを描いたもので、奥の深い作品になっていると思います。 壮大なスケールに圧倒された、まさに大作といえる作品で、改めて黒澤明監督の偉大さを感じた次第です。 なお、ほかに原田美枝子、宮崎美子、野村萬斎、井川比佐志、ピーター・・・など多くの人が出演していました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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