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カテゴリ:自己啓発系
【猿のごとく読み、人のごとく考える・その498・491冊目】 ・紹介する本 ・サノーさん一言コメント 「一流のジャーナリストにして、投資家である著者が挑む、運の存在と実体。新しい定義から生まれる対策」 【サノーさんおすすめ度★★★★★】 ・ウノーさん一言コメント 「運やツキは、非科学ではありません。でも、その本質を捉えることは、科学ではできません。観察と研究により浮かび上がる目に見えないチカラを学びます」 【ウノーさんおすすめ度★★★★★】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):「ツキ」や「運」に関する本は、つい手に取ってしまう。 ウノーさん(以下ウ):それだけ関心もありますし、なにしろウチの仕事に直結する「要素」ですので、その勉強はずっと続きます。 サ:「運について」の考察は、大きく分けると「最初からその存在があることは前提で、その本質に迫ろうとしている」タイプと「証明されていない領域であり、その存在を定義し、その利用方法を考える」タイプだ。 ウ:この本は、後者ですね。 サ:まず仮説として「運は、人生を大きく左右し、人間の手で操作・制御することが不可能に見える事象」だと定義して、それに対する考察が展開されている。 ウ:自分の内と外を世界だとして、それ対する「運」の役割や要素を解説しています。 サ:20年以上、1000人以上の人生を調べ、その「見えないもの」を文字によって見えるようにしていった作業には頭が下がる。 ウ:その研究から得た仮説は、「絶対に起こらないという事象は何もなく、あらゆることは起こり得る」という「世界の実態」です。 サ:そして、その仮説から「運を味方につけた人々の傾向」を抽出したわけだ。 ウ:運のよいとの5つの特徴として「社交性に富み」「直観力があり」「勇気がある」というのは、その表現以上に説得力があります。 サ:そして「ラチェット効果」と「悲観的推測」については、新しい発見となった。 ウ:ラチェット効果というのは、いち早く危険を察知し、その場から立ち去る能力です。 サ:予知とも受け取れる。状況が悪化する前に、状況を変化させるか、その場を離れる選択ができる人のことだ。 ウ:運がいい人は「悲観的推測に基づいて行動する」というのは、意外でした。ポジティブな感じではないんですね。 サ:「それは楽観的」という言葉の意味を誤解しているからだ。真の楽観主義者は「推測は悲観的」に行い、それに備える行動をとる。それは、左脳側の機能と言える。 ウ:全体的にみると、やっぱり「バランス」なんですよね。 サ:運のよい人とは、見える世界も、見えない世界も、相対的なバランスをとることができる人のことだ。 ウ:だから「左右対称」を、人は「美しい」と感じるのですね。 【了】
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最終更新日
2018年07月15日 09時02分50秒
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