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カテゴリ:ドキュメンタリー・ノンフィクション
【猿のごとく読み、人のごとく考える・その515・508冊目】 ・紹介する本 ・サノーさん一言コメント 「膨大な過去テータから抽出した、相場における傾向と対策。法則性から先回りした投資の実現を目指す」 【サノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・ウノーさん一言コメント 「人間のやることには、全て一定のリズムがあり、それはローテーションしています。その観点から読むと、ここに書かれた法則は、正しいのかも知れません」 【ウノーさんおすすめ度★★★☆☆】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):投資をしている人なら、誰でも考えることがある。 ウノーさん(以下ウ):「ああ、このあと上がるのか下がるのか、根拠のある予測はないのかな?」と様々なデータをあさって、様々な「根拠」を求めたくなります。 サ:それを「プロ」が、長い年月のデータを集計し、検討すると、今回のように一冊の本となり、売り物として書店な並ぶわけだ。 ウ:歴史は繰り返され、現在は過去からのつながりで成り立ってますから、「過去と同じような状況」で「上がったか下がったか」を確認することは、有効だと感じます。 サ:ここに書かれている「高確率で頼もしい9つの法則」は、そんなニーズに応えたものだ。 ウ:読んでみると、やっぱり「日本経済」は「アメリカ経済」と密着しているという「事実」に気が付きます。 サ:今回は「サイクル」という観点で分析しているから「期限」があるのが楽しい。 ウ:「アメリカが利上げを開始してから、平均7カ月後に為替はドル高・円安へと方向転換する」や「アメリカが利上げ期間に突入しても、利上げを開始してから平均2年3ヶ月後には、為替はドル安・円高へと転換する」という法則は、根拠を求める人には嬉しい「集計結果」です。 サ:この本にも書いてあるが、それは「長く激しい大ローテーション」と「短期で穏やかな小ローテーション」の循環によって「現実化」する。だから、上記の法則は「傾向」であっても、そのときのローテーションのポジションによって「成立」しなくなる。 ウ:凄く分かりやすく言うと、上記の法則をふまえた上で、大小のローテーションを検討し、現在の位置を正確に把握して、未来を予測する必要があるということです。 サ:それは、これらの「分析結果」が「法則」ではなく「傾向」であることを意味する。 ウ:過去はこういうことがあって、現在はこういう状態で、未来はこうなるかも、というのは、この「法則」でなくても通常の予測行為であり、それに対し今回の数値が「どのくらい有効」なのかは、自己判定となるということです。 サ:だが「アメリカで起きた変化」が「どのくらい後に、どのようなカタチとなって日本に現れるのか」を知っておくことは「素材」として有効だ。 ウ:確かに、なにもないよりは「心強い」です。 サ:その先は「自己判断」であり「自己責任」だ。これは投資に限ったことではない。 ウ:勉強もほどほどに、さっさと実践して鍛えなさい、ということですね。 【了】
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最終更新日
2018年08月01日 07時30分09秒
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