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カテゴリ:自己啓発系
【猿のごとく読み、人のごとく考える・その525・517冊目】 ・紹介する本 ・サノーさん一言コメント 「読む、劇薬。この本の表層だけを読むなら、読まない方がいい。著者の生き様と死に様を必ず確認する必要がある」 【サノーさんおすすめ度★★★★★】 ・ウノーさん一言コメント 「暑い夏を忘れるほど、アツくて強い言葉が心に響きます。読んだ後の複雑な感情を受け入れることが、この本の読み方です」 【ウノーさんおすすめ度★★★★★】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):この本も、紹介して良いものか、さんざん迷った一冊だ。 ウノーさん(以下ウ):ここに並んでいる言葉は、強く厳しく、自分の現状と過去の歩んできた道を「叱責」するようにも捉えられるからです。 サ:だから、この本だけ読むと、「誤解」してしまう人も多いだろう。 ウ:ウチもそうです。最初に読んだ後の違和感や虚無感は、禁じ得ませんでした。 サ:さらにアツイ言葉として「死ぬ気でやれよ、死なないから」と伝えておきながら、著者は47歳の若さで、この世を去った。 ウ:「あれ、死んじゃったの?死なないっていったのに」と、普通は思います。 サ:だが、この「杉村太郎」を学び、知ると、その「事実」は、ごく一部であり、また、それが、この本に書かれている内容を受け入れられない理由とはならない。 ウ:エリートサラリーマンでCDデビュー、起業し、ベストセラー作家になったあと、教え子の死にショックを受け、ハーバード大学へ留学。卒業後、さらビジネスが加速、加熱するタイミングで「原発不明がん」で、この世を去ったんですね。 サ:その姿は「真剣そのもの」で、その人から発せられた言葉は、コトダマとなって、いまも生き続けている。 ウ:伝えようとしたもの、実現しようとした「世界」は、「濃密な人生」を生きることの意味を体現しています。 サ:だからこそ、この本を読んで「厳しい」「自分の目指す幸福とは違う」という「浅い判断」は回避して欲しい。 ウ:せめて、判断の前に、遺された奥さんが書いた『杉村太郎、愛とその死』を読むか、無料でドキュメンタリー映画として公開されているから、それを観てみることをオススメします。 サ:そのうえで、自分で受け入れるべきこと、受け入れるべきではないことを検討し、書き留めることが必要だ。 ウ:でないと、「アツイ コトバ」に焼かれることになます。 サ:自分が自分に対して負うべき責任、人に対して負うべき責任、社会に対して負うべき責任を考えるとき、この著者が遺した「教え」は役に立つ。 ウ:そして、自分の生き様と死に様を想う時も、この本は役に立ちます。 【了】
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最終更新日
2018年08月11日 07時57分28秒
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