221871 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2018年08月23日
XML
【猿のごとく読み、人のごとく考える・その537・529冊目】
 
・紹介する本
 
・サノーさん一言コメント
「勝ち続ける方程式は存在するのか?天才たちが挑んだスリリングな検証が、神の見えざる手の実態に迫る」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
 
・ウノーさん一言コメント
「必勝法は、無数に存在します。でも、絶対的な方法が発見されたなら、それはそのゲームが終わることを意味しています」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
 
・サノーさん、ウノーさん読書会
 
サノーさん(以下サ):舞台はアメリカ大手の電話会社AT&T、物語はマサチューセッツ工科大学の天才教授であるクロード・シャノンのもとに、数学教師だったエドワード・ソープが訪れたところから動き出す。
 
ウノーさん(以下ウ):訪問の目的は「ブラックジャック必勝法」です。
 
サ:普通、バカバカしいと思う「研究テーマ」も、天才には興味あるテーマとなる。
 
ウ:でも、天才と言えどなかなかの「難易度」だったみたいで、研究は「シャノンの次に天才」だと言われたジョン・L・ケリーが受け継いで研究を進めたんですね。
 
サ:そして「ケリーの公式」という「論文」が出来上がった。
 
ウ:これは「オッズと掛け金の公式」を導きだし、後にソープが書いた『ディーラーをやっつけろ!』という「ブラックジャック必勝本」の元ネタとなるわけです。
 
サ:この本は売れた。「全て勝つ」のではなく「全体として勝つ」という結果を得られ「確立が高まる」という実績を出したからだ。
 
ウ:これにとどまらず「さらなる大儲け」を目指したのが「株取引のゲーム」でした。
 
サ:天才教授・シャノンは、28年間のポートフォリオ収益で平均年28%を現実化した。
 
ウ:ここで論争が巻き起こります。果たして「投資に方程式はあるのか」というテーマです。
 
サ:それに対する「天才たち」の執念、探求心の凄さに圧倒される。
 
ウ:理論展開については「これを理解できる人がどのくらいいるのかしら?」という難しさです。
 
サ:後半の焦点は「再現性」となる。「公式」が果たして「全てのケースで通用するのか」を証明できるか否かが「必勝法」が存在するか否かの検討と直結する。
 
ウ:もちろん「必勝法」ではなく「攻略法」としては成立しているのですが、それを譲らないのが「研究者」という「人種」のようです。
 
サ:ノウハウを得るというよりは、冒険小説を読む感覚のほうが近い。
 
ウ:頭の良い人の発想に驚くのは、楽しい体験だと思います。
 
【了】





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018年08月23日 08時38分45秒
コメント(0) | コメントを書く
[ドキュメンタリー・ノンフィクション] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.