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カテゴリ:ドキュメンタリー・ノンフィクション
【猿のごとく読み、人のごとく考える・その538・530冊目】 ・紹介する本 ・サノーさん一言コメント 「10年前に書かれた10年先を読む投資の話。現在という結果から、その内容を検討する」 【サノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・ウノーさん一言コメント 「投資を身近に感じ、少しずつ始めるための方法と仕組みへの理解となります。堅実かつ現実的な手段を学びます」 【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):「投資」については、正解というものは存在せず、ただ「結果」だけが、その選択肢の整合性を証明する。 ウノーさん(以下ウ):だからこそ「感情」が大切です。自分の感情を理解し、上手に扱える人が「総合的」に「プラス」となります。 サ:その点において、この著書が展開する「さわかみ投信」は「よい回答」だと判断できる。 ウ:この本は10年前にファンドの指針を著したものですが、現在もファンドのスタイルは変わることなく、また「長期投資」においての実績があります。 サ:「ごきげん投資」という「感情」の作用を理解したうえでの表現も的確だと思う。 ウ:「すぐに、ガツンと儲かる」というのは求心力が凄いですが、単にそのときの「感情」に踊らされているだけです。 サ:その感情を切り離したうえで「短期」ではなく「長期」、「急成長」ではなく「安定運営」という「原理原則」から、ファンドの在り方、投資の在り方を提唱している。 ウ:「投資」は「社会貢献」であるという感覚も、重要な点です。 サ:株価チャートではなく、その投資先がどういう会社で、どういう仕事をして、世の中にとって、どう有益なのかを考える。その上で、全体の利益を目指す会社を応援するという図式は、本来の「資本主義」が目指した「あるべき姿」に近い。 ウ:そして「ほったらかし」という「行動」です。株価は、様々な要因で上下するわけで、それを追いかけていては「迷うばかり」です。 サ:だから「長期」なわけだ。長い期間を前提として、「短期」で下がっても上がっても反応せず、本当に適正な収益が得られるタイミングで取引を行う。 ウ:でも、これが、難易度が高い。なぜかというと「感情」が入るからです。 サ:「もっと儲けたい」「損したくない」「安心したい」それらの感情が、判断を鈍らせ、タイミングを見失ってしまう。 ウ:そこで「ファンド」という手段なんですね。自分の感情ではなく、「プロ」に任せてしまうという選択肢です。 サ:その「プロ」を選ぶためにも、読んでおくべき一冊だと思う。 【了】
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最終更新日
2018年08月24日 08時26分20秒
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