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【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

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2018年08月28日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その542・534冊目】
     
・紹介する本
     
・サノーさん一言コメント
「今や大ベストセラー作家となった著者の直木賞受賞作品。意地と夢が交錯するなかで、リアリティーが光る一作」
【サノーさんおすすめ度★★★★☆】
     
・ウノーさん一言コメント
「大人は働きます。そして失敗と成功を繰り返しながら、仕事をやり遂げるのです。夢が希望へと変わるプロセスを学びます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
      
・サノーさん、ウノーさん読書会
   
サノーさん(以下サ):だいぶ流行からは遅れたが、池井戸作品を読ませていただいている。
    
ウノーさん(以下ウ):さすがの面白さ、というか、完成度の高さに唸っています。
   
サ:正直、読む前は「日本社会的ファンタジー」で「大人の寓話」の印象があったが、それではこれほどの「大人気」になるわけなかったな。
   
ウ:しっかりした「取材」と「考証」を元に、「現実感」を育てています。
    
サ:「サラリーマン像」「おじさん像」が、ここまでリアルに描け、共感を得られるのは、著者の経験もあると思うが、やっぱり「才能」としか言えない。
   
ウ:似たような作品は「ジャンル」として確立するほどたくさんありますが、突出しているのは「違いを生む違い」があるからです。
  
サ:「生々しい、やりとり」や「夢と現実との葛藤」は、他の著者と比較して圧倒している「差」だと確認できる。
   
ウ:題材の良さも、本当に素晴らしいです。
   
サ:この作品では「宇宙開発」と「下町の零細工場(こうば)」という、普通は結び付かない素材が、見事に調理され、読み手に感情移入させる。
  
ウ:どの中小企業の社長さんも「特許を20億円で売ってほしい」と言われてみたいですし、それを断って「宇宙開発の一員として参加する」と言ってみたいものです。
  
サ:もちろん、支持しているのは社長だけではない。日本で働く多くの人は、矛盾を抱え、葛藤する主人公の姿に、自分の仕事、自分の生き方を重ね、前に進む勇気をもらっている。
  
ウ:今まで、池井戸作品を原作として大ヒットした「映画」や「ドラマ」は全くみてないのですが、ちょっと観てみたくなりました。
   
サ:まあ、その前に原作を全部読んでからだ。
  
ウ:そうですね。原作だけの魅力がありますから
  
【了】





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最終更新日  2018年08月28日 08時24分22秒
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