カテゴリ:日記
平成29年1月20日(金) 午前5時起床。曇り時々晴れ。一時霙交じりの時雨がありました。雪の舞うのは久しぶりでした。終日、強い北西の風でした。大寒は斯くの如し。写真は、それでも春の水仙です。拙宅梅林の中に可憐の姿でした。 終日、もっぱら役員用の会議室に缶詰。来年度に向けた最終の詰めでした。進捗は思いのほかでした。明日も休日出勤して終日の予定でしたが、その必要がなくなりました。財務の手腕というか、整理が効いていてよかったです。部屋は5階、西向きの角でした。午後、陽が傾くにつれ、差し込む日足が伸びてきてきました。終いには背中に。暖房とも相まってポカポカ。Yシャツ姿になりました。 途中、休憩の入って、外を眺めやりました。強風、時折風花の舞う天気に、ふと昔のことを思い出しました。若い時分、営業だった私は番匠川河口のアサリ漁に関係していました。河口の干潟は好漁場でした。年間100トンの水揚げを記録、それを生業の漁師が20人ほどいました。ある年、資源が枯渇。その原因調査と対策を講じることが私の仕事でした。詳細は次の機会に譲ることとして、思い出したのはその年大寒に海へ入ったことです。ウエットスーツを着、漁船の曳くポンプ漕ぎ(アサリ漁法の一つ)の爪につかまってのことでした。水中カメラを沈め、モニターに映すようなことは予算の関係で能わずの時代でした。ホースの口から吐き出される海水が砂地を攪拌しているかどうか、担当者の目で確認する必要があったのでした。要領を得ず、時間を費やしました。当日が今日と同じような天気なのでした。海から上がってとても寒かったです。60年近い人生で、顎が震えました。ガクガクなったのはこの時が最初で最後でした。 閑話休題、会社が引けて、絶好の飲み日和。でも多治見の兄弟がラーメンを我慢中です。わたしも暖簾の誘惑を振り払いました。いつものスーパーへ寄りました。しばらく刺身から遠ざかっていました。よし、今夜は鰺刺だ。寒く、大風も吹くのでランは無し。早速刺身に取りかかりました。どうですか、この鮮度。10尾が200円ですよ、200円。 妻はコーラスに出かけました。一人で全部平らげました。流したのはパック酒の燗。甘露が底を突いての仕儀です。それでもいい気色にはなりました。 小鰺と一緒にアマダイの一夜干しを買いました。甘塩が打ってありました。どうですか、このイエローライン。綺麗でしょう。白身がとても上品な味でした。 今夜のNHKFM、古楽・注目の公演、4夜目はラルペッジャータ。曲目は17世紀イタリアの作曲家カヴァルリの歌劇からでした。演者も曲も始めてでしたが、夜の静寂にいい感じでした。 次いでAmazonプライムで映画「そこのみにて光輝く」を。函館が舞台でした。懐かしい風景がたくさん出てきました。七重浜、大森浜、市電・・・。原作は佐藤泰志。脚本によりストーリーは随分変わっていましたが、いい仕立てでした。10点満点中9点。問題作ではあります。 あれっ、まだ飲んでいる。 今日の一句 水仙が大寒に咲く日和かな 今日の写真はおこぼれにあずかるトラです。妻が先日「魚の身はあまりよくないわよ」と話したことを、与えた後で思い出しました。本当かいな。おいトラ、おまえ、ネコカリばかりでは面白くないよな、なっ、そうだろう?
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