カテゴリ:人の話
Monday,June 17,2019 午前4時起床。晴れ。 朝のうち、ぼんやり書斎で本を読んでいて、電話がありました。地域おこし協力隊のNさんからでした。彼女、来年3月に3年間の任期を終えます。その後もこのまちに住み続けるようです。シェアハウスの開業を目指しています。宿泊客は大学生や外国人のバックパッカーを想定だそうです。以前、ワーキングホリデー制度を活用、オーストラリアに暮らしたことがあり、英語ペラペラ。都会には簡易宿泊施設が増えてきたけれど、佐伯のような所にはそれがなく、お金のない訪問者に気持ちのいい宿を提供したいと話してくれました。素泊まりの料金は2ラーに満たず、朝食も1ラー以下に抑えたいとのこと。彼女を昨年の年度初めに知りました。部下の海外出張に通訳を兼ねて同行してもらうことが何回かあったのです。私は退職直前、彼女の夢を知りました。物件を借り、リフォームしての計画を打ち明けられ、ならばと少しの材ならあげるよ、安請け合いをしました。ということで、今日、建築士兼大工の二人を連れてやって来るというのでした。24時間暇人間です。二つ返事、いらっしゃい!写真は物色した材料を置いてある拙宅近所の某製材所です。彼女たちは、そこの社長と意気投合、板の1枚、柱の1本、いつでも持ってけ、話がつきました。拙宅にはたいしたストック無し。先日製材した大きなテーブル板なんぞをお祝いにあげようか。 午後、母を連れてNのAちゃん(80代の女性)の見舞いに。母は彼女が入院していたことを知らず終い。退院の連絡を受けて、訪ねることになったのです。年上なのにちゃん付けは可笑しいのですが、親戚の皆がそう呼ぶので、私もそうさせて貰います。Aちゃんはイチゴ農家に嫁しました。主人はおっとりの坊ちゃんでした。遊び人では無かったのですが、農業に身が入らず、の感じでした。Aちゃんがとても苦労したことを道々、母が独り言のよう、呟きました。私がまだ若い頃、Aちゃんの旦那さんが農業者グループの皆とドイツを視察したこと、ベルリンの壁崩壊に行き遇わせたこと等を話してくれたことを覚えています。その彼が直後、50歳くらいだったか、急に心臓の痛みを訴え、病院へ運ばれました。その日に亡くなりました。Nの家は遠い親戚です。会葬しました。葬式は斎場ではなく自宅で、でした。遺骨の入った箱に白の晒しを巻き付け、伸びた片方を近親者が手に手に掴み、近くの墓地まで首を垂れて歩いて行きました。家の庭を出るとき、まさにその時でした。見送るAちゃんが 「とうちゃん!」 泣きながらその箱に縋りつきました。見るに堪えませんでした。涙を誘いました。葬儀を手伝いに来た近所の奥さんたちに促され、引き離されるよう、遺骨を見送る光景は今も目に焼き付いています。 今日、母と見舞ったAちゃんは元気そうでした。母が昔話を長引かせそうでした。今度、母を訪ねるからと言うAちゃんの一言を潮に辞しました。 家に帰り、さてと、散歩するか。 「あなた、網戸の張替はいつしてくれるの?」 そうでした。忘れていました。この作業、回数をこなすと、上手になります。Youtubeにはテクニックを解説の動画が幾つもあり、助かります。軽トラの荷台がちょうどよい高さ。取り敢えず穴の空いた2枚をチャチャッ。始末しました。もう2枚、トラの爪に穴の空きかかったのがありましたが、それはまた次回。手にした庖丁は研ぎ上げています。カッターナイフのような切れ味です。 夕刻、散歩を90分。途中、少しジョグを混ぜました。家に戻ったら 「あなた、野菜に水を遣って頂戴」 短パンに汗をかいていました。蚊に刺されました。掻いていたら隣のおばちゃんが鮮度抜群のイサキをくれました。刺身にしようか、迷いました。面倒臭い。腹を出して、塩を打つの図。1晩か2晩寝かせることにしました。 次の写真はイサキの精巣です。半分をトラに、半分にポン酢を垂らして焼酎の当てに。いい感じでした。 こちらはキャベツのサラダ。先日、父の日に娘が送って寄こしたホワイトツナのオリーブオイル漬けを和えています。美味しかった。 晩酌をしながら録画した大学野球選手権を観戦。判官贔屓、仏教大を応援しました。残念な結果に終わりました。余談です。大学スポーツに限っていえば、私、首都圏に立地の学校は応援したくありません。地方の肩を持ちます。秋の大会はどこぞの田舎大学が東京六大学の代表をきりきり舞いさせて欲しいです。 今日の一句 昼下がり老女の声が朧なり 今日のラン なし 今日の酒 三楽ロック3合 今日の写真は乾涸らびたイモリです。薪横に乾いていました。アニメ「千と千尋の神隠し」に出てくるような感じです。 おまけはストロベリームーン。上手く撮せませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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