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Wednesday, December 16, 2020 晴れ 7.9℃ 0.3℃ 午前4時起床。夜明けは風が幾分弱まります。今日もそうでした。が、日中は北西が吹き通しました。寒かったです。調べて亮さんの住む釧路は-0.4℃の-10.1℃、こよなくさんと陛下の暮らす夕張郡は-6.1℃の-9.5℃、しかも積雪69㎝です。真冬日だ。比較にならぬ寒さです。 今日も終日書斎に過ごしました。妻は野暮用(コーラス・実家)で出かけて不在。午前、午後と2回、独りのお茶をしました。六花亭のカステラがいい感じでした。 読書と音楽。新潮現代文学80巻は第31巻までやってきました。福永武彦です。「忘却の河」と「海市」。何れも長編です。福永は名を知るだけの作家、読んだことはありません。前者を読み始めて、私にはどうもいけません。フランス文学者の散文的小説は以前から向きが悪かった。今日のそれにも馴染めません。新聞の記事、10行を読んで面白くなければ、その記事は読む人にとって無意味、というようなことを聞いたことがあります。全集読破という満足感を得るためだけに不向きの分厚い本のページを捲るのは如何なものか、自問しながらでした。 本に倦き、音楽を聴きながら焼き芋をこさえました。前にも紹介しましたが、これが拙宅の焼き芋鍋です。ブリキ製の簡単な仕様です。価格は確か1ラーほどだったかと。洗った芋を並べました。 薪ストーブの熾火を七輪に入れ、これを掛けます。 火加減にも依りますが40分ほどで蓋を開け、芋を180°回転させます。反転、上を下に、です。更に40分経つとこんな感じです。水分が跳び、皮が分離、ところどころに甘み成分の汁が滲み出ています。 割ってホクホク。 皮がペロリ剥けます。どうですか、このねっとり感。食べて大げさですが蜜のような甘さです。これをこさえると、安上がりの妻は菓子店でケーキを買わずに済みます。 さてと、陽の傾いたことだし、寒いけどサイクリングをしようか。防寒ウェアに着替えました。強い北風の中、青山・岸河内往復コースをやっつけました。向かい風・横風に難儀。追い風になると時速40km近くのスピードです。道路の凹凸に要注意でした。段差に気づかずハンドルに体重を掛けたままだと、最悪、衝撃で手が離れ転んでしまいます。写真は小島付近の市道です。中央の彼方は霊峰尺間山です。 西日に私の影が伸びました。 輪行1時間、寒さに少し汗ばんだだけでした。帰宅して風呂。芋焼酎のお湯割りをこさえ、嘗めて暖まりました。今日の当てはロールキャベツとこれ、紅しぐれ大根です。親方に貰ったものは全てサラダにして食べました。親方、まだある? 以下無用のことながら NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」を見ました。取材対象は東京・青山にあるイタリアンレストラン「プリズマ」。シェフ斎藤智史氏のポリシーを紹介でした。1日に4組の客のみ。前菜からデザートまで独りで賄う厨房をカメラが捉えていきました。画面に「ギリギリが扉を開ける」「崖っぷちで集中力こそが限界を打ち破る」という字幕が流れました。画面の変わり、幾人かのイタリアンシェフが登場、彼を真似できない、お手上げだ、という意味のインタビューも。ネットで調べたら一人あたりの料金は60ラー~70ラーが相場のようです。入ってみたい気もしますが、先ずは着ていく服に困る杣夫です。 今日の一句 焼き芋や蜜の味して冬景色 今日のラン サイクリング30km 今日の酒 芋焼酎お湯割り正味3勺 赤ワイングラス3 今日の音楽 シベリウス フィンランディア 交響曲第4番 第5番 シベリウス 交響曲第6番 第7番 タピオラ 以上 カラヤン フィルハーモニア管 今日の写真は木立小学校の遠景です。午前、知人宛の葉書を出しに近くのポストへ散歩途中、パチリ。手前左の木は葉を落としていますが、宿木は猶元気です。さてもの校舎、私の通った折(50年あまり前)は木造でした。娘息子は同じ場所に建て替えた鉄筋コンクリートの校舎へ通学。10年あまり前、それも老朽化、取り壊されて改築。歳をとると言うことはこういうことでもあります。
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