カテゴリ:日記
Thursday, September 8, 2022 晴れ 南南西の風平均風速2.2 28.4℃ 20.9℃ 午前5時起床。写真は手に取った吉村昭「落日の宴・勘定奉行川路聖謨(としあきら)」(上・下)です。歴史の授業で習うプチャーチンが登場します。読み始め没頭。あっという間、出勤時刻になりました。後ろ髪を引かれる思いで栞を挟みました。 午前7時半出社、午後5時半退社。 帰りにいつものスーパーへ寄りました。鮮魚の棚には豆アジと剣先のみ。刺身用の鯵はありませんでした。4尾入りの梭子魚(かます)パックを買いました。1/3ラーでした(「ラー」とは岐阜県多治見市のごく一部、ラーメン命のおっさんグループ内にのみ流通するディープな通貨の単位です。ちなみにレートは1ラー=600円の固定相場)。帰宅して塩を打ち、焼きました。これで今夜の当ては十分。写真を失念。夜のお勤め、メインはこれでした。毎度自慢ばかりですが、ピーマンやパプリカは自家製です。 前後します。梭子魚に塩を打つ前、サイクリングの格好に着替えました。畑野浦峠を攻めて太腿パンパン。短い時間でしたが、いい練習になりました。 週も後半になるとネタ切れです。写真は届いた酔散学部の同窓会誌です。表紙は練習船うしお丸の命名・進水式写真でした。 ところで、このところ、これが送られてくるたび、自分が歳を取ったなぁという感慨を覚えます。母校は基本、勉強好きの卒業生が教壇に立ちます。私は昭和56年卒業でして、学年の上下数年、ダブった連中の中にも教鞭を執る知った顔がありました。その彼ら、ここ数年、この会誌に退官挨拶を載せているのです。さらにです、末のページには物故者の欄があり、友人知人の名もちらほら見かけるようになりました。寂しい限りです。 あっ、会誌はその手の内容ばかりではありません。今号は、半分以上のページを割いて院生の研究紹介がありました。折角ですからそれを以下に列記。ミズダコの表皮を対象にした擬態の研究、北極海における二酸化炭素吸収量の研究、魚はなぜ群れるのかという研究、サケ科魚類における遡河能力流下回避能力の研究、宗八カレイの捕食とエネルギー代謝に関する研究、養殖生け簀内の魚群行動に関する研究、竹麦魚(ほうぼう)の海洋生態解明に関する研究、クラゲを利用した海洋モニタリングに関する研究、海藻をレトルト化した際の栄養成分変化に関する研究、メバルの膀胱内尿に含まれるタンパク質の解明に関する研究、北海道内に生息するクローンドジョウの研究、チョウザメの産卵を促すホルモンの研究、同魚の成分を活用したヒトの軟骨疾患医療に関する研究、加工食品中の微生物殺菌に関する研究、海洋細菌ビブリオ科のゲノム解析に関する研究、アオコの繁殖を抑える研究、地球温暖化がコンブ生育に与える影響に関する研究。17人の紹介でした。うち5人は留学生でした。 今日の一句 ピオーネを摘まみて嬉し十三夜 今日のラン サイクリング10km 畑野浦峠 今日の酒 サッポロ黒ラベル一口 冷酒1合 日向木挽きブルー正味2合 今日の音楽 なし 今日の写真はトウカラスウリの花です。山茶花の生け垣に咲いていました。葛を始末したいのですが、スズメバチに刺されそうで怖い。
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>研究紹介
興味深いテーマばかりです。擬態とか、群れ、遡河、魚群行動など。 ところで、全てが切り分ければ理系分野に位置付けられるテーマです。水産業界に山積する問題を、行政や経済の視点から解決を試みようとする研究は少ないのでしょうか。 (2022年09月09日 09時50分52秒)
さすが酔散学部ですねー
スゴイ研究なのか、為になるのかならないのか?よく分からない研究も多いような(笑) やはり、イッパイやりながら研究してるんですかね? (2022年09月09日 17時02分42秒)
同窓会誌、拙宅にも届きました。
開いてみると同じ研究室でお世話になった先輩の定年退官の挨拶が載っていました。。 当時先輩は大学院生。 僕は公私ともにお世話になり、卒業後に研究室を訪ねたおりにも暖かく迎えてくださいました。 掲載された写真の姿が30数年前とほとんど変わらず、思わず遠くを見る目になりました。 退官後は学問の世界を離れ自然とともに静かに暮らすとのこと・・・・ これで親しくしていた大学時代の知人は全て大学を去りました。 故人となってしまった恩師や先輩同輩もいて、なんとなく母校の存在が遠くなってしまったような。 寂しいですね。 (2022年09月10日 01時09分10秒)
おっ、作業員さん、嬉しいことを書いてくれました。
私の在学当時、水産経済という講座がありました。 今は、海洋共生学という名称に変わっているようです。 指摘の範疇が守備範囲のようです。 余談です。 私は資源生物学という講座で鰯の群れ(系群)の交わり(生殖活動)が卒論テーマでした。 けれども関心は日本と海外の漁業比較(免許、許可、資源管理、漁業協同組合制度)に。 時折、水産経済の教官を訪ね、その講座の院にというような話をしました。 「君は来なくてよい」そう言われました。笑い (2022年09月10日 07時57分38秒)
禁玉減酒さんへ
禁玉さんのところは大所帯なんでしょう? うちはマイナー、ちっぽけな学部です。 その分、団結心とか帰属意識が強く、加えて船中に同衾、まさに同じ釜の飯の輩ですから。 北海道・箱館にバックボーンのある、これ、いいでしょう。 (2022年09月10日 08時00分04秒)
亮おじさんさんへ
いまはどうだかわかりませんが、私の頃(4回生になって講座移行、机を与えられてからですが)は、午後5時を過ぎたら時々酒盛り。 教官も学生の部屋にやってきて、将棋を指したりしていました。 実験、測定用の冷凍ニシンを解凍して焼いて食べたりしました。 ちなみに私、最後の1年は1万尾以上の鰯、背骨の数を数えただけで、後は野球と酒。 どうしようもありませんや。 (2022年09月10日 08時05分11秒)
山本晴望さんへ
おっ、久しぶり。 時折、ブログは拝見していました。 音楽三昧の日々を続けていますね。 当方、オーディオに灯を入れること、めっきり少なくなりました。 同窓会誌のみが大学とのつながりですね。 時折、同級生の名が物故の欄に載ると、寂しさが遙かです。 ところで、貴君は佐藤泰志という作家をご存じ? 函館出身です。 彼の作品、いくつかが映画化され、箱館の風景が出てきます。 それを見て懐かしかったです。 ネトフリかAmazonで観ることができるかも。 (2022年09月10日 08時11分54秒)
一人親方杣夫さんへ
佐藤泰志、知らなかった・・・ Wikiを読んでみたら、毎年のように芥川賞候補。 その他三島由紀夫賞などの多くのメジャーな賞の候補となりながら受賞できずに文芸誌の新人賞の下読みで生計を立てていたとのこと。 若くして自裁してしまいそのまま消えてしまっていた薄幸の作家のようだね。 函館出身とのこと。 我が町の図書館には評伝や雑誌の連載記事を含めて17点ほどありました。 評伝もあり映画化もされているということは力のある作家だと思います。 興味が出てきました。 それにしても芥川賞。 昨年受賞した沼津生まれの当時大学生の宇佐見りんさんは、その前に文芸賞と三島由紀夫賞を受賞していて、その頃からコンタクトは取っていたのですが、その後直接お会いする機会がありました。 出版社のお付きが何人もいて、囲い込みが凄かったです。 このようにとんとん拍子に若くして受賞する人もいれば、佐藤泰志のような人もいる。 佐藤泰志の作品は読んだことはないけれど、才能の違いというよりもそのときの時代が求めている作品かどうかの違いのような気がするな。 高く評価する人もいるようなので、そのうち再評価されるかもしれない。 (2022年09月10日 21時53分19秒)
山本晴望さんへ
私は佐藤泰志の本を読んでいません。 映画のみです。 それはそうと沼津図書館、素晴らしいですね。 私のまちの図書館,HPに検索をかけたら1冊のみでした。 図書館の充実度はそのまちの文化の程度を表すと聞いたことがあります。 当地のそれ、一度には無理ですが、頑張らないと。 芥川賞作家、当地生まれもいますよ。 小野正嗣氏。 今はNHK日曜美術館のレギュラーです。 時折帰省、高校生や市民を対象の講演をしています。 地元高校を卒業後、東大に進学。 フランス留学を経た経歴です。 佐藤とは異なる生い立ち・半生です。 貴君の言う時代の求めるもの、賞の歴史を振り返ると、そう思えてきました。 太陽の季節、されど我らが日々、赤頭巾ちゃん気をつけて、限りなき透明に近いブルーやエーゲ海に捧ぐなどです。 あっ、それとね、前にもブログに書きましたが、我らが酔散学部、中退(放校?)ではありますが、にも芥川賞作家がいますよ。八木義徳です。ウィキに詳しいことが書いてあります。 (2022年09月11日 09時37分17秒) |
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