カテゴリ:徒然
Friday, May 24, 2024 薄曇り 出社停止を4日間、前半は高熱に閉口しました。不如意の軽くなるにつれ、気分が優れてきました。 心の軽くなった今日のこと、あれこれを以下に。 未明に目の覚め、ブログに適当なことを書きました。いや、適当ではないな。いい加減なことでした。 午前5時を過ぎ、明るくなりました。軽く歩くか。早朝散歩は人にすれ違いません。一応、マスクをして30分、ぶらりしました。 途中に、社会福祉法人の経営する農業ハウスがあります。障がい者の就労支援を目的、花壇に使う苗を作っています。外から覗きました。パチリ。綺麗だなぁ。中は花の楽園です。 ![]() 水田の稲は、株分かれが進み始めました。張られた水の中にはオタマジャクシとタニシ。加えてイモリ。覗くと、雌に求愛行動の雄を認めました。雌を追いかけ、身体を寄せます。先回りして前に通せんぼ、関心を引こうとしていました。愛の成就か否か、結末を見届けよう、10分ほど立ち止まって観察。しかし、僅かの時間で結果の出るはずも無し。後にしました。写真は雌(右)を追いかける雄です、多分。 ![]() 木立小学校の近くで、NのYっちゃんが草刈りをしていました。私に気づき、エンジンを止めました。「Yちゃん、今、コロナにかかっちょる、ねきに来たらいけんぞ」10mの距離を保ち、暫し世間話。病気で伏せっていたDのYさんが救急車で運ばれたことを伝えたら、FのS兄も10日ほど前、野菜畑で倒れ、搬送されたとのこと。脱水症状だったとのことで、病院に1泊、翌日帰宅。へーっ、そんなことがあったんだ。互い健康に留意で締めました。写真はバイクのヘルメットを代用の彼です。 ![]() そのS兄宅、彼の玄関に咲く紫陽花です。日毎、色合いが濃くなりました。梅雨入りが近いのかな。 ![]() こちらは拙宅敷地の周囲、茶の生け垣なのですが、その新葉を食むカタツムリです。今年は茶摘みをしませんでした。早く剪定しないといけないな。 ![]() さても書くことがありません。日中は映画、音楽、読書。途中、珈琲を2杯、紅茶を1杯。心地よい疲れと充実感です。このうち、映画はモースのスピンオフ作品「ルイス警部」シリーズ。音楽はバッハのオムニバス。読書は新潮現代文学。 ネタ切れなので、その全集に関連し、徒然を。 全集には月報が添えられていることが多いです。しかし、新潮現代文学全80巻にはそれがない。月報とは「その巻と叢書に関係したさまざまな資料が掲載される:研究ノート、学術的随筆、年譜、目録、伝記的回想、編集ノート、執筆者の紹介、正誤表、総目次、そして他の巻の広告などである」とウィキに書いてあります。月報編集の切り口により、内容はそれぞれですが、作品とは別、作家の人間性、人肌に触れることもあります。 例えば次の写真。講談社刊行の「完本池波正太郎大成29」です。白い小冊子がそれです。付き合いのあった人二人が、それぞれ作家との交誼、その一場面をエッセイ風に書いています。作品からは窺い知れぬ作家の一面を垣間見ることができ、深い思いを感じるのです。 ![]() 月報と言えば、数週間前の読売新聞に荒川洋治氏が「対談 日本の文学 我が文学の道程」(中央公論新社編)を紹介していました。中央公論が刊行した文学全集に添えた月報を纏めた対談集です。昭和文学全集に必ず掲載の作家たち。内容をAmazonで調べました。長くなりますが目次を紹介します。 「白樺」のことなど(武者小路実篤/本多秋五/中川孝) 谷崎文学の周辺(谷崎潤一郎/円地文子) 川端文学の世界(川端康成/三島由紀夫) 青年、今と昔(林房雄/三島由紀夫) 中野重治とその周辺(中野重治/小田切秀雄) 文学の四十年(小林秀雄/大岡昇平) 宇野千代をかこんで(宇野千代/川端康成/丸谷才一) 佐多・壺井文学の周辺(佐多稲子/佐々木基一) 私小説の底流(尾崎一雄/三島由紀夫) 井伏文学について(井伏鱒二/河盛好蔵) 舟橋文学の道程(舟橋聖一/伊藤整) 丹羽文学について(丹羽文雄/浅見淵) 石川達三・人と作品(石川達三/荒正人) 昭和時代の文学(高見順/中村真一郎) 「若い人」をめぐって(石坂洋次郎/山本健吉) 昭和十年代と伊藤整文学(伊藤整/奥野健男) 石川淳の人と文学(石川淳/安部公房) 作家の誕生(中山義秀/平野謙) 野間宏と戦後文学(野間宏/篠田一士) 武田文学と仏教(武田泰淳/寺田透) 「美しい女」と「幻化」(椎名麟三/本多秋五) 三島文学と国際性(三島由紀夫/ドナルド・キーン) 大岡昇平とその周辺(大岡昇平/福田恆存) 井上靖文学について(井上靖/河上徹太郎) 文学的出発のころ(中村真一郎/福永武彦/遠藤周作) 戦後と「近代文学」(堀田善衛/安部公房/島尾敏雄) 青春と文学を語る(安岡章太郎/吉行淳之介/曾野綾子) われらの時代と文学(阿川弘之/庄野潤三/有吉佐和子/奥野健男) 文学における普遍と固有(石原慎太郎/開高健/大江健三郎) どの作家の作品も、多寡はありますが、目を通しています。この本を読むと、作家のイメージが変わるかもしれません。発見もですが。 余談です。この本は三部作のうちの1冊です。全部購入すると、4,070円。欲しいなぁ。でももう本はAmazonでは買いません。その際は地元の個人経営、本屋さんに注文です。 写真だけAmazonから拝借。 ![]() 今日の写真は夕食のメインデッシュ、新じゃがバターです。既に箸をつけて興ざめ。これ、拙宅菜園のそれを試し掘りです。いい感じに出来ていました。手前は妻の友人・W子のくれた湯葉です。ちょっと日本酒を舐めてみました。 ![]() もう一枚は西瓜です。父がそれを栽培しなくなって早2年。今年94歳になりますが、足の弱って能わずなのです。それをして、拙宅敷地内、梅林の端にある菜園を利用、数株、植えてみることにしたのです。可愛いでしょう、この写真。早く大きくならないかな。 ![]() 今日の一句 終日をバッハとともに珈琲を淹れて楽しむ緑の時間
夏を前西瓜栽培父の趣味それを真似よう命尽きる前 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは~。
だいぶご回復されたご様子、なによりです。 図書の購入は地元書店で。 なるほどです。 書店もどんどん通販に押されて潰れているようですね。 書店のない自治体も出ているとか。 某国では、書店の保護をする取組みをされているようですけど、やはり、本屋さんは文化の一翼を担っていると思います。 (2024年05月26日 04時54分58秒)
シミ君さんへ
おはようございます。 父は足が弱りました。 歩行には手押し車を使うようになりました。 耳はほとんど聞こえない状況です。 新聞数紙を隅から隅まで目通し、それが日課です。 時折、日本酒の瓶を持参、喜びます。 以前は飲まなかったのですが。 (2024年05月26日 07時01分47秒)
禁玉減酒さんへ
おはようございます。 はい、声の少し枯れているほかは、元通りになりました。 本屋の存在、その通りと思います。 関連ですが、その文化(ひとくくりにします)、日本はそれを大切にする考えが欠落しているのかと思わせる一例を。 大学です。 独立行政法人化、競争を煽るような政策、若手研究者の待遇・・・、どれをとっても功利、経済至上の物差ししかないような。 東大の授業料値上げに垣間見ることが出来るかと。 (2024年05月26日 07時08分41秒) |
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