日曜のバル街、海炭市民が集まります!
第23回東京国際映画祭コンペティション正式出品作品日曜のバル街、海炭市民が集まりますさあ、いよいよ次の日曜は函館の西部地区での「はしご酒」を楽しむ「バル街 vol.14」開催です。○バル街についてはコチラからごあんない今回のバル街の中で、映画「海炭市叙景」PRイベントを行います。☆2010,9,12(日) 15:00~16:30頃(パネル展示は14:00から)☆入場無料☆函館市地域交流まちづくりセンターの1Fにてまちづくりセンターの場所はこちら「バル街に『海炭市』が立ち上がる! 映画『海炭市叙景』完成記念イベント 映画『海炭市叙景』 in バル街 ~映画完成までの歩み~」1.映画「海炭市叙景」完成のご報告2.メイキング映像「動き出す市民映画 映画「海炭市叙景」の現在 ~その完成までの歩み~」3.映画製作フリートーク ~出演した市民キャスト、製作に関わった市民スタッフによる撮影現場の様子4.予告編上映 ~劇場公開用の予告編にさきがけて、この日のためだけのスペシャル版となる予告編をご覧いただきます5.映画「海炭市叙景」ロケ写真パネル展 ~撮影風景や紹介記事の掲載、台本や出演者サイン入りポスターなどの貴重品展示 ※こちらは12日から1週間程度の長期開催となりますこの日から、映画「海炭市叙景」前売り券の発売もスタートいたします!また、メイキング映像は下記4店でも上映予定です「Bar SHARES HISHII+ビストロHAKU」「ビアバー 山下」「Le Comptoir (ル・コントワール)」「酒処 花かるた」 そして、今回のバル街に参加している、我らが実行委メンバーのお店は上記「花かるた」と、この2店。「Jolley Jellyfish from CALICALI」「舶来居酒屋 杉の子(特別参加@和雑貨いろは)」 参加店舗によってスタート時間が違いますが、早いところは14:00から営業開始です。我々も、イベント終了後にはしご酒を楽しみながら映画PRに歩き回ります。どこかでお会いできますように。映画「海炭市叙景」製作にあたって実行委員長 菅原 和博昨年の夏、「海炭市叙景」をはじめて読みました。「函館」とおぼしき街「海炭市」を舞台に綴られた十八の掌編は、二十年前の小説とはとても思えないほどリアルに今の時代を感じさせました。そこには私の隣人や友人、そして私自身が描かれていました。まるで函館の街の息遣いが聞こえてくるようでした。疲弊した地方の街で「生きる意味」を懸命に見出そうとする人々の姿を描くことは、同じような地方の街で生きる人たちに、ささやかだけれどかけがえのない「希望」を感じてもらうことのできる、普遍的なテーマだと思います。函館が生んだ作家・佐藤泰志の「海炭市叙景」の映画化を、市民映画として2010年2月に映画化するため、私たちはその一歩を踏み出しました。小説「海炭市叙景」(かいたんしじよけい) 両側を海に挟まれた北国の小さな砂州の街・海炭市。この作品は函館の街を思わせる架空の地方都市・海炭市を舞台に、そこに生きる若者の屈折した青春の姿を描き出し、一筋の光りを求めて暮らす家族の再生の姿を描いている。職を矢い、ひっそりと身を寄せ合うように暮らす若い兄妹。娘の出産を待ちながら、造船所のある町まで市電を運転する初老の運転士。両親が住むこの町に移り住むためやってきた妻子持ちの男は、みぞれ降る中を引越荷物の到着をひたすら待ち続ける・・・。そんな様々な事情を抱えた人々が、海炭市のどこかで交差し連鎖しながら織りなしてゆく18編からなる物語。(小説「海炭市叙景」は『佐藤泰志作品集』(クレイン)に所収されています)