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2016.01.01
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カテゴリ:アストロ短歌
むたびごきげんよう、星見当番です。「はじめてのアストロ短歌」6記事目です。例によって過去記事5つ分のリンクを貼っておきましょう。

1/6記事目 はじめてのアストロ短歌・概要
2/6記事目 下準備と上の句作り・ハウス解説前篇
3/6記事目 上の句の完成・ハウス後篇とサインの解説
4/6記事目 下の句をつける・一部を変える
5/6記事目 10天体と2感受点の解説・前篇

当記事では、木星以遠の天体と、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルの解説を行います。

☆木星以降は「世代天体」
木星とそれより遠い星は「世代天体」とも呼ばれます。公転周期の長い天体ばかりなので、同い年のひとはほぼ同じサインに同じ天体を持っています(ハウスはひとによって変わります)。ゆえに、うっかり自分の出生図を元にしてこれらの天体のアストロ短歌を詠んだら、わかるひとには速攻で年齢がバレます!バラしたくない方はお気をつけください。

参考までに各天体のおおよその公転周期を載せておきます。

木星は約12年(ひとつのサインに1年)
土星約29年(ひとつのサインに約3年)
天王星約84年(ひとつのサインに約7年)
海王星約164年(ひとつのサインに約14年)
冥王星約248年(ひとつのサインに約20年)

ドラゴンヘッド&テイルは木星と土星の中間、約19年で一周です(ひとつのサインに約1年半)。ついでに火星より内側の天体についても載せましょう。遅い天体を「世代天体」と呼ぶのに対して、速い天体を「個人天体」と呼びます。火星までだったら、サインで年齢バレする危険は低いです(ただし、世代天体とアスペクト持ってる~とか言うとバレます)。

月は約29日(ひとつのサインに約3日)
水星は約88日(ひとつのサインに約1週間)
金星は約224日(ひとつのサインに約18日)
太陽は約365日(ひとつのサインに約1ヶ月)
火星は約686日(ひとつのサインに約2ヶ月)

では、個々に見ていきます。

木星
木星です。射手座の支配星、海王星が発見される前は魚座の支配星でもあった天体です。雑誌の星占いで「○座は12年に一度の大幸運期」などと書かれるときは、そのサインに木星が入ったときです。さてそんな木星ですが、基本の意味はとってもシンプル「拡大」です。当番は木星のはたらきを「トトロの木の芽まねきの場面」や「カボチャが馬車に変わる場面」で説明することがあります。アストロ短歌で木星を詠むなら「ふくらます」「増加する」「あふれだす」の中からまずはひとつ選んでください。

木星クマのお腹のアイコンをご覧ください。外向きの矢印が四方に伸びています。「拡大」のアイコン。真ん中にちいさな点がひとつ打ってある、これが元手。ゼロに何をかけてもゼロなので、最初の一粒は必要です。

土星
土星です。山羊座の支配星、そして天王星が発見される以前は水瓶座の支配星でもありました。厳しい星、冷たく硬直した憂鬱の星、と散々なことを言われるこの星の、基本的な意味は「縮小」です。木星の「拡大」とペアになる。アストロ短歌で土星のことを詠むならまずは「いましめる」「切りつめる(絞り込む)」「しめくくる」の三つのなかからひとつを選んでください。土星は縛る星です。ここまではよし、ここからはダメ、という線をひく。増えすぎたものを絞り込む。確実に成功するものだけを残すために。それが土星のはたらき。

土星クマのお腹のアイコン。木星アイコンと似てます。四方の矢印が外側から中心の一点に向かっているだけです。これは「縮小」のアイコン。木星は「拡散」、土星は「集中」です。土星の「切りつめ・絞り込み」は「減らしてゼロにする」ということじゃないです。1から枝分かれして増えていったものを「確実な1が残るまで減らす」ということです。その残ったひとつが次に芽吹くタネになる。

天王星
天王星です。水瓶座の支配星です。土星より遠くに惑星は存在しない、が定説だった時代に発見された新しい惑星第一号だったのと、ちょうどその頃がフランス革命の頃だったので「革命の星」なんて綽名も持っています。天王星の基本の意味は「変異」。アッと驚く天王星。思わず二度見の天王星。アストロ短歌で天王星を詠むなら「おどろかす」「ハッとする」「急に来る」の中からまずはひとつ、選んでみてください。

天王星クマのお腹のアイコンは、黄色い三角形に感嘆符。コンピュータでうっかり変な操作をすると出てくる警告マークですが、お馴染みの筈なのに何度見ても冷や汗が出ます。この「よく知っているのに見聞きするたびにヒヤッとするもの」、音で言ったらあの地震速報の不協和音もそうですよね。他のものに紛れてしまうことのない、確実にひとの注意を引ける音や色形。あれは天王星っぽい音だなと思います。

海王星
海王星です。魚座の支配星。基本的な意味は「幻影」です。あると感じるのに実体がないもの、さわれないもの。アルコールのように揮発するもの。芸術にも関係の深い星。発見された頃、ちょうど映画というものが出てきた頃だったので映像芸術にも関連付けられています。アニメやCG、SFXも海王星管轄。ドラッグも。アストロ短歌で海王星のことを詠むなら「夢をみる」「ふりをする(みせかける)」「よっぱらう」の中からまずひとつ、選んでみてください。

海王星クマのお腹のアイコンは、輪郭も定かではない名状しがたい何か、です。夢かうつつかまぼろしか。

冥王星
冥王星です。蠍座の支配星です。土星と並んで怖がる方が最も多い天体。いろいろな意味があるけれど、基本の意味は当番、これだと思っています「隠蔽(いんぺい)」。アストロ短歌で冥王星のことを詠むなら「かくしもつ」「掘り下げる」「対峙する」の三つの中からまずはひとつ選んでください。

冥王星はローマ神話の地下と死者の国の神様・プルートーの名前をもらっています。ギリシャ神話のハデス。占星術では「死と再生の星」なんて綽名がついているけれど、実のところ黄泉の国へいってしまったひとはほぼほぼ帰って来ることはない。ゆえに、ある意味「いちばん人材豊富な国」でもあるのが冥府。そんな冥府の王様であるプルートー(ハデス)は「かぶると姿が見えなくなるヘルメット」を持っていて、地上へお出ましになるときにはそれをいつもかぶっていた、という話があります。誰も彼=死の素顔を知らない。「オペラ座の怪人」のファントムとか、「スター・ウォーズシリーズ」のダース・ヴェイダーとか、ああいう黒衣の仮面キャラクターをイメージしていただければそこそこ近いかもしれません。物語の核心となる重大な秘密を隠し持っている、謎のつわもの。それが冥王星。「わたしがおまえの父だ」「ノォォォォォッ!」

冥王星クマのお腹のアイコン。これは「鍵のかかった宝箱」です。パーティを組み、雑魚モンスターを倒して経験値を稼ぎ、知恵を出し合いながら深きダンジョンを進んでラスボスと最終決戦をして、やっと手に入る宝箱です。なお、冥王星はひとつのサインに20年くらい留まります(ひとによってハウスは異なります)。同じサインに冥王星を持っているひとびとが全員でワラワラ多方向から取り組んでやっと、冥王星ダンジョンは攻略できる、かもしれない。だから、自分ひとりで何もかもしようとしなくていいんだよ。自分にできることを精一杯して、できない部分はできるひとと協力プレイで行ってください。

この「冥王星は隠された宝(宝箱)」ということは、当番がツイキャスでソーラーリターン図(※)読みのライブ配信をしていたときに、ある方から教えていただいたことです。実はずいぶん以前から、こうして惑星擬人化(擬クマ化ですが)を行うつもりで、冥王星のアイコンを探していました。最初は仮面にしようかな、と思っていたり。「隠された宝」と教えていただいて、宝箱に決めました。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

※ソーラーリターン図とは、生まれたときの太陽の位置にリアルタイム運行なうの太陽が戻ってきた瞬間のホロスコープ。お誕生日から向こう一年の運勢を占えます。

ドラゴンヘッド
ノースノード(別名ドラゴンヘッド)です。このヘッドホンみたいなのがシンボル。地球から見た太陽の通り道(黄道)と月の通り道(白道)が交差するふたつの点がノード。天体ではありません。「ノード」って「ノット」と同じ、つまり「結び目」です。その片方がドラゴンヘッド。基本の意味は「交差」「取り込む」です。アストロ短歌でドラゴンヘッドを詠むときは「交差(クロス)する(※テイルと共通)」「戸がひらく」「アンロック」の中からまずはひとつ選んでみてください。

ノードはクマではなく、カエルにしてみました。お腹のアイコンは「開いたダイヤル錠」です。「ノード」は「そこの近くで満月や新月が起こると月蝕や日蝕が起こるポイント」です。条件がいくつか重ならないと日蝕や月蝕は起こらない。ゆえに数字を合わせないと開閉しないダイヤル錠にしました。ドラゴンヘッドのダイヤル錠は開いています。これはドラゴン「ヘッド」には「口がついている→入口」だから。ごらん小さなドラゴンが、口を大きくアンロック、何かをウェルカム・インします。

ドラゴンテイル
サウスノード(ドラゴンテイル)です。シンボルは、ドラゴンヘッドのシンボルを上下反転させただけです。ある方がこれを、ヘッドの「ヘッドホン」に対して「聴診器」と称しました。なるほど。しかもどちらも聴くもの。基本の意味は「交差」「はきだす(排出)」です。アストロ短歌でドラゴンテイルを詠むときは「一致する(※ヘッドと共通)」「すれちがう」「ロックする」の中からまずはひとつ選んでください。

サウスノード(ドラゴンテイル)はヘッドの180度反対側にあります。アイコンは「閉じたダイヤル錠」。当番はもっぱらヘッドを「ドラタマ(龍頭)」、テイルを「ドラケツ(龍尻)」と縮めて呼んでいます。テイル=お尻です。頭の反対。頭には口がある。何かを食べる。お尻には何がある?お尻の穴がある。ここは排出の場所、出口です。要らないものを出す。バイバイする。あきらめる。「お尻の穴は出すところであって、入れるとこじゃないだろ?!」っていう一部で有名な言い回しがありますね?…そういうことです。どちらがどちらかわからなくなったら、お尻は出すとこ!と思い出してください。色んな意味で。

これでアストロ短歌を詠むのに必要な要素は全て揃いました。あとは様々な組み合わせで、星を歌ってみてください。長いのを読んでくださってありがとう。2016年もよろしくお願いいたします。






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最終更新日  2016.01.01 17:36:55



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