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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2011.02.24
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ユネスコの【世界文化遺産】古都トロギールは、クロアチアのアドリア海に面したダルマチア地方の港町であります。城壁に囲まれた小さな島には、とっても長い歴史がありました。今でも奇跡的に中世の町並みが残っていると言う旧市内をまとめてみました。

           【世界遺産】古都トロギール(クロアチア)
           CIMG2889.jpg           
トロギールは、

紀元前385年頃 ギリシャの植民地として建設された

中世、度重なる敵の侵入を防ぐため 半島を切り離し

周囲に水路を設けて「出島」を造り 城壁を巡らした

島全体が旧市街となっていて 本土とは 橋一本で結ばれ

中世の面影が残るタイムカプセルのような街

周囲は城壁で囲まれ東西に500m、南北に300mの小さな島

城・教会・要塞・多数の塔などがあり

ロマネスクからゴシック・ルネッサンス・バロックなどの建築が見事

町の始まりは

紀元前3世紀のギリシャ人植民都市

クロアチア王国へ臣従するようになったのは9世紀

11世紀には司教区ができ

ハンガリー王およびクロアチア王の支配下に入るも

自治権を持つ都市として繁栄しました

その後1420年~1797年まで ヴェネツィア

19世紀にはハプスブルク家に支配されました。

           陸と出島を結ぶ橋を渡り
           CIMG2894.jpg
           城壁の北門 陸の門  門の上には、

           12世紀街の守護聖人の代表イヴァン・ウルスィニ様が立っいて

           旧市内の反対側には
           CIMG2932.jpg
           南門「海の門」があります
           
           「海の門」の外には、オレンジ色の小屋が

           街は、防衛の関係で・・・日没になると門が閉められ

           トロギールの住人であっても・・・入れなかった

           仕方が無いので・・・締め出された人は

           オレンジ色の屋根の小屋で一夜を明かすか?

           近所の旅館に泊まったそうであります。

           翌朝、夜明けと共に開門され城壁の中に入れた!

           そんな厳しい門限って、最近は無いですよね・・・

街は、紀元前385年にギリシアの植民地として始まりました。

           【世界遺産】古都トロギールの城壁の中で
           CIMG2921.jpg
           一番 目立つ建物は、聖ロヴロ大聖堂

           街の中心「イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場」に面し

           その歴史は、他の地方と同様に複雑であります

           初期のキリスト教時代の教会があり

           13世紀~15世紀に立替え現在の形になりました

           白く美しい大聖堂の正面に向かうと
           CIMG2908.jpg
           ロマネスク様式の立派な門

           1240年 ダルマチア出身の巨匠=ラドヴァンの作

           ラドヴァンは、当時 大人気の彫刻家で

           「ヴェネチアのサンマルコ寺院」玄関のレリーフを作った後に

           ここまで来て製作されたと言う素晴らしい門

           門は、1420年~1797まで

           ヴェネツィアに支配された時代の作品です。

           門の前の彫刻は アダムとイヴ

           何故だか・・・クロアチアの人は、アダムとイヴがお好き?

           アダム氏の下には、ライオン像

           イヴ嬢の下にも、ライオン像

           当時支配されていたヴェネチアの守り神が

           ライオンだったからでしょうね

           ロヴロ大聖堂を全体で見ると

           高さ47mもある立派な鐘楼があります。

           下が ロマネスク様式

           その上は ゴシック様式

           一番上は ルネッサンス様式の欲張ったお姿

           鐘楼も、ヴェネチア時代に建てられたもの

街の中央にある広場 「イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場」には
           CIMG2910.jpg
                   市庁舎

           市庁舎は、現在でも使われていて

           結婚届を出したりする人も出入りしている

           なんと・・・元は~宮殿

           19世紀の建築 市庁舎の右には

           カワイイ屋根の 時計塔がある
           CIMG2914.jpg
           これは、24時間時計じゃないので・・・読めます

           今でも現役で街中に時を告げる鐘が響く♪

           時計塔の下は「聖セバスチャン教会」

           時計塔の右に茶色く見える張り出した屋根は、

           この地方独特の建築様式で

           個性的な扇型の階段を登って

           建物は「市庁舎開放柱廊」と言う

           15世紀のもの    中に入るとすぐ前

           壁には、1つ目のレリーフが
           
           「王様の騎馬像」の彫刻

           左を向くと2つ目の大きなレリーフ

           位置は・・・時計塔の下辺りになる彫刻は
           CIMG2919.jpg
           飛び出さんばかりの立体感  よ~く見ると天びん

           このディザインは、裁判所

           中央に大きなテーブル

           ですから・・・ここは

           木槌をバンバンやる・・・法廷で

           裁判官が、中央に坐って罪状を述べ

           市民が有罪か?

           無罪か?を決定したそうであります。

           おお・・・市民が判決まで!?

           進んでます・・・しかし、それも怖いかも?

           裁判の無い時には、集会所にも使われたそうで

           広場を囲んで 教会 時計塔  裁判所  宮殿  市庁舎  大聖堂

           なんとコンパクトにまとまって便利

           街は、一般の市民も暮らしています
           CIMG2897.jpg
           中世のままの狭い道

           世界的にも古い「薬局」
           CIMG2925.jpg
           狭い街の狭い道を通り抜け南門に出てしまう

           旧市街から城壁外の海岸線の通り
           CIMG2929.jpg
           オバラ・バナ・ベリスラヴィチャ通り

           要塞に帆船が似合う【世界遺産】古都トロギールでした。

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最終更新日  2011.02.27 16:00:58
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