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カテゴリ:美術館・博物館
パリ『オランジュリー美術館』地下2階には、印象派の画家たちと共に「フォーヴィスム」野獣派の
アンドレ・ドランの作品も並びます~おやっ。野獣っぽくありませんが何故。 はははっ誰かにそっくりじゃんどなたですか きらりのわがまま「パリ旅日記」・・・第82回 アンドレ・ドラン・・・とは? Andre Derain 1880年6月10日-1954年9月8日(74歳没) 20世紀のフランスの画家 フォーヴィスム(野獣派) 風景画・人物画・静物画 アンリ・マティスと共に「フォーヴィスム」野獣派と呼ばれる運動の指導者 フォーヴィスム「野獣派」・・・とは? Fauvizme フォーヴィスム「野獣派」の画家は・・・ アンリ・マティス ジョルジュ・ルオー アンリ・マンギャン アルベール・マルケ モーリス・ド・ヴラマンク ラウル・デュフィ キース・ヴァン・ドンゲン オトン・フリエス アンドレ・ドラン ジョルジュ・ブラック フォーヴィスム「野獣派」は・・・ 20世紀初頭の絵画運動の名称 1905年、パリの展覧会『サロン・ド・トーンヌ』に出展された作品で 原色を多用した強烈な色彩と・・・ 激しいタッチを見た評論家「ルイ・ボークセル」が あたかも野獣(フォーヴ、Fauves)の檻の中にいるようだ! と評した事から銘々された。 まず・・・静物画から ドラン『猟師の革袋』1913年 La Gibeciere(1913) 116.0×81.0cm パリ『オランジュリー美術館』地下2階2018年4月撮影 フォーヴィスム・・・とは? キュビズムのように理知的ではなく 感覚を重視して 色彩は、デッサンや構図に従属するものでもなく 芸術家の主観的な感覚を氷原表現する道具として 自由に使われるべきであるとした 目に映る色彩ではなく・・・ 心が感じる色彩を明るく強烈に のびのびとした雰囲気を創造したのであります アンドレ・ドランは・・・ 1880年6月10日にフランス イヴリー県シャトゥーで生まれ 1898年、「アカデミー・カリエール」入学 そこで、マティスやマルケと知り合う 1905年、マティスと共にコリウールに滞在し制作 地中海に面した港町「コリウール」の豊かな色彩は、 2人の画家の作風に決定的な影響を与えた 1905年~1906年、ロンドンに滞在し、テムズ川の風景を描く 1907年~ピカソなど「洗濯船」バトー・ラヴォワールの画家たちと交流 1919年、バレエ・リュス「風変わりな店」の美術・衣装を手掛け 晩年まで、バレエやオペラの衣装・舞台装飾も手掛ける。 1921年、イタリア旅行を機に・・・ 作風は、アカデミックなものに回帰する! 古典的な陰影や、遠近法、落ちついた色彩で 静物、人物を描くようになる。 オランジュリー美術館・展示の作品は・・・ イタリア旅行の後で アカデミックな画法に回帰してからの作品です ドラン『アルルカンとピエロ』1924年 Arlequin et Pierrot(1924) 175.0×175.0cm パリ『オランジュリー美術館』地下2階2018年4月撮影 ドラン『台所のテーブル』1925年 La Table de cuisine(1925) パリ『オランジュリー美術館』地下2階2018年4月撮影 ドラン『画家の姪』1931年頃 La Niece du peintre assisse(vers1931) パリ『オランジュリー美術館』地下2階2018年4月撮影 ドラン『南仏風景』1932年頃 Paysage du Midi(1932) 65.0×54.0cm パリ『オランジュリー美術館』地下2階2018年4月撮影 アンドレ・ドラン Nature morte au panier(vers1927) パリ『オランジュリー美術館』地下2階2018年4月撮影 静物画・風景画・肖像画まで・・・・全然「野獣派」ではありませんね なに~なに「野獣」が観たいと!! ドランのフォーヴィスム「野獣派」の作品も参考までに ニューヨーク『MOMA』にて2016年撮影 Bathers(1907) ニューヨーク『MOMA』にて2016年撮影 Bridge over the Riou(1906) ニューヨーク『メトロポリタン美術館』にて2015年撮影 Fishing Boats,Collioure(1915) アンドレ・ドランの「フォーヴィスム」野獣派・・・の代表作です ご満足頂けましたでしょうか? 作風が、全然・・・違いますよねつづく オランジュリー美術館にぽち お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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