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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

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2019.04.14
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カテゴリ:美術館・博物館
​​​​​​​​​​​​​​​​街の名前は『ゲント』GENT・・・ケルト語で、合流点を示す「ガンタ」が語源だそうです。

「花の都」と呼ばれた東フランダースの州都であり、中世には・・・

毛織物業で、繁栄を競ったブルージュとは、ライバルでありました。

『聖バーフ大聖堂』Sint-Baafskathedraal


聖バーフ大聖堂 Sint-Baafskathedraal・・・とは?

ベルギー王国

フランデレン地域・東フランデレン州(Oost-Vlaanderen)

『ゲント』にあります。

  蘭:Gent(ヘント)
  仏:Gand(ガン)
  英:Ghent(ゲント)

聖バーフ大聖堂は、ローマ・カトリック教会の教会です。

ブリュセルから・・・

ブルージュまでは、約1時間で

その途中の

ゲントは、列車で40分の駅であります。

今回の旅では、

最初は、一気に2都市を訪問しようと思いましたが

それは、盛り沢山であり

どうしても無理だと考え2日間通う事に致しました。


ゲントは・・・

12世紀以来、

中世都市として発展をとげた歴史ある街であります。

その繁栄の基盤は、毛織物で得た利益を

多くの歴史的建造物にその繁栄を見ることができます。

ゲントの繁栄を象徴するものは・・・

何と言っても『神秘の仔羊』とも呼ばれる

『ゲント祭壇画』でありますグッド

聖バーフ大聖堂は・・・

ゲント旧市内のほぼ中央にあり

大聖堂に所蔵されるこの作品は、

上下二層に分かれて、

全体は11枚の独立した絵画から構成されておりました下向き矢印『ゲント祭壇画』

修復前(2004年撮影)

開閉可能な翼面には、

裏側にも絵が描かれております(合計19面となる)。

下層の中央には、

黙示録に述べられた『神秘の仔羊』下向き矢印

諸聖人による神秘の仔羊の礼拝と

全人類の魂の救済を描いたこの作品は

主題的に観ても最後の審判との強い関連を思わせる。


なごみの光に満ちた静粛な世界が描きだされ

黙示録的な幻想からは、遠い印象を持ちました。


全体的な構成は、上下層が接合しているが

どのような神学的背景に基づいて

祭壇画全体が構成されたかは、

明らかになっていないそうであります。
​​​​​​

この祭壇画の額縁に銘文が残されており

そこから、この作品が

フーベルト・ファン・アイクによって着手し

1432年、

ヤン・ファン・アイクによって

完成されたことが知られている。

しかし・・・

この銘文自体が多くの仮説を生む原因ともなった。

それは・・・

この銘文はフーベルトを「古今並ぶことのない画家」と称し

ヤンを「これに次ぐ画家」と評価しているからである。


ヤンにおいては、現存する作品も多く

ブルゴーニュ公国の宮廷画家として

その生涯もある程度は知られているものの


フーベルトについては、

何ひとつ確実な事が知られていないのである。

それなのに

「古今並ぶことのない画家」!?

であるにしては・・・

作品も記録も無いのは不思議であります。


ゲントの祭壇画には、解明されぬ疑問がいっぱいであり

まさしく神秘でありますが・・・

この作品に観察される精緻な細部描写、

個々の事物に対するみずみずしい現実感覚

光りと大気まで描こうとする再現的写実の魅力は

誰にも否定することができないでしょう?


幾何学的な遠近法を拠り所として

イタリアにおいて

近代美術が生まれようとしていた15世紀前半

フランドルの地でも『ゲント祭壇画』を源とする

北方美術の大きな流れが静かに始まっていたのであります。


「ゲント祭壇画」「神秘の子羊」が修復中!?

神秘の子羊は・・・

600年前に聖バーフ大聖堂で初めて披露されたそうですが

その後、パネル毎に分割され

ナポレオンや

ナチス・ドイツに渡り

盗難にあったりで大変な生い立ちを持っておりますが


何度も、残念な修復を重ねたために本来の姿とは、

全く違う事が・・・判明!

私が観たのは、残念な姿だったのであります。


2012年から「ゲント美術館」で修復がされておりました。

2018年6月、神秘の仔羊の修復は終わったそうですが・・・

現在(2019年)は、どこにあるのか?

ちょっと分かりませんね~

それは、私が出掛けて何処で観られるか?

解明してまいります。

聖バーフ大聖堂か?

ゲント美術館か?

さぁ~てどっちでしょうか?


噂に寄れば、神秘の仔羊は間違った修復作業に寄り厚塗りされ

その絵の具をはがす事に時間がかかったそうであります。

現在の修復能力の進歩は、凄いですよね~


15年前は、自由に写真撮影出来たのですが・・・

いまは、どうなのでしょうか?

その辺りも生まれ変わった羊さんの

頭の部分をじっくり観察してまいります。


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最終更新日  2019.04.14 00:10:11
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