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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

カテゴリ

2021.10.11
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カテゴリ:美術館・博物館
​​​​​​ダリは1945年、広島原爆投下に影響を受けて「ダリの原子核」時代、神と天と地と空のシリーズが始まりますスマイル


時計ダリの生涯と作品』その5​時計

Salvador Dali
 
​​La tentation de Saint Antoine,1946

『聖アントニウスの誘惑』
1946年​​​


油彩 カンヴァス 

ベルギー王立美術館「マグリット美術館」所蔵。

ダリは、地上を離れた天体に達しようとしている。

「空」と「地」を介在する

「クモの足を持つ象」を配した空間。

そして「粒子の神秘」の絵画で、

やがて開花する人体浮揚のテーマを使い始めている。

​​​​​​
サルバドール・ダリ 
​Salvador Dali​

1904年5月11日〜1989年1月23日(84歳没)

1946年(42歳)​ウォルト・ディズニーと共に、

漫画映画「運命」(結末は何もなくなる)の構想を練り始める。

シェークスピアの「マクベス」に挿絵を描き、

「ヴォーグ」や「エトセトラ」など、

数種類の雑誌の表紙をデザインする。

絵画『聖アントニーの誘惑』

 (聖アントニウスの誘惑)
を描く。


1947年(43歳)​モンテニューの「随筆集」に挿絵を描く。

クルーヴランド美術館で個展。その後、

ニューヨークのビニュー画廊で画廊。

同じ頃、「ダリ・ニュース」誌10号発行。


1948年(44歳)​ポリト・リガトに

定住することを決めヨーロッパに戻る前、

「魔術師的な職人芸に関する50の秘密』、

シェークスピアの「お気に召すまま」、

ベンヴェーヌート・チェリーニの元気な「ヴィータ」

などに挿絵を描く。


11月、ルキノ・ヴィスコンティ製作による「お気に召すまま」の

舞台が上映された折(ダリは舞台装置と衣装を担当)、

ローマのオベリスコ画廊で個展を開く。

この頃ダリは、戦後アヴァン・ギャルドとの接点を捨て、

むしろそれとは正反対の、

西洋文化の伝統的な理論の中に示唆を求めるというように

新しい局面を迎えつつあった。


1949年(45歳)​コヴァント・ガーデンで上演された

ストラウスの「サロメ」の舞台装置を担当。

作品中に、宗教的特徴が現れ始める。

調和的幾何学的理論に注目し、

ルカ・パチオリの「理想的分割論」を熱心に研究する。

ローマ法王ピウス12世、ダリの作品を見る。


11月、ニューヨークに戻る。ブルトン、

いろんな文中でダリとの不仲を強調し続ける。

例えば、「ブラックユーモア選集」の中で

ダリに捧げる項目に付けた第二版の注釈など。

この年、『レダ・アトミカ』を描く。

この作品制作にあたり、ダリは数学者の協力を仰いでいる。


1950年(46歳)​1月、妹:アナ・マリアの著書への

返答形式で書かれた「手帳」ニューヨークで出版。


11月、ソリーリヤの「ドン・ホアン・テノリオ」、

マドリッドのマリア・ゲレーロ劇場で上演、

ダリは、舞台装置と衣装を担当する。

『ポルト・リガロの聖母』ニューヨークの

カーステアーズ画廊に展示される。

モーリス・サンドスの「境界』の挿絵を描く。

この年は宗教的、神話的色彩の濃い作品を

多数描いている。『ポルト・リガロの風景』

『海の陰で眠っている犬を見るため水の皮を持ち上げている、

 当時、自分を女の子と思っていた六歳のダリ』など。


1951年(47歳)4月、​「神秘主義宣言」を出版。

6月、パリのA・ヴェイル画廊で個展。

9月、ヴェニスのラヴィア宮で開かれた、

カルロス・デ・ベイステーギ主催の舞踏会に、

ガラと共に7メートルの巨人の仮装をして出席。

クリスチャン・デオールも同じ格好で臨む。


12月、ニューヨークに到着。この年の作品は、

『十字架の聖ヨハネのキリスト』

『炸裂するラファエロ的頭部』など。


1952年(48歳)​全米七都市で、

原子核の神秘性に関する要素をテーマの公演。

この時、将来、

「聖母マリア昇天」を原子技芸で表すと発表する。

5月、「真正と虚偽」と題する記事の中で、

反“社会主義的現実主義”を荒々しく宣言。

カーステアーズ画廊で「瑠璃色の原子核昇天」を発表。

この年は主に、“神秘的原子技芸術”と、

ダンテの作品の挿絵用に描いた水彩による

連作『神曲』102点の制作に没頭する。

他に、『原子核の十字架』『球体のガラティア』など。


(参考資料:美術出版社、サルヴァドール・ダリより)
(写真撮影:ほしのきらり)



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最終更新日  2021.10.11 00:10:10
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