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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

カテゴリ

2021.10.19
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カテゴリ:美術館・博物館
​​​​​​​​​​​​​​​​​ダリは1920年代には考えられないほどに緻密な作品を描くようになります。それには現実を正確に映し出すカメラを活用していますスマイル

カメラダリの『カメラを使った緻密な作品​​​​カメラ

Salvador Dali(23歳〜24歳頃)
​​
​Futile Efforts 1927-1928

『小さな遺骸たち(不毛な努力)』1927年〜1928年


​『小さな燃え殻(セニシタス )』​

板 油彩 63.0cmx47.0cm

​​スペイン「国立ソフィア王妃芸術センター」所蔵。

​​​​サルバドール・ダリ
​Salvador Dali​

1904年5月11日〜1989年1月23日(84歳没)

スペイン、カタルーニヤ地方フィゲーラス出身。

シュルレアリスムの代表的な画家。


​​1920年代中頃から、​​

​ダリは・・・​

​「小さな写真機に宿る澄みきった客観性」​​

の時代の到来を叫び始める。

現実そのままの痕跡を残すことができ、

驚くほどの​「正確さ」​で物事を伝えられる

​フィルム​というものに、

ダリは、大いなる可能性を感じたのだ!!


写真や映画表現に敏感だったダリは、

自身の芸術作品においても

その技術を効果的に使用した。


​『小さな遺骸たち』​では上向き矢印

カメラカメラのクローズアップが使われている。


そこでは、

顕微鏡を覗いたような目緻密さで人体が描かれており、

見苦しいシワが刻まれた胴や、

硬い毛が生えた肌が写し出されている。


自著の「写真、精神の純然たる創造」の中で、

写真の詩的な効果について触れているダリ。


そこでは、

ブルトンが自身の作品で探求している驚異を、

写真がどのようにもたらすかということについて書かれている。

​​「クローズアップ」​​

「ちょっとした縮尺の変化が、

 突飛な類似、

 すなわち思いがけないアナロジー

​ (をいかに引き起こすか)」​


について、語ったダリは、別の評論では、

ラースロー・モホリ=ナギの著書から

「アフリカハゲコウの目」という写真をひとつの例に挙げている。


この素晴らしい作品の中には、

​同時に複数の世界が存在する。​

まるで溝の掘られた地表のように見える

アフリカハゲコウのシワの寄った肌。

黒い瞳孔の奥には帽子を被った男の影が映り、

その背後には木立が姿を見せる。


アフリカハゲコウの目に投影された重層的な世界のように、

​『小さな遺骸たち』​では様々な現実の事物が、

「驚異的」な形で並列する。

もっとも、

こちらはかなり気味の悪い世界が描かれており、

断片的な胴の合成物や、

切断された頭部、

分解されていく動物と血の海は、

情緒不安定で偏執狂的な精神状態を連想させる。


(参考資料:芸術家たちの素顔2「僕はダリ」より)
(写真撮影:ほしのきらり)



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最終更新日  2021.10.19 00:10:11
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