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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

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2022.01.11
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カテゴリ:美術館・博物館
​カンディンスキーの射手のいる絵は、絵本の中に迷い込んだような謎多き作品であります〜解明してみましょう手書きハート

Vasily Kandinsky
French,born Russia.1866-1944

Picture with an Archer 1909

​Oil on canvas​ 177.0cmx147cm

 ​​いて
『射手のいる絵画』1909年
  ​​(射手のいる絵)​


ニューヨーク「近代美術館」MOMA所蔵。

右下に著名:KANDINSKY

ワリシー・カンディンスキー
​Vassily Kandinsky​

1866年12月4日〜1944年12月13日(78歳没)

ロシア出身の画家・理論家。

抽象絵画の創始者。

​ドイツ・フランスでも活躍。

(初めに低い声で)

「石のように固い夢・・・

 物言う岩・・・

 謎にみちた問いで固めた土くれ

 空の動き・・・

 そして石の・・・溶解

 高く、上方へと成長してゆく

 見えない・・・土まんじゅう

(高い声で)

 涙と笑い・・・呪い・・・祈り

 一体感の喜びと暗黒の戦闘

(一緒に)

 陽光にみちた・・・

 日中の・・・・最も暗い光

(それは速やかに、また突然に閉ざされる日中)

 暗黒の夜のまぶしい光を放つ影!!」


​​馬馬上の射手は・・・

カンディンスキーの好みの主題のひとつであるグッド


1903年の彼の『言葉のない詩』には、

飛ぶ鳥に狙いをつける射手をモティーフとした

小さな黒白の木版があり、

またこれとほとんど同じ構図の、

やや大きめの着色木版(1907年)もある。


この絵の射手は後ろ向で、

狙っているものもはっきりせず、

この点でこれ以前の作品と異なっている。


左前方にはふたりの人物が見え、

またふたつの岩にかこまれて、

性格不明の建築的モティーフが見える。


何本かの木と緑っぽい形態は、

風景を暗示している。

中央には、メンヒルのような

巨石がそそり立っている。


ある程度具象性のある形態と

題名にもかかわらず、

この絵の意味は・・・不明であるわからん


また実際、

おそらくは不明のままにしようとしたのでしょう。


この射手の騎行の目的もはっきりしないしょんぼり


また彼と、

無人の建造物から降りてきたかのような

ふたりの人物との間には、何の関係もない。


またここで起こっていることの

内容を指示するようなものは何もないが、

それにもかかわらず

この絵には、

形態的にも色彩的にも

明らかにドラマチックなものがあるグッド


冒頭に引用したのは、上向き矢印

この絵が完成した年に書かれた

カンディンスキーの戯曲『黄色い音』

(旧題名『巨人』)の一節であるが、


これは彼が、

この絵を製作中に経験した情緒的、感覚的な

葛藤をよく表しているようである。

(参考文献:Kandinsky TEXT BY HANS K.ROETHEL
   IN COLLABORATION WITH JEAN K.BENJAMINより)
(写真撮影:ほしのきらり)



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最終更新日  2022.01.11 00:10:09
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