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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

カテゴリ

2022.07.19
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カテゴリ:美術館・博物館
モナ・リザ盗難事件はよく知られていますが、犯人は誰だったのでしょう!?

パリ・ルーヴル美術館​

レオナルド・ダ・ヴィンチ
​​Leonardo da Vinci​​
Vinci,1452-Amboise,1519

​​La Gioconda(La Joconde)

『モナ・リザ』(ラ・ジョコンダ​​)​


1503年〜1507年(その後も手を加え続けたか?)

ポプラ板に描かれた 油彩

77.0cmx53.0cm

パリ「ルーヴル美術館」所蔵。


ラ・ジョコンダは・・・​
    La Gioconda


盗難にあった美術品としてもよく知られている。



現在の『モナ・リザ』は・・・

イタリア絵画(1250年~1800年)

(ドゥノン翼)DENON・・・1階(日本で言う2階)に
 
「特別展示室」の木製枠にがっしり囲まれ、

大きなガラス張りの厳重警戒ですが、

この分厚いガラスに守られる理由は他にもあったのです。


盗難事件当時は、ルーヴル美術館の廊下の壁に

他の多くの作品と同じように掛けられていた。

盗難事件は・・・

1911年8月21日の朝に起きた!

その日は月曜日で、

ルーヴル美術館の休館日にあたった。


もちろん休館日であろうと、

職員は館内を行き来するが、

『ラ・ジョコンダ』が無い壁を見ても、

一時的に学芸員にでも持っていったんだろう?

と、誰も問題視しなかった。


結局、館が盗難だと気づいたのは・・・なんと

翌朝になってからのことだ!!


大事件として大いに騒がれ、

各紙も大きな扱いで報道した。


警察が尋問した大勢の人々のなかには、

かの

ピカソや、


アポリネール も含まれてる。


事件から2年が経過した1931年12月

この名画はフィレンツェで発見された。


大聖堂からほど近い小さなホテルホテルに

ヴィンチェンツォ・ペルージャという

イタリア人の建設作業員兼ペンキ職人が泊まっていた部屋で、


作品は、

ベッドの下から見つかった。

現在もそのホテルは営業しており、

作品名が付けられた

その部屋に泊まることができる。


ペルージャは、

ルーヴル美術館に出入りしていた作業員だったため、

美術館は面目が立たない有様だが、

ともあれ同作品が見つかったことにみな安堵した。


しかし、この不在期間に、

幾つか贋作が制作されてマーケットに出回っている。


ペルージャは、

作品を転売しようとしたところで捕まったのだが・・・


ナポレオンによる略奪品を

イタリアに奪還するのが動機だと強く主張した。


実際にはナポレオンによる収奪品ではなく、

犯人の愛国的な動機も後付けではあるのだが、


愛国心を刺激されたイタリア国民は、

一斉に同情の目を向けるようになった。


結局、

科せられたのは・・7カ月間の微役のみ。

当の絵画には、

上端部にあるごく小さな赤い塗料の点が、

イタリアのペンキ職人とともに過ごした

時間の記憶となっている。


1956年には、​酸がかけられて、​​

画面下部にダメージを負い、

さらに石が投げつけられた。


おかげで今では、

分厚すぎるガラス越しにしか

眺めることができなくなってしまった。


2022年5月29日(日)​には、

『ラ・ジョコンダ』の下部手の辺りに

ケーキケーキが投げつけられ

ガラスがケーキまみれになった事件が

即座に警備員が拭き取り男を逮捕!

この大きく分厚いガラスのお陰で

『ラ・ジョコンダ』は、無傷ですみました。


​​La Gioconda(La Joconde)

本作品は・・・

1962年〜1963年、アメリカのに貸し出され、

ニューヨークとワシントンで一般公開された。

次いで、

1974年、東京とモスクワに貸し出された。

この時の日本展の入場者数が、

いまだに単館特別展示の世界記録となっている。


現在では、

文化財保護の観点から、

国宝級の美術品の長期運搬や

国外展示に規則がかけられているため、

おそらくもう二度と

フランス国外に出ることはないものと考えられている。


今もルーヴル美術館の目玉として、

多くの観光客が​​『ラ・ジョコンダ』​​のもとを訪れる。


謎めいた微笑と優しげなまなざし、

そして丸みを帯びた優美な姿態は、

荒々しさが同居している幻想的な大地を背景に、

時が止まったかのような不思議な静けさを創り出す。


創作意図もモデルもよくわからず、

多くの謎と伝説を生み出したこの作品は、

レオナルドの数少ない完成作品の中でも

とりわけ高い密度と完成度を誇る。


レオナルドが、

一生をかけて見出した、

美の究極の姿である。


(写真撮影:ほしのきらり)
(参考文献:筑摩書房/池上英洋、レオナルド・ダ・ヴィンチ生涯と芸術のすべてより)


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最終更新日  2022.07.19 05:53:28
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