カテゴリ:(旧)風景・自然
まず始めに
当地では今朝は曇りがちな天気でしたので写真は前に撮っておいたものなのですが… 雲ひとつないような天気の良い冬の朝は、放射冷却という気温が超下がる現象が起きる場合があり、外に存在するもの全てが凍り付いてしまうようなことがあります。この写真を写した日もそんな朝でした。 ↑屋根だけ付いている車庫に入っている車です。全体的に白っぽいのがわかるでしょうか。実はねずみ色(まぁシルバーってことです^^;)なのですが、放射冷却現象により大気中の水分が車に付着し、全て凍りついていました(決してホコリぢゃないですよ(^^ゞ)。フリーザーの中に入っていた…っていう表現がピッタリでした。 ↑そのウィンドガラスをマクロ(アップ)で写したものです。クサビ状になった氷の結晶でしょうか?がビッシリと張り付いていました。これを融かそうとお湯などかけてしまうと、その温度差によりガラスが割れてしまうことがあります。 ボディをマクロで写したものです。ガラスにはクサビ状の氷(結晶?)がいっぱい付いていましたが、ボディには霜で出来た房状のものがいっぱい付いていました。プチ樹氷といったところでしょうか。 外の木の枝にもびっしりと霜が降りていました。これを方言になるのかな?「シガ」と呼んでいます。放射冷却の起きた朝は決まって雲ひとつない青空が出ており、その抜けるような青とシガの白のコントラストはとてもきれいです。 ちなみにPLフィルターを使い青空の青を強調しています ↑上に目を向けると、屋根に薄く張り付いた氷が日が差すにつれて融けて流れ落ちてきて、写真のような氷の芸術モドキを作っていました。 このような朝は道路はもちろんカリッカリに凍っていますが、滑ると思いきやあまりに寒すぎると氷の表面が乾いて逆にグリップがよくなるんです。 ただしっ、日が差してきて氷が解け始めて表面が濡れてくると今度はスゲェ滑り始めるんです。タイヤがスリップするのは氷の上の水が原因のようですね。 雪国ではこのような突然の状態の変化も視野に入れて車の運転は慎重に行う必要があります。 ちなみに4WDが雪道に強いことは確かなのですが、それは「走る」ことに強いだけのことであって、「止まる」や「曲がる」事には普通の車と変わりないんです(ちょっとは曲がりやすいですが)。雪のない地方からスキーなどに来た車の事故はほとんどがこの点の勘違いによって起きてしまっています。 雪道を走りに来られる方はくれぐれもご注意を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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