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黄金の掛け橋

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2022.02.08

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研修生に触れて

友達や家族から離れて海外に来てつらいのは分かる。先進国で、稼げて、綺麗で、礼儀を重んじる、憧れの日本で、理想と現実の間で悩むのも分かる。でも、せめて標準作業を守って仕事をしてほしい。見つからなければ何してもいいと、他の人の目を盗んで怠けたり、音楽聴いたり、辞書持ち込んで勉強したり、昨日こそ注意された事を守らなかったり。本当になめている。甘えてる。バカにしてる。皆が皆、そうではないけれど。特に四川の研修生は、それが目立つ。自分を何だと思ってるのか。やっぱり四川人が大嫌い。 To: ??????@hotmail.com Subject: 29日の日記 From: Date: Thu, 29 Oct 2009 10:36:46 +0900

2009.10.29

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何のために

四川の派遣会社で仕事をしていた時のお客さんで、地元の半導体企業の常務さんから電話があった。この常務さんは、直に定年を迎えられる、パワーあふれた、にこにこスマイルのおじいちゃん。「どうして辞めちゃったの」と電話越しに言っていた。この企業は、研修生の事をとても大事にしている素晴らしい企業ではあるが、私にとって“取引先＝派遣会社関係”で、できれば関わりたくない部分でもあった。「この前中国に行ってきた」や「研修生がどうのこうので大変」など、数回ほど電話がかかってきたのだが、ある日、「研修生をサポートする役目としてうちに来てほしい」という電話があった。私にとって、自分がその企業で働くことは、やっと離れられた中国の会社に舞い戻ることとしか思えなかった。でも常務さんの人柄は尊敬していたので、どうもはっきり断ることが出来ず、会社に顔を出すことになってしまった。常務さんが言うには、「若い研修生たちが異国に来て働いていて辛い事も多々あるだろうに、言葉の違いか文化の違いか、日本人に話してくれない。伝えたいことがあっても、複雑な言葉ではなかなか伝えることが出来ず、どうしても簡単で表面的な意味に受け取られてしまう」と。その常務さんの言う事も分かる。が、私はそれ以上に、四川の派遣会社から離れたかった。「ありがとうございます、考えさせてください」と言いつつ、心では「地元の企業からの採用通知を待とう」と思っていた。地元企業の面接から一週間して電話が入った。「出張の件に関して、この一週間で考えはまとまったか」との内容。「お、これまでの一週間はそれを考える時間だったのか‥‥」と思ったが、即答で問題ないですと伝えた。すると安藤さんは「分かりました、ではこれから採用の検討に入らせてもらいます」と。採用までは、まだまだ待たなければいけなさそうだった。半導体企業に行ってから、数回ほど常務さんから電話がきたのだが、その度に「うう～ん、、」と遠回しに断っていた。こんな不景気の状況下で企業から来てくれと言われるのは、とても嬉しい。でも、ここで働きたくない。私は「お母さん、この常務さん私のためにここまでしてくれてるよ」と母に言った。すると母は「あんたのためじゃなくて研修生のためやろ」と。ここで気が付いた。 “何のために”という自分の出発点。自分のため？人のため？ To: ??????@hotmail.com Subject: 20日の日記 From: Date: Sun, 20 Sep 2009 10:43:27 +0900

2009.09.20

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面接にて

日本に帰ってきて、特に何をするでもなく過ごしていた。朝は両親が出掛けて行く時間に起き上がり朝食をゆっくりととり、茶碗を洗い洗濯をして、そうこうしている間にお昼が近づき、昼食の準備をして母の帰りを待つ。母が帰って来たら一緒に食事をして、午後はゆったりとして、晩ご飯の買い物へ行く。履歴書を送った会社には、帰国後１週間ほどしてから連絡をした。気持ち焦りながら。海外事業部の安藤さんは私の帰国報告を聞くなり「実は昨日中国の携帯に電話したんですよ」と。そして「でも繋がらなくて……あ、その時はもう日本ですね…」と。求人の面接なのに実に丁寧で。「６月中に帰ってくると言ってて帰って来たらすぐに連絡くれると聞いてたけど、７月になっても連絡来ないから、フラれてしまったのかと思いました」と言ってもらえて、嬉しくもとても恐縮だった。それから、面接の日にちなどを決めたりするのに数日ほど待ったのだが、連絡が来て「面接に来てほしいんですが、まだ大丈夫でしょうか」と。私にとってはこの企業一本と決めていたので、何とも嬉しい言葉だった。面接に行くと、小柄でぽっちゃりした同年代くらいの男性が現れた。この男性が安藤さんだった。いろいろと話しをしたのだが、会社としては、私という人材を会社の奥に座らせて事務をしてもらうよりは、購買、管理という第一線で頑張ってもらいたいそうだ。内心「また中国か、、」というものがあった。でも、自分が一生働く会社に就職したいという気持ちがあったため、そこはきちんと伝えた。「できれば中国には行きたくない」と。その理由を話したり、するであろう仕事の内容を聞いたり。聞けば、出張も月に一度３～４日ほどだそうだ。これなら、「仕事ついでに食材の調達も…」と思える頻度。なのかな？面接の結果は一週間後。帰り道は、「毎朝この道を通って、帰りはこの道でもいいなぁ、早く帰れたらご飯を作ってあげよう。。。」などと、日本での社会生活を妄想していた。 To: ??????@hotmail.com Subject: 16日の日記 From: Date: Wed, 16 Sep 2009 10:35:51 +0900

2009.09.16

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RE: 14日の日記

７月２日暮れ。上海行きの飛行機に搭乗するため、成都の空港へ向かう。バスが到着し、重い重いスーツケースを下ろそうとしてたら、誰かの手が私の荷物に伸びる。見れば友人だった。この友人とは先日知り合ったばかりだったのだが、見送りが誰もいないのは寂しいでしょうとの理由で、わざわざ来てくれたのだ。彼にとって私は初めての外国人であり、初めての日本人。親切心なのか他の心もあるのかは横に置いておいて。ものすごく情熱にあふれた人だった。その情熱をもって、私と成都との別れを見届けてくれたのだ。上海には夜遅くに到着。市街地まで出てホテルを探す気にもなれず、空港内にいたホテルの客引きに一晩の値段を聞き、着いていった。空港から１５分、送迎付きで３６０元。高い。でも、中国とは明日でお別れ……ということで、値引きもせずに決めたのだ。ある意味、とても贅沢なのではなかろうか。翌日、上海市街地にある寧波同郷会へ行った。以前、母方祖母の足跡をたどりに寧波まで行ったことを四川大学の石老師に話したところ、石老師がアドバイスをくれたのだ。寧波同郷会というのは昔の名称で、現在では浙寧会館、上海寧波同郷連合会という名称に変わっている。上海の街中にある南京西路と北京西路の間にある、想像に描く上海の一角にそのビルはあった。いざや！と勇気を出してドアを開けると、受付にはおじいちゃんが一人。ちょうどお昼の時間だったのだが、私の話しを聞いてくれ、上の階に行ってもっと詳しい人を探しに行ってくれた。でも、その人はお昼に出たので、午後また出直して来てくれということになった。午後。受付のおじいちゃんと同じくらいのおじいちゃんの前に通された。そこで、この会の歴史や日本にも組織があることなど様々な話しを聞かせてもらった。私が１４時には空港へ向かわなければいけなかったので、話した時間は短かったが、祖母に触れたようで嬉しかった。必要な連絡先を交換し、記念にと「寧波人在上海」という書籍を頂いた。これが、中国での最後の仕事。このために中国語を勉強したのか、な。いや、私という人間は、もっともっと世界のために頑張らなくてはいけない。そのために、たくさんの人の夢や希望に触れて、助けや勇気をもらったんだから。今からが正念場！微力ですが頑張ります。 To: ??????@hotmail.com Subject: 14日の日記 From: Date: Mon, 14 Sep 2009 10:37:00 +0900

2009.09.14

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栗の渋皮煮

うちに大きな栗がごろごろあったので、ネットで栗の渋皮煮の作り方を検索し、栗の渋皮煮を作った。栗の渋皮の渋煮が出来上がった。どうしたら甘煮が出来るのだろう。重曹を使わずにベーキングパウダーを使ったのが良くなかったのか・・・な。中国行きの１３日を前に、先月頭から地元のホームセンターセブンでアルバイトをしております。レジ打ちしてて、私は出来るだけレジ袋を使わずにシールだけでいいか聞いたりするのですが。やはり日本人のエコ意識はまだ低く、マイバッグを持ってくるお客さんは１日に１～２人程度。この数字は店によって違うのだろうけど。田舎だからかな。レジ袋はもらって当たり前、という感覚でいるお客さんが多い。それはサービスではあるのだけれど、サービスを受ける事よりも、もう少し地球のことを考えてもらいたいと願うようになった。あとは、家のゴミ箱に使うゴミ袋代節約のためだろうか。もし自分で買えばゴミ袋を大切に使うだろうし、平気な汚れくらいであれば使いまわすだろうし、数百円でエコが出来る。店もポイントカードを工夫するなどして、レジ袋の減量に挑戦すればいいと思う。大勢の意識を変えるのは簡単なことではないので、やはり店側が率先して対策していかなければいけないことなのかもしれない。そうすれば、経費削減にもつながる。こうなったら、日本も中国のように、レジ袋強制有料化してしまえば・・・中国では、買い物をして会計を済ませると、買ったものは隣に積んだまま知らん振り。店員は次のお客さんのレジを打つ。初めのころは知らなくて、『え、袋は？どうやって持って帰れと言うの？』と思ってた。明らかに財布しか持っていなくても「袋はどういたしますか？」なんて聞いてくれもしない。なので、自分から言うしかないのだけれど。レジ袋に関しては、日本もこのくらい強制的でもいいんじゃないかな、なんて思うのは、私が中華思想に傾いているからだろうか。洗濯洗剤や食器用洗剤をお菓子など食品と一緒に入れると嫌な顔をして『においが移るから分けてください。』というお客さんがいる。まぁその通りなんだけど。でも、さっきまで、買い物かごの中で一緒に入ってた物なのに。殺虫剤とペットボトルがかごの中で一緒に並んでたのに。農薬の上に袋菓子を置いて買い物をしてるお客さんもいた。歯磨き粉とラー油を分けてくれというお客さんもいた。人によって分ける分けない感覚は違うのだけど、でもやっぱり地球環境のこと、もう少し考えてもらいたいと強く願う。

2008.10.08

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諸葛祠―其ノ弐

以前、地図で”諸葛祠”という地名を見つけて出陣したことをブログに書いた。結局は「”祝国寺”の間違いじゃないか。」という結果になった。の、だ、が・・・中国の友達が「あそこに諸葛祠はあるよ」と、確信的な言葉と共に、確信的な地図も送ってくれたのだ。以前、私が見た地図は”祝国寺”と書かれておらず”諸葛祠”とだけ祝国寺の位置に書かれてあった。だが、今回友人が送ってくれた地図には、祝国寺の地名とともに”諸葛祠”が書かれてある。朝、友人を見送りに空港へ行った帰り、そのまま諸葛祠を探しに行った。たどり着いた場所は、前回うろうろうろうろしてた場所と同じところ。ただ、前回よりも私の中国語力と四川語力がアップしてて、気持ちスムーズ。でもあの辺一帯は全部”祝国寺”という地名だし。じいちゃん、子供のころからずっとここに住んでるおっさん、祝国寺村の役場の人たち、近所でおしゃべりしてるおばちゃん～おばあちゃん、みんな「”祝国寺”の間違いだ」と言うし。「橋を渡って奥に入っていくと、何の像か分からないが像がある。」と聞いて探しに行ったけど、残飯とウンコまみれになるし。「橋を渡った所に・・・」と言われて懸命に橋を探したけどなくて、あとから知ったのだけど、その橋は、何回も渡ってた長さ１ｍほどの橋のことだし。敗走してきました。西のほうに皇帝の墓があると情報を得ました。

2008.02.20

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自転車で見送り

中国に住んで３年。今まで色々な人を見送りに飛行場へ行きました。バス、タクシー、面包車いろいろな乗り物で飛行場へ向かいました。ものすごい量の荷物を持って帰る韓国人、大麻をスーツケースに入れられた日本人（スーツケースを引っくり返して取り出してたけど）、クールに別れを告げるスペイン人などなど色んな人がいました。中には、出発３時間前なのに部屋の片付けが出来てなくて、背中が折れそうになるほど重いリュックとかもあって、結局は超過料金１２００元取られた人とか。たくさんの荷物を持って飛行場に行ったら超過料金５万円と言われ、友達に電話して、すごくずっっっっしりしたスーツケースを引き取りに来てもらった人とか。温馨提示：飛行機に乗る時は、荷物を少なめに。。。中国に来て一番初めに友達になったワンユエさん。今日、彼女も成都から離れていった。シンセンの仕事場に配属されたそうだ。まだ一度も使ったことはないが、彼女とは「青龍」「水餃」と呼び合う仲。私が中国に来たばかりのころ、一緒に動物園に行った。中国では無くてはならないトイレットペーパーをトイレの溝に落としてしまって「あああ！！！」と叫んだら、彼女はすぐに来てくれて「どうしたの？」とトイレを覗き込む。私はズボンを膝まで下ろした状態だったのに彼女は全く気にしてなかった事に驚いた。浴衣を着て一緒に写真撮ったり、恋愛話をしたり、仕事の話をしたり、干媽になる約束もしたり、四川語も教えてもらったり。一緒に遊んだりした時間は少ないけど、彼女が成都を去るのはちょっと寂しい。彼女を飛行場まで見送りに行くのに、今回は自転車を使った。計算では飛行場まで２０ｋｍなので、平均時速２５ｋｍだと１時間もかからない！でも、迷った時やのことなどを考えて、１時間半の時間を取った。３０分ほど遅れて、５時３０分に出発。早朝は車も人も自転車も何もいないので、すごく早い。街中でも２５ｋｍを出せる。だいたい２２ｋｍに保ちながらビュンビュンこいだ。６時過ぎに空港道路のわきにある５ッ星のホテルに着いた。ちょっと疲れていたので、そこから速度を１７ｋｍくらいに落として、ゆっくり向かった。空港に着いたのは６時半。家を出てからちょうど１時間。車が少なかったからか、あまり遠いと感じずに着いた。行き帰りどちらもタクシーを使うと９０元（高速代込みで片道４５元）、行きはタクシー帰りはバスだと４７元（路線バスだと２元、リムジンだと１０元）。自転車で行ったらタダだ。しかも、汗と筋肉痛と目の充血がおまけでついてくる。成都空港に、羽田にも入ってるあの雑貨屋さんがあれば、暇なとき絶対に行くのになぁ。

2008.02.20

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チベット旅行記１１

チベットの三輪車タクシーは花など飾り付けがしてあって可愛く、走るとシャンシャン鈴の音がする。お酒の何が嫌いかって言うと、飲んでも頭が痛くなるだけだし、飲まなくてももっともっと楽しいし、酔っ払った人の処理は面倒臭いし、酒臭いおじさんに「こっち来い」って呼ばれるし、酒飲んでる場で何故かケンカが怒り始めるし・・・なんか嫌い。一番嫌いなのは、吐いた後もどこからかゲロの臭いが漂ってくる事。二日酔いなどにはならずに、今日を迎えた。本来なら昨日のうちにラサへ戻る予定だったのだが、食中毒になってトイレから離れられない人がいたので、ラサに帰るのを一日伸ばすことにした。この日の空は曇っているというか、スモッグなのか砂なのか、遠くの山々がひどく霞んで見えた。聞くところによると、乾燥がひどいため、チベットの冬の天気は砂が飛び回ることが多いそうだ。空が青く見えて、空気がおいしいと思えたのは運が良かったのかもしれない。ラサに帰り着いて、友達二人は買い物へ出かけた。私は、ツムリ・ゴンパという廃墟となった寺を見に行った。ホテルの部屋から見えていて、実はずっと気になっていたのだ。ホテルを出て北京路のほうへ歩き、ジョカンの方へ歩いていると、すぐに入り口があった。中国が攻めてきたときに壊されたもので、再建されずに壊された当時のままだ。寺の周りを囲むように建てられてる僧侶の住む部屋は、今は一般市民が住んでいる。寺も荒れてるが、住居も荒れてる。子供は地面に絵を書いてケンケン遊びをし、大人はテーブルを囲んで歌い酒を飲み、やる気のない物乞いが物乞いをして、成都にもいるようなブサイクな犬が歩いてた。チベットで見かけることのなかった中学生か高校生くらいの男女が二人、座り込んで話をしていた。彼等と色々話をしてみた。「このお寺を壊されて、漢族が嫌いなんて感情はある？」と聞いたら「別になんとも思ってない」と。信仰心の深い人ほど漢族を憎むのか、年齢なのか、特に決まりはないのか。彼等を見る限りでは、家庭では反漢教育はしてないのかもな、と思った。今回の旅行で訪れた町はラサとシガツェのみ。チベットが私に残した印象は、どちらかというと良くない。僧侶は物乞いの横で高い料理を食べる。物乞いの多さには驚かされる。でもやる気の無い物乞いもたくさんいる。”窮人節”という日があるそうだ。まずしい人が通りに並び、そこを歩く僧侶らがその人たちにお金をあげる。生活を顧みずにお祈りをし続ける人に対して、お金という形で援助をする――もし、チベットの中でそれが成り立っているのであれば、外の人間に対して「お金をくれ」と言うのは何か違うのではないかと感じた。何だかラサは”働くのがダルいから物乞いをやってる”という人であふれてる感じをうけた。今、夏草冬虫は５００ｇ２～８万元で取引されているそうだ。だからチベットの人は裕福な人が多いとも聞いた。ユースの従業員の一人が、春節のため５００元の服を着ていた。四川では、５００元の服を買える従業員なんてめったにいない。チベットはすごく疑問の残る場所だった。

2008.02.08

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チベット旅行記９

シガツェで過ごす一日はとても暖かい。昼間の太陽のせいか、それともホテルが暖かいから寒く感じないのか。とても暖かく快適な日を過ごすことが出来る。朝、シガツェにある偽ポタラ宮宮殿とちょっと重要だと言われる寺の見学のため出発しようとすると、フランス人が部屋に来た。昨日、私がチェックインしている時に、中国語を話せない、英語もあまり上手でないフランス人がやってきたのだが、ちょうどその時、英語を話せる従業員が不在だったので、私が通訳になって彼のチェックインを手伝った。その彼が「ネパールに行きたいんだが･･･」と私を訪ねてきたのだ。私達３人の英語力を合わせて何とか何とか意思疎通が出来たから良かったのだが、「春節だから運転手は少ない。だからこんなに高いんだ。もし安く行きたいなら、春節が終わるのを待つか、ラサに戻って仲間を募るしかない。」と言っても、彼は「春節が終わるまで待てない。ラサから来たから戻りたくない」の一点張りだった。午前中いっぱい彼に付き合ってしまって、精神的にとても疲れた。良い方法もないまま彼と別れたが、彼がどうしたのかは分からない。有名な寺に向かってる途中で、”派楽ハンバーガー”というファーストフード店を見つけた。新疆には百富バーガーがあり、なかなかの味だった。だからチベットでも地方ファーストフード店を探してたのだ。値段はセットで２０元くらいと、ちょっと安め。私はおもちゃ付きセットを頼んだ。そのおもちゃはカウンター横に飾られてる一点物で、店員なのか店長なのか分からない若い男の子の家から持ってきたような物ばかり。動物の人形、サッカー選手の人形、ぬいぐるみのキーホルダーなど全部で２０個ほど。私はキリンを指名した。数分後、セットが運ばれてきた。ハンバーガーの上下のバンズが完全にひっついていて、中に入っているはずの野菜すら見えない。あけて見ると・・・どひゃーーー。備え付けの唐辛子粉やケチャップを使うのがかわいそうになってきた。ミルクティも何だかなぁと言う味で、まともに食べられるのはポテトだけ・・・と思っていたら、ポテトは食べているうちに、何か上あごが冷えた油が固まった感がしてきた。ガンチーの頼んだセットは、細くて短いしょぼいツイスターみたいので、ポテトではなくハンバーガーがついてる。へこんで有名な寺に行くと、チケット代５５元だと言う。何か、ものすごく高い気がしてきて、私達は町へ戻った。待ちを歩いていると、市場があった。そこではアクセサリーなどを売ってる屋台が並んでいる。ここに売られているものは、観光客用の土産というより、現地の人が買う用といった感じ。刺繍入りの赤いブーツなどもたくさん売られていた。市場の上のほうへ行くと、昨晩食べた羊頭を焼いていた。バーナーで丸焼きにして、金たわしでこすって、という作業をずっとずっと繰り返している。彼等は売る用ではなく、正月に自分達で食べるように作っているそうだ。フランス人には疲れさせられるし、派楽バーガーには裏切られるし、寺ではものすごい見物されてたし、、、すごく疲れてそこに座り込んで羊頭が出来上がるのを見ていた。この家族は感じが良くて、いろいろ話し相手になってくれた。お手伝いをしていた子供が「たくさんたくさんチベットに来てね。」と言ってくれた。その後、市場から民家の間を通って、偽ポタラ宮宮殿に行って見た。日差しが強いなかで階段を登るのは大変。やっと偽ポタラに着いたと思ったら、チベット人の家族とチベット人警備員が言い合いをしている。お母さんは階段を下りながら、すごい剣幕で警備員に文句を言ってた。私達が入ろうとするとチケット代の１０元を請求された。私達はさっきの家族が中に入らずに警備員に文句を言いながら帰ったのを思い出し、「無料じゃないなら帰る」という事で、偽ポタラには入らずに帰った。後から聞いた話だが、ここは中にはまだ何もないそうだ。その後、友人はあの有名な寺を見に行き、私は一人でブラブラとホテルへ帰った。帰る途中、入り組んだ民家の中で出口が分からずに迷っていると、通りすがりの、めがねも髪型も漢族の格好をしたチベット人が案内してくれた。その途中、いろんな事を話してくれた。若いのに働きもせず、赤ちゃんや子供を連れて物乞いする人は、ただの怠け者だと考える人もいるようだ。この日は大年といって、旧暦の大晦日にあたる。夜１１時半過ぎから花火があがり爆竹が鳴り出した。１２時になった瞬間その音がいっそう強くなり、電線も建物も何も関係なく花火を上げる人たちの中で、新年を迎えた。

2008.02.06

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チベット旅行記８

やっぱりラサじゃなくてシガツェだ！中心じゃなくて、地方だ！と現実逃避をするかのように、シガツェへ向かいました。羅布林ka公園の近くにある西郊汽車駅から５０元でシガツェへ。１２時半に出発するはずのバスは客待ちのため１３時になって出発。シガツェには１８時に着きました。ここでは良いホテルに泊まろうということで、汽車駅のすぐ近くにある”明珠賓館”へ。日向ぼっこをしてる従業員さんに値段を聞くと、標準間（二人部屋）にベッド１つ追加で１２０元。値段的には全く許容範囲だったので、部屋を見に行きました。きれいで快適そうでした。エアコンも動くし、シャワーも熱湯が出るし、石ケンやタオル、湯沸かしポット、テレビ、何でもあるし広いしカビくさくないし。即決しました。ここは偉い人も従業員さんも、みんな親切で、いろんなことを教えてくれました。漢語使っても嫌な顔しないし、漢語使っても英語で返されたりしないし。今年の夏（だったかな？）に、青藏鉄道がシガツェまで運行するそうです。それに合わせて、今はホテル内にレストランを作ったりしてるそうです。今は冬季だから安く泊まれるのでしょうが、これからもっと観光客が増えていくことでしょう。２０時ごろ夜ご飯を食べに行きました。ホテルの人にチベット家庭料理を教えてもらったので、それが食べれそうな、外国かぶれしていないレストランを探しに・・・。ラサではなかなか見つけられなかったのですが、シガツェには簡単に見つけることができました。やっぱりシガツェ最高です。で、注文しました。土豆焼牛肉、酸luoト炒肉、羊頭。で、出てきました。羊頭。おいしかったです。口角の部分の内側の肉は見てはいけないそうです。食べるとなんか、羊の口角の内側を食べてる感じでした。目玉もおいしかったそうです。舌もおいしかったし、脳みそもおいしかったそうです。頬の肉も普通の肉でおいしかったです。中国に来て、骨の間に残ってる肉や軟骨を食べるのが得意になりました。日本人は食べ方がもったいない。韓国人のある友達なんて「なんで一番おいしいところを残してるんだ！」と、私が食べ終わった鶏肉を食べていました。シガツェは戦争の関係で、ラサと暦が違うそうで、確か１ヶ月くらい早く新年を迎えるそうです。でも、５日は吉日だそうで、街中では花火をあげていました。

2008.02.05

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チベット旅行記５

中国に来てから、一度は中国が嫌いになった。今は、どちらかというと好きだ。礼儀のなさにムカつく事は多々あるけども。ラサでチベットが嫌いになった。独立したらもっと秩序が乱れると思うし、その秩序はずっと乱れたままな気がする。何となく。でも、チベットを嫌いになって帰りたくない。もっとチベットを知れば、中国と同じで好きになれるのかも―――この日は、通りすがりのチベット人に薦められた甘丹寺へ行った。運がよければ、ここでは天葬（鳥葬ともいい、鳥に死体を食べさせる葬儀のこと）も見ることが出来るとのこと。朝９時半ジョカンの前からバスが出ていると聞いたので、その近くで朝ごはんを取る事にした。ジョカンの前にバスが一台停まっていたので行き先を聞くと甘丹寺だという。すぐ出発するらしいので、ご飯を食べずにバスに乗った。バスは満員にならずに出発した。バス代は往復で２５元。出発して１時間ほど。山の頂上にある甘丹寺が見えた。麓から山頂まで、ガードレールが幾重にも重なっている。そのうねうね山道を３０分ほどで登りきって甘丹寺に到着した。バスを降りると僧侶がチケットを売りにきた。４０元だそうだ。見晴らしがいい割には、他の寺に比べて安い。他の客が行った後だったので、値引きをしてみた。すると僧侶は他に３５元のチケットを持ってて「おまえら外国人は本当は４０元なんだからな」と３５元のチケットを売ってくれた。とりあえず、ご飯屋さんでトゥクパを食べた。が、やはり生麺だった。他のところと比べて茹で時間が長い気がしたが、やはり生っぽかった。道の傍らでフライドジャガイモを売ってたので、それを買って寺に入る。色拉寺やポタラ宮宮殿などいくつかの寺を見てきたが、どれも同じに見える。面白くない。外はものすごく天気が良くて、空が青いので、暗い寺の中でよく分からない仏像を見るよりは・・・ということで、寺の向かい側にある山の頂上を目指すことにした。山の頂上にはタルチョがはためいており、煙も立っている。帰りのバスは同じバスに乗らなければならず１時半集合、２時出発だそうだ。１時になるまで登れるところまで登ろうということになった。この日は天気が良かったためものすごく暑い。手袋をしてると暑い。でも、手袋を取ると風がちょっと冷たい。チベットの上空にぽっかりオゾンホールが空いているらしいが、紫外線もバリバリだ。ラサが３０００ｍちょいあって、この山に登るということは、富士山に登るのと同じような条件である。いや、結果、富士山より高い所なんじゃないか。だから、少し登るとすぐ疲れる。人の物か動物の物か分からないうんこを避けながら、頂上を目指す。富士山には過去４回登ったことがあるが、やっぱりきつい。上り始めて１０分しか経ってないのに、もう息が切れていた。マサキさんは下のほうで倒れている。ガンチーは道無きところを一所懸命登ってヤクとにらめっこしている。登り始めて１時間半くらいで頂上へ着いた。周りの地形が見渡せるので、この山にいれば敵がどこから攻めてきてもすぐに下の寺に支持が出せる。孔明になった気分だった。１４時バス故障のため、皆は食堂でバター茶を飲んでいる。私はフライドジャガイモを大量に買い、それを食べながら、他の人のバター茶をいただく。同じバスに乗っていた女性と話をした。彼女は浙江省寧波の人で、私の祖母と同じ故郷だ。学校の先生をしていたのだが、仏教の経典を勉強したときに「これは素晴らしい！これこそ真実だ！」と思い、青海省の僧侶の弟子になったと。ラサへは、その僧侶と一緒に来ていた。私も青海省のタール寺へ行ったことがあるなどと、話もはんずんだので、待ち時間は苦ではなかった。１５時半代わりのバスがラサから着いて、それに乗って帰った。途中、小さな町でバスは停まった。そこにも一つ、ちいさな寺があった。チベットの人は高い所に寺を建てるのが好きなのか。それとも、山を造ってその上に寺を建てるのが好きなのか。こっちの寺は、平地のど真ん中にぽこっとある山の上に建てられている。とても不思議。皆に遅れて中に入った。寺はものすごく小さいが、私にとってはどれも同じに見えるので、小さいくらいでちょうどいい。中に入ると、仏像の前で何かしていた。勇気を出して漢語で質問すると、この日はチベット暦ではとても吉日だったそうで、寺の中では仏像の衣替えをしているそう。そして、今まで仏像に掛けられていた黄色いハダ（細長い布）をお土産としてもらった。浙江省から来た女性も頂いたようで、受け取るときに頭をこすりつけていた。それを見て、なんだか、自分ももらったのが申し訳なく思った。夜はジョカンの南側の大通りにある康桑藏餐でご飯を食べた。外国かぶれしてないチベット料理屋で一般的なチベット料理が食べたかったのだ！チベットに来てからは、まずい生麺を食べ続け、「成都の武侯祠の斜め前にある所のほうがおいしい」と、ずっとぼやいてた私の気持ちは二人には分からない。でも、生麺ばかりがチベット料理じゃないことを自分にも証明したかった。ここではずっと食べたかった土豆焼牛肉はもちろん、チャーハン、牛タン、ザンバ（麦粉をバターでまるめたもの）、テンドゥ（牛肉面片）を頼んだ。これこそチベット一般料理だ。二人には、ザンバの味はダメだったようだ。これは、チベットの人の朝ごはんだそうで、全麦のパンだと思えば普通に食べられる。ただ、粉を食べている感がなければ、もっといいのだけれども。

2008.02.02

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チベット旅行記４

「本物の中国は内陸にある！」じゃないけど、やはり都市部ではなく農村部や郊外の町へ行けば、良い印象を持てるチベット人がいるのではないんだろうか・・・などと考えてしまう。結局、ラサはチベットの一部であり中心なんだけど。一昨日、ユースの掲示板を見ていたら、３１日にナムツォへ行くという張り紙を見つけた。あと３～４人集めている。行きたい人はユース内の旅行社へ連絡するように書かれてあったので、旅行社へ行ってみた。すると、同じ四川大学で留学しているベン（イギリス生まれのうちなんちゅ）一行と、中国籍の日本人シイ君一行が座っていた。この寒さでナムツォに行けなくなったから、チャーターした車で巴松措へ行くとのこと。あと４人募集してるとのこと。私達３人はそれに便乗し、車一台１３００元で巴松措へ行くことにした。朝６時出発が、何故か旅行社が勝手に７時出発に変更してた。そして、運転手は６時５０分と、１０分前行動で宿泊先まで来てくれた。良い運転手だ。この日のラサは雪がちらついており寒かった。出発から３時間、海抜５０１３ｍのミラ山口（峠）に着く。外は一面の銀世界。雪は降っていなかったが強風が吹いており、ものすごく寒い。真冬の宮城くらい痛かった。公共トイレがあったのだが、鍵がかけられていて使えない。崖側にはトイレぽい小屋があったので近づいて見ると、、、トイレだったのだけど、ドアが吹き飛ばされていて外から用を足してる姿が見える。でも、無数に張り巡らされたタルチョと、この悪天候のおかげで人がおらず、安心して用を足すことが出来た。途中、五体投地をしてラサを目指すであろう人達を２組も見た。雪の中を普通タイヤで走り続けて７時間。１４時やっと巴松措に到着した。冬は２５元。湖の色は目が覚めるようなブルーで、真ん中に浮いてる寺や周りを取り囲むようにそびえてる雪山は、まるで一枚の絵を描いたよう。池のふもとで遊んでる子供達が「鉛筆をくれ」と寄ってきた。『お金じゃなくて鉛筆なんだ。なんて真っ直ぐな子供達･･･』と思ったが、私が鉛筆を持ってないと言うと「じゃぁ金くれ！」と言ってきた。子供達は私達が鉛筆なんて使ってないことを、実は知ってるのではないだろうか・・・。うーーーん私は皆に遅れて、寺のほうへ行った。寺の前にはたくさんの人がいて、階段の上で何か読んでいる人がいる。参るときの規則だろうか。ここに来てる人の服装が違う。帽子も違う。何だか、キョンシーがかぶってる帽子に似ている。この人の話が終わると、皆一斉に寺の中へ入っていったので、私達も続いて入った。流れに続いて行くと、真っ暗な狭いところへ入って行っている。フランス人マメに手を引いてもらいながら、背をかがめ、人一人がやっと通れる真っ暗な通路を流れに沿って進む。仏像の後ろに保管されてある経典の下をグルっと回っていたようだ。その後、皆は仏像に参り、寺の周りをコルラ（時計回りに周りながらお祈り）しだした。私もその流れに沿って寺を一周した。その途中に、”桃抱松”、”哈達沈底”や葉の裏にチベット文字が浮き出ている”字母樹”などがある。そこで写真を撮っていると、親について寺の周りを回ってる子供達が寄ってきた。なんだか、撮った写真をとっても見たい様子。「そこに並びなよ、写真撮ってあげる」と、指を口の中に入れてよだれと鼻水を垂らした弟を連れた女の子に言った。その子は弟だけを撮らせようとしたり、カメラを向けると逃げ回ったりしてた。でも、私にずっとついて来て可愛い。いつの間にか、付いてくる子供の人数が増えていたので、皆に「整列!はい、そこにきれいに並びなさい」と言って、写真を一枚撮ってあげたその瞬間、子供達が「見る見る～」と押し寄せてきた。一人ひとり整列させて見せてあげてると、カメラから逃げた子も見にやってくる。『やっぱり写りたいんだな、可愛いな』と思って、もう一度、子供達を整列させた。そして、子供達が押し寄せてくる前に「この写真は、お姉ちゃんがお家に帰ったあとで、ここに送るから、そのときまで楽しみにしててね」と言って帰った。すると、後ろから弟を連れた女の子が走って来て「二人だけのを撮って」と。なんて可愛いんだ～と思い、きれいな場所を選んで二人の写真を撮ってあげた。女の子はお礼にガムをくれた。笑顔がまぶしい。１５時過ぎに帰途に着いたのだが、日が暮れる前にミラ山口を越えなければラサに帰れなくなると運転手が言うので、巴松措から休憩なしでラサへ帰った。一日中ご飯を食べなかったのも辛かったが、１３時間も運転していた運転手のほうが辛かっただろう。

2008.02.01

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チベット旅行記１

挨拶を交わすくらいのガンチーさんから「冬休みはマサキさんとチベットに行く。そしてネパールに抜ける予定」と聞き、夏休み兄に買ってもらった《旅するネパール語》を手に、旅行の日程を詳しく聞きに行ったのが始まり。予算と時間の都合で、ネパールへは抜けず、チベット観光のみの旅を３人ですることになった。１月２６日２０時過ぎ　成都を出発１月２８日２：５０にゴルムドに着き、機関車を交換する予定だったのが、列車がだいぶ遅れゴルムドに着いたのが４：１５。だいぶ西に来たから、日の出が遅くなっており、９時にやっと明るくなってきた。雪の積もった陝西省、甘粛省、青海省を抜け、いよいよ西の領域チベットへ。１２：４０　ツォナ湖１３：５０　ナクチュ（那曲）１５：３０　ダムシュン（当雄）列車がゴルムドに着いた時点では１時間半近く遅れていたが、最終的には予定時刻１７：５０にラサに到着。１８時とはいえ、ラサ時間では３時４時なので、すごく明るいし太陽も出てて暖かい。宿泊先のユース（青年旅社）の送迎車に乗り、宿泊先まで。１５分ほどで着いた。ラサに行った友人のビデオで見たとおり、ラサは発展した街だった。宿泊先は平措なんとかというユース。６人部屋で一人２０元。暖房設備といえば、部屋の大きさに合ってない暖器（熱湯をパイプに通すもの）が壁にひっつけてあるだけで、手を温めたり、洗濯を干すのにちょうど良い程度。シャワーもそれぞれの部屋についてるし、湯を１０分ほど出していると「あちあち」と言うくらい熱い湯が出てくる。そのほかは、服務員の強そうなお姉さんが無愛想なくらい。愛想の良い人もたくさんいる。　夜、ご飯を食べに街へ出た。とりあえず人通りの多いほうへ歩いていると、ジョカンの前まで来ていた。暗くなってもたくさんの人がお参りをしている。私達はジョカンの入り口にあるｄｉｃｏｓの向かいにあるチベット料理屋へ入った。お店も大きいし、英語も書かれていて良い感じだ。中に入ると、想像していたようなチベット料理屋さんだったので大満足。でも、メニューはほとんど外国人向けのものばかり。一番食べたかった”土豆焼牛肉（ジャガイモと牛肉の焼き炒め煮）”さえもない。中国語で服務員に話しかけると、服務員は「あなたは漢族の人？」と無愛想に聞いてくる。私はちょっと驚いて「いえ･･･違いますけど」と言うと、彼女は「私漢族が嫌いなの。だから漢語も話したくないのよ」と言われた。初めての場所で始めてのご飯。知らないことばかりなので「これはどんな料理なの？」「一個の量はどのくらい？」「甘い？辛い？しょっぱい？」など色々なことを聞きたかったのに。だからと言って、英語を話そうとすると中国語が出てくる。「Ｔｈｉｓ　ｉｓ　センモ（これは何）？」なので彼女に「ごめんなさい、私、英語がダメなの。中国語で話してもいいかしら？」なんて謝って、ドキドキしながら、申し訳なく感じながら中国語で注文した。とりあえず、トゥクパ（チベット麺）とモモ（チベット水餃子）とヤクステーキ、酥油茶、カレーライスを頼んだ。麺と餃子の皮は生ぽくておいしくなかった。ヤクステーキは硬くておいしくなかった。その後、ずっとずっと考えた。チベット族は漢族が好きでないと聞いてはいたが、どんな背景があっても、店で商売をやる上では、お客さんに対してはそんな事を言うべきではないのではなかろうか。私は、彼女が嫌う漢族ではないが、ものすごくチベット族が嫌いになった。もし私が漢族だったら、彼女は私に対してどんな対応をしていたのだろう。見ず知らずの客に対して私情をはさむなんて・・・彼女の発言は漢族以下だと思った。

2008.01.28

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張松墓

寒い成都から、久し振りの更新となります。もう成都は冬になりました。ズボンの下に暖かい肌着を一枚穿こうかと思うくらいです。でも、マフラーしてる子の隣に、半袖の欧米人がいたりします。久々に行った三国志遺跡めぐり。今回は、ある遺跡めぐりのサイトでその情報を得、以前から目をつけていた張松墓。成都近郊なので、十分日帰りできる遺跡です。三国志マニアのミシェル（日本人）と考古学を学んでいるカナさん、カナさんのルームメイトのエミさんという日本人女性４人で出陣。１１時過ぎに北駅付近の五塊石バスセンターから彭州市へ（１１元）。彭州市までは高速道路が通ってるので本来なら３０分ほどで着くはずなんだけど、人待ちか何かやっててずっと停まってた。こういうのは仕方ないことなんだろうけど・・・中国では地図を見て距離だけで時間を判断してはいけない。１時間ほどして彭州市に着く。彭州のバスセンター付近は市内から離れているのか、『市についた』という感じはない。近くでご飯を食べようという事になったが、付近の店のほとんどはシャッターが下りている。適当に歩くとすぐ近くに食堂があって、そこで出陣に備えてお腹いっぱいご飯を食べた。そして、関口までの切符（３元）を買いバスに乗る。関口までは３０分ほどで着いた。そこから双松村までバイタクを利用するため、近くにいたバイタクの運転手に聞いてみた。「双松村の張松墓って知ってる？」と。墓は全然有名じゃないみたいで、誰も知らない。でも、そこには廟が３つあるらしい。張松関係のものかは分からないが、とりあえず村の入り口まで連れて行ってもらうことにした（８元）。のはいいが、村までの道は舗装はされてるものの、穴だらけになってて、ちょっと油断すると雨上がりの泥道に落とされてしまいそうだった。２０分ほどで村の入り口に到着。すぐ左に民家があって、張松墓の場所を尋ねようとしたら実は商店で、お菓子や線香などを売っていた。品数は全部で８種類くらいだったかな。墓のことは友達にまかせて、私はトイレへ行った。男女別れてるし、きちんと囲いもある。けど、トイレの真後ろが肥溜めで、臭い！怖い！なので、ズボンは上げるだけにして、ファスナーを閉めながら外に出た。すると、墓のことを聞いてた友達が苦戦してた。おばあちゃんが何言ってるか分からないそうだ。よく聞いてみると、おばあちゃんは「公共墓地」「死人」と言っている。張さんの墓にお参りに来たんだろうとでも思われたんだろうか。なので「三国志の張松のお墓です。」と言ったけど、「だから公墓だろ？」と言う。きっと知らないんだろうと思って、おばあちゃんにお礼を言い先へ進んだ。ちょっと歩くと、静かな村には似合わない派手な門が見えた。そして、とりあえず前へ進む。途中おじいちゃんとかいろんな人に聞いたけど皆「公墓」という。あるおじいちゃんが連れて行ってやると言って案内に立ってくれた。でも、おじいちゃんはヨボヨボで、目指してる場所は果たして張松墓なのかも怪しかった。おじいちゃんに「どこから来たのか？お前達が何を話してるか全く分からん。」と言われたので「私達、成都で勉強してるんです。日本人です。」と答えたんだが、何か「日本」が聞き取れてないらしい。だから「ズーベンゼン、ズーベン」言ってみたけど通じてなかった。後から知ったのだが、ここの人は半巻き舌くらいで、日本人の発音みたいに「リーベン」と言ってた。この村では現在、仏教寺院を３つ建設中のため、道は広く穴もなかった。たくさんの作業員が工事をしている。その工事中の寺院を通り抜けて古い石畳の階段を登ったところでおじいちゃんが立ち止まり、後ろを指差して「着いた」と言った。デデーンとあったのは、唐代の坊さんを記念したもので、どう見ても違う。じいちゃんにはお礼を言って、そこを後にした。工事現場の人に聞いてみたら「この下にあるけど、もう壊された」と言う。確かに、地面を掘り起こしていて、保護されてそうなものはない。とりあえず、下の工事現場まで行って聞いてみた。すると、「この下だ、山の中だから探しだせないぞ」と言う。でも、出陣したからには、何かを持って帰りたい。すると、あるおじいちゃんが「案内してやる。ガイド代もらうけど」と名乗り出た。ちょっとためらったが、１０元で交渉成立。おじいちゃんについて山の中へ入って行った。雨上がりで道はひどい。つるつる滑って危ない。ズボンも膝下が泥だらけ。山を登りきったところでじいちゃんが「昔、ここに張松廟があった。」と。そこは、平地があって、墓地であろう土盛りがいくつかあった。廟は文革で壊されたらしい。おじいちゃんは茂みの中へ進んだ。墓はこの中にあるらしい。草に覆われた獣道を『まさか、じいちゃんが壊したんじゃないだろうな』とか思いながら、進んでいく。さっきまであった道が道じゃなくなって、最後には道じゃないところを歩いていた。掻き分け掻き分け、たくさんの土盛りのある所へたどり着いた。その中にあった、一番大きなお墓。それこそが張松の墓だそうです。この墓は盗掘されてないと言ってました。でも、土砂が入り口に詰まっていて、中に入れないと。ちょっとだけ隙間があって中が見えました。中には空洞がありました。考古学の人が来てきちんと調査して、歴史的価値のあるものだと判断されれば、現在建設中の仏教寺院とともに、双松村の名所になると思うんだけどな。そのときは、ぜひ、墓までの道を作るための石と石碑の石を寄付したいなと思いました。それから、バイタクの停まってるところまでとぼとぼ歩いて、関口には１７時半くらいに着きました。帰りのバスは７時が最終だそうです。

2007.10.11

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春は暁を覚えず

　春暁　孟浩然春眠不覚暁，処処聞啼鳥。夜来風雨声，花落知多少？　静夜思　李白床前明月光，疑是地上霜。挙頭望明月，低頭思故郷。　九月九日憶山東兄弟　王維独在異郷為異客，毎逢佳節倍思親。遥知兄弟登高処，遍挿茱萸少一人。　春夜喜雨　杜甫好雨知時節，当春乃発生。随風潜入夜，潤物細無声。野径雲倶黒，江船火独明。暁看紅湿処，花重錦官城。唐詩十首のうちから、有名なものを書きました。と言うか、来週のテスト範囲のため暗記しなければいけないので、練習のため書いてみただけです。なので、意味や背景などは書きません。　楽遊原　李商隠向晩意不適，駆車登古原。夕陽無限好。只是近黄昏。　清明　杜牧清明時節雨紛紛，路上行人欲断魂。借問酒家何処有，牧童遥指杏花村。　絶句　杜甫両個黄鳥鳴翠柳，一行白鷺上青天。窓含西嶺千秋雪，門泊東呉万里船。（鳥＝麗ヘンに鳥）これは古詩八首のうちから選びました。唐詩の４首と合わせて、これもテスト範囲です。色を変えてるところが、どうしても思い出せませんでした。残念。”雨紛紛”は前回も思い出せなかったので、要チェックです。この７首のなかで、私は李白の静夜思と杜甫の絶句が好きです。李白のは、すごく簡単な詩なのにすごく良い感じに対比になってるとこです。真っ白な月明かり、そして、家族を思う温もりなどが伝わってきます。杜甫のは、目の前の風景から遠くの風景に切り替わって、そして、また近くの風景を詠ってるのがとても素敵だと感じました。

2007.05.06

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うずく

ばあちゃんがよく言ってた言葉が、今になって、やっと分かった。そんな言葉を言うばあちゃんを見て、『おおげさに言ってるだけよ』なんて思ってたけど。これは簡単には表す事が出来なくて気が滅入る。”歯がうずく。”先日、歯医者に行って矯正器具の針金を締めなおした。今年度初に担当の医者が変わった。美人で若くて仕事の出来そうな女の先生。以前の先生との引継ぎの時に、以前の先生に対して「ちょっと、きちんと見てるの！？ここが全然ずれてるじゃない！」と言い放ってた。以前の担当医は「・・・でも、見て、ここは短時間でこんなにきれいになってるよ。」なんて小さくなって言ってた。新しい美人担当医はとても頼りがいのある先生。針金の絞め具合もきつめだ。ちょっと痛いが、早く直りそうでそれが快感になる。「早く矯正器具を取るためには、痛みもなんのその～～～」なんて思ってたけど。昨日からずっと痛い。何も食べてなくても。歯ブラシを歯に当てると痛い。歯を磨くのに涙が出そうになる。柔らかいアイスを噛むのだって、恐怖感を感じる。寝てるときに口元に何かぶつかったのか。起きたらジンジン痛む。化粧水をつけるのも痛い。化粧するのも痛い。スイカだって噛めない。ガブリと。飲み物を飲むのに、コップの口が歯に当たって、歯がズキーんとする。１５分くらい痛い。今の夢は、マックに行って、ダブルバーガー・テリヤキバーガー・ピリ辛チキンバ－ガーをムシャッと噛み付きたい。両手で持って、大きい口開けて、最上部のパンから最下部のパンまで全部の具を一気に食べたい。あと、ケンタッキーのぐるぐる巻いたやつ。あと、街角で売ってるパイナップルを歩きながらムシャっと。ジャイアントコーン形のアイスにも噛み付きたい。ばあちゃんも、きっとこんな感じだったんだろうな・・・なんて思うと、その辛さが心から分かる。しかも、入れ歯をしてからの何年もずっとこんな感じ。あたしはまだ幸せかも。

2007.04.13

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三八婦女節

昨日、３月８日は三八婦女節でした。女性のみなさま、レディースデーおめでとうございました！！５年くらい前、よく海に行ってスキムボードというやつで遊んでたのが今になって目じり周辺に出てきました。そう、まさに”シミ”です。婦女節だから、きっと何か特典があると思い、クレンジングを買いに太平洋デパートに行ったんです。太平洋デパートの化粧品売り場は、人の海でした。特に、資生堂売り場にはたくさんのひとだかりが出来ていて、日本人には入り込む勇気が持てません。そこで目に入ったＳＫ－２。１２８０元以上買えば、クレンジングオイル、１９８０元以上だとクレンジングオイルと化粧水が着いて来るそうです。あと、ホワイトニングエッセンスとクレンジングとマスクがセットになった定価１７００元くらいのが１３００元くらいで買えるそうです。いろいろ迷ったんですが、先日、誕生日を迎えた＆婦女節ということで、自分にＳＫ－２シミ対策をプレゼントしました。使い続ける事が出来るかは不安ですが・・・・・・頑張りま～す！

2007.03.09

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ただいま成都

３月３日深夜、無事成都に帰り着きました。成都の上空８千メートルにもすでに雲があり、雲の厚さを知りました。久々に四川語を耳にした時は、どことなく安心感を感じました。でも、空港からタクシーに乗って家へ帰るのに、遠回りをされ、「ちょっとどこまで行ってんのよ！遠くなってんじゃん！」と言っても無視されました。やっぱり中国人、嫌いね。２年ぶりの日本は、いろいろな面で変化がありました。父母の白髪が増えてたこと。父が以前よりワガママになってたこと。中国人と韓国人が身近なところにいたこと。居間にあったテレビが隣の部屋に置かれてあったこと。そのテレビ、４チャンネルくらいしか映らなかったこと。そのテレビのなかで、華丸・大吉が全国放送に出てたこと。兄ちゃんが転職して大工さんになってたこと。その兄ちゃんが、来年、結婚する予定とのこと。タバコが１箱３００円くらいに値上がりしてたこと。お父さんが、会社の大工仲間と上手くいってないこと。小さい畑で作ってる”無農薬栽培”の野菜の種類が増えてたこと。トライアルという激安店の商品が、以前より安くなってた気がしたこと。うちの市の人口が６万人にまで増えてたこと。えー・・・いろいろあって忘れました。変化のなかったものもあります。兄ちゃんがやっぱりデブのままだったこと。妹がやっぱり貧乏のままだったこと。久々に会った友達が、社会に擦れてなくて昔のままだったこと。市の人口が６万人に増えたかと思ってたけど、実は、平成の大合併のせいであって、過疎化が進行してるのには変わりなかったこと。ダチョウクラブが「やー」とかやってたこと。変わったこと、変わってないこと、いろいろありました。自分は、どんな風に変わったんだろう。今年は、ちょっと環境を変えようと決心しています。去年、勉強＆自分の時間が取れなかったのを、今年は挽回できたら・・・いや。しよう！と。

2007.03.06

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金銭感覚

一昨日の夜遅くに妹が帰ってきた。妹は、実家から車で２時間くらいのところで一人暮らしをしてる。エステサロンでエステチィシャンをやってるのだ。だから、”美”に関しては給料の全てを注ぎ込み、いつも「お菓子とか服を買ってないんにお金がないんよー」とたわけている。昨日は、その貧乏妹と一緒に買い物へ行った。行った先はトライアルというディスカウントストア。貧乏人にとっては、天国と言っても良いのではなかろうか、というくらい安い。いや、２年前よりも更に安くなってる気がする。そこで、パンツなど下着関係を買った。ショーツ１枚１９９円。半袖インナー１枚２９９円。靴下１足１９９円。などなど・・・安いので質も悪い。ついでにデザインも悪い。まぁ、収入がない今は、下着のデザインや質にこだわらなくてもいいか、と思ってたくさん買った。３０００円分も。その後、ドラッグストアに行く。そこで目にしたものは、種類豊富なお菓子。チョコレートやらスナックやらせんべいやら。。。目に映るお菓子の陳列がまぶしくて、抹茶入りのムースぽっキーが更に進化してて、高濃度のやつもあったりして、チョコでもホワイト、ミルク、ビターと種類がある上に、ビターさの加減も違うやつがあったりして、もう何か、天国へきた気分になった。お菓子コーナー大好きでも高いので手が出せず。ノーメークで行ったので、化粧品コーナーで妹と一緒にメイクごっこをした。まずは下地を塗ってファンデーションをつけて。くすみを消すにはこの色だとか、目の下のクマにはこの色とか、透明感を出すにはこの色とか、この色のファンデーションは顔がきれいに見えるけど、その色のファンデーションは首の色と合ってるとか。続いてアイシャドウ。以前使ってたプラウディアがマッＱ何とかというのに変わってて、伊藤美咲（４人のモデルのうちの一人）に引かれてそれを試した。どう頑張っても、伊藤美咲にはなれなくて。その後、口紅も試した。伊藤美咲を目指して。で、お金がないとか言ってたわりに、日本の物価は高いとか言ってたわりに、伊藤美咲シャドウを買ってしまった。ついでに化粧水と乳液、各３本づつ。全部で３万５千円くらい？夜の１時過ぎにお腹がすいたので、居酒屋まで食事をしに行った。私は、焼いた分厚いパンに蜂蜜とアイスが乗ってるやつを頼んだ。日本の物価は高いとかなんだかんだ言ってても、結局はこっちの物価にすぐに慣れてしまうんだなぁ、と思いました。おいしいんだから、質がいいんだから、お金を出してもいいなぁと思います。久々にこんな一日を過ごして、日本ってたのしいなぁって思いました。もう成都に戻りたくないです。

2007.02.09

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泣きたい時

今日は朝６時くらいに目が覚めちゃって、活動的に勉強とか自転車こいだりとか、何かしたかったのだけど何もしたくなくて、何もしたくない、だらけた生活がしたい１日で、だらけてみたり活動したりしていた。活動っていっても、勉強か自転車こぐか家事をするくらいしか選択肢がないのだけど、今日は勉強と家事をした。勉強と家事の間に、最近ずっと見たかった《東京ラブストーリー》（中国語名では《東京愛情故事》）を見ていた。子供の頃に見たものと今見るものとは決して違うものになってて、というか、私の見る目が変わってると思って、ずっとずっと見たかったのだ。今日はこのＤＶＤを見るための、特別な日。朝から一話ずつ見ていて、さっき１０話まで見終わった。あと最終回の『かーんち！』が残っている。週末だし、本当は最終回まで一気に見たかったのだけど、やっぱり大事にとっておきたい。映画を見るときには時間と環境と食べ物を準備して見る、そのくらいの準備をして見たかったんだ。だから、最終回は明日か、時間のゆーーーーーっくりある日。この歳になると、子供のときとは違ってやっぱり大人になってるんだなぁ。リカの気持ちが痛いほど分かって、自分はリカほどに強くなくて、笑って相手を許すことなんて出来ないだろうし。”好き”って何だろうって思って、自分が１人の人を”好き”と感じる感覚を忘れかけてる感じにもなって、、、、、、何だかなぁ、歳かなぁ。一話ごとに泣いて泣いて。『歳を取ると緩くなってね』って、昨日、お父さんが私にくれたメールを思い出した。父よ、娘も歳を取ったようだ！さて寝ようと思って顔を洗いに行ったら、違う人間が鏡の向こうに見えた。目のブチ腫れている自分だ。まぶたも、目の下のふくらみも、日頃の３倍くらいになってて、これは・・・・・・どうしたものだろうか。腫れない泣き方をしたつもりだったけど、リカのあまりの辛さに、『腫れない泣き方』を忘れてしまったようだ。思い切り泣けて気持ちが良かった。

2006.06.17

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端午節

昨日は中国の端午節でした。中国語で「どぅぁん　うー　じえ」と発音します。「どぅぁん　うー　じえ」なんて言ってて、何の祭りなのか分からなかったんですが、よく考えたら端午の節句ですね。漢字から判断できます。ここ成都では、去年から始まった龍船試合が行われました。（たぶん）２１人が船に乗り、オールで漕いで速さを競うってやつです。ボート早こぎ大会です。２０人が船を漕いで、１人は太鼓叩き係り。四川大学の東門からスタートして、ゴールはどこだか分かりません。この大会に、四川大学留学生チームも参加しました。参加者や応援する生徒も多く、授業を行わずにまとまって試合を見に行くクラスもありました。私たちは午後の授業がなくなりました。先生も試合を見に行きたかったそうです。わたしは試合を見に行く気分じゃなかったので、アキコとミサの家へ遊びに行きました。同じ時期に成都に来て、同い年で、いろいろ遊んできたりしたのだけど、今までにない女の会話を繰り広げる事が出来、ふたりに感謝しております。先日、リエさんと一緒にご飯を食べたのだけど、そのときに『目標のためなら遊ばずに頑張らなきゃいけないの！！！』という考えをちょっと軟らかく出来て、人間として、もっと感情で生きて行きたいなぁとも思って、『楽しければ、今が良ければアハハハハ～』ってならない程度に楽しもうって思えるようになりました。夜１１時くらいに家へ帰ったのですが、帰る途中に通った成都の汚染川”府南河”の河面に、赤いほのかな光がたくさん浮かんでいました。よく見ると、蓮の花びらをかたどった紙の船の上に赤くて小さな蓮型の蝋燭が乗っています。ゆっくりとした河の流れに乗って、ゆっくりゆっくりとたくさんの蝋燭が流れていました。そのまま川沿いを自転車でゆっくり走っていると、蝋燭を売ってるおばあちゃんと蝋燭を買う男性がいました。その男性は、見た感じ労働者のようで、５つくらい蝋燭を買って、一つ一つ、きちんと確認しながらお願い事を書いています。その姿に、私もお願い事を１つ書こうと思って、蝋燭を買いました。１個１元です。自分の、今の目の前にある、たったひとつの願い。頑張っても頑張っても何にもならなくて、原因をすでに作ってしまったのだから、あとは結果を待つことしか出来ない。あまり願掛けなどは信じないし好きじゃないのですが、まぁ綺麗だったということで、やってみました。川岸に下りると、さっきの男性が手に蝋燭入りの船を持ち、目をつぶってお願い事をしていました。流した後も、真剣に見守っていました。よっぽどの何かがあるんだろうと思って、まだあたしは友達と笑っていられるんだから、全然小さいことなんだなぁと思ったり。その男性に倣って、私も蝋燭を流した後、ずっと見守っていました。小さな赤い光は風に揺らぎながら川下へとゆっくりゆっくり流れていきます。５分くらい経ったでしょうか。こんな真夜中にイカダ屋さんが仕事をしていて、たくさんの中国人がカメラを手に、写真を撮っているのが見えました。わたしの流した蝋燭の炎はその船のほうへと流れ、一人の観光客に消されてしまいました。！！！おぉっ！！！わたしの目の前で、まだまだ見える範囲で、『流れて行ったなぁ・・・』としみじみする間もなく、１人の中国人にわたしのお願い事の炎を！！！！！！望みを持つなと言われたのでしょうか。「この河は臭い！死体が沈んでる」って悪口言ってたの、聞いてたのかもしれないです。私がショックを受けていると警察が怖い顔して隣に立っていました。なんだか、イカダ屋さん、夜遅くに商売するもんだから、通報されちゃったみたいで。怒られていました。うーん。私の蝋燭。

2006.06.01

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成都長城

以前は自転車で出掛けてしまった”金龍長城”。そう、成都市郊外にも長城があるのです。去年のＧＷに、「洛帯の金龍」という地名だけで探した金龍長城。自転車で２時間でいけるところを、日照りの中、熱射病っぽくなりながら、水も無い、山奥に入り込み、道路はゴミ収集車の落としていった汚水で異様な臭いがする、四川語が分からない等の悪条件のもと、５時間くらい（かな？）かけて長城に行ったことがある。その時と比べると、今回はすごく楽ちんなバスを利用して行ってきました。でも、自転車での行き方は分かるが、バスでの行き方は分からない。そんな私を信じてくれた友人とチホン（韓国人）は、長城行きに賛成してくれました。まず五桂橋バス駅から２１９路で洛帯まで行く。洛帯でバスを降りたら、道を少し戻り、右へ曲がって５分ほど歩くと、右手にバスターミナルが見える。そこで００５路に乗れば、半ジェットコースターを体験しつつ、長城へと私達を運んでくれる。全工程で多く見積もっても１時間半ほど。長城に着き、友人はそれなりに感激してくれてるようだった。『わ！長城ちっちゃい！！』北京の本物の長城とは比べ物にならないだろうが、坂や階段はけっこうキツク、軍隊上がりの韓国人チホンも汗をかいて更に暑苦しく見える。幅２メートル、長さ１．８キロの長城を歩ききったところには、派手な寺院が並んでいて、どうやら仏教関係のものらしい。ここでは、１メートルの線香３本入りが１５元（くらい？）で買える。他の観光地の寺院では１００元くらいするものが、こんなにも安く買えることに魅力を感じて、思わず買ってしまうところだった。

2006.05.04

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ひさびさに

中国全土でそうなのか、日本でも普通に発生していたことなのか、全世界共通で普通に驚かないことなのかどうかは分かりませんが、ここ成都で生活していて、２日に一度の高確率でナンバープレートの無い車が普通に走ってるのを見かけます。新車という訳でもなく、何か特別な雰囲気もなく、普通に道路を走ってるんです。彼らは各々の理由があるのでしょう。なんだか、知らないうちに一ヶ月も日記を書いてなかったみたいです。別に忙しかったわけでもなく、ちょっと自分の中で大きな出来事が起こっただけなんですが、そのために一時的ですが勉強時間が激減して、それに苛立って、どう勉強時間を作るかに手を焼いていました。幾たびもの相談の結果、最近は、勉強時間もしっかりと取れるようになりました。しばらく日記を書いてなかったうちに、日記のグレードがアップしていました。例えばこんなことが簡単に、ボタン１つで出来ちゃいます。こんな事もやってみたりして。まぁ、絵文字はもちろんなので省きます。とにかく、何だか便利になったようです。明日は日本語教室です。２月末あたりから初めて、もう一ヶ月半近く経ちます。この一ヵ月半（週一ですが）、ずっと発音をやってきました。中国語の発音で日本語を発音してしまう生徒さんの発音を直すために色々調べ物をしたおかげで、自分でも気が付かなかった中国語の発音の特徴などが分かりました。小さい”ゅ””ょ”ですが、例えば”ちゅ”は中国語の”ｑｉｕ”になっていたり、”ちょ”は”ｑｉｏ”と発音していたりで、この発音だと後々問題が起こってくるそうなんですが、なかなか矯正出来ないです。ある生徒さんは発音が良いのだけれど、ある生徒さんは完全に中国語の舌での発音になってて、すごく聞きにくかったり。明日はいよいよ”・・・・・・は　・・・・・・です。”に入ります。頑張ります。

2006.04.22

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トイレ事件

自分が中国化しているかどうか問いかけると『そんな部分もあるかな、ウフフ』と思ってる人は多いと思います。真に中国化していたら、自分自身、今までに感じた事のないショックを受けてしまいます。中国化はちょっとだけで十分なのです。でも、今日はそんな”見えない”中国化した自分に出会いました。授業が終わり「あの先生の授業の仕方は分かりやすいなぁ、でも人数の少ない授業のほうが魅力的だなぁ」なんて用を足しながら考えていたら、突然、トイレのドアを開けられました。こんな経験、お家でもありません。たまに、母が「トイレトイレ・・・」と言いながらトイレへ行き、すぐに兄の「うお！」という声と母の「きゃあ！」という声を耳にしたことがあるくらいです。中国のトイレでは、ドアが無いところも普通にあります。公衆トイレでドア無しは半数くらい（もっと少ないかも）、ドアって言っても胸ほどの高さだし、ドアあっても閉まらなかったり鍵が壊れてたり。田舎のトイレは仕切りがなくて３つの穴が開いてるだけだったりもします。それに慣れると、もうドアなんて要らないんです。人影があったら見なきゃいい。それだけなんです。ドアなんて取ってしまえばいいんです！もちろん学校でも鍵はしません。そしたら開けられました。”開けさせた”と言ったほうが正しいか。ドアを開けさせた人は新しく来た日本人の女の子で、ものすごく驚いていて「ごめんなさいごめんなさい・・・・」と。いえ、こちらこそスミマセンでした。きっと成都に来て以来、初めてのトイレ事件になったことでしょう。でもやっぱり習慣というものは容易には変えることが出来ません。知らないうちに辣椒に汚染されてるように、知らないうちに真に中国化している部分。日本に帰って気が付くのでしょうか。

2006.03.02

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悶

楽天ブログに絵文字が加わったそうなので、使ってみたとの違いがよく分からない。中国でを持つなんて恐ろしくて出来ない朝食はもちろんと。ランチはがっつり肉でも食べて、夜はダイエットのためにを舐める。ハートだけでもこんなに種類があって、どうやって使い分けて良いのか分からない。いつのまにか、日本ではこんなにたくさんのを使い分けることが当たり前になってるようだ。もうすぐの季節です。南京から成都に来るときに、火車で隣のベッドになった子と今でも連絡をしている。私の勉強を応援してくれてて、最近は文通なんかも始めちゃって「今回は中国の食文化について書いたから知っておくと良い」とか「今度は、日本での健康意識について書いて送ってくれ。たくさん書くんだぞ！」なんて添削もしてくれる。さっきも電話が来て、今は山西省へ出張に来てるらしい。月に２～３回、電話をくれるようになったのだけど、彼の中国語はとっても不標準で四川普通語みたいな発音がものすごく多い。しかも、友達中の誰よりも話が早い。そんな彼が、この最近、日本語を勉強しはじめたと話してくれた。「にほんごには平仮名と片仮名があって、平仮名は中国の漢字から来ているんだろ？片仮名は扁や旁から来てるって本に書いてあったぞ。で、片仮名は外来語に使うんだろ？」と、読んで覚えたことを嬉しそうに話してくれる。そして「あいうえおかきくけこ・・・」と言って「間違ってないか？」って。ちょっと尻上がりな発音がとても微笑ましい。完全に覚えてないとこもあって「はひほへは」とか言ってたのも微笑ましい。友達がこんなに熱心に中国語の勉強を応援してくれて、その期待にこたえられる自分であれるかどうかもすごく不安で、やっぱり”頑張る”生活から逃げたい気がして、でも何をしてもどこに行っても頑張らないといけないから、学生であるうちが幸せか・・・とか思って。

2006.03.01

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種子島からのロケット

父からメールが来ていた。父からはほぼ毎日のようにメールが来る。内容は至って無意味なものばかり。頑張ってくり。今日昼から家の解体だよ壁を壊しています。物凄い埃でまーっしろマスクは二枚しているよおーいちゃーる。今はなーにをしてるんだい？とーちゃんはこりから昼寝でありんすかあーとにぃーは、こたつで仲良く寝ています。わちきはな風呂から上がったばっかり娘への、痛いほどの愛情のこもったメールが毎日くる。どうやら”これ→こり”、”です→でありんす”、”私→わちき”なんて具合に、でも決まった規律もなく、様々な言葉を使ってメールをくれる。照れてるのか趣味なのか、メールでは普通に言葉を使って来ない。特に写メールはひどい。ものすごく意味がない。口を開けた母の寝顔、兄のご飯を食べてる姿、誰かに撮ってもらったであろう父の照れ顔のアップ、庭に植えたプチトマトなどの写真を送ってくる。「トマトあんたに送ってあげたいなぁ」と、とっても嬉しそう。今日も写メールが来ていたのだけど、今日の写真はいつもと違うものだった。そう、大分県から見えた種子島から発射されたロケット。家から種子島まで距離的には、台湾の北端から南端くらいの距離はある。分からないか。ニュースを調べてみると、今日の６時半に種子島からロケットが発射されたみたい。父は『初めはまっすぐだったのが写真の模様になってね。』とコメントしていた。打ち上げは成功したんだと思うんだけど、この写真を見るからに、ヒョロヒョロ～・・・ボカーンと音が聞こえてきそう。これは、切り離された物かなんかが蛇行してるのか？ロケット本体がこんな蛇行してたら、どこか海に落ちちゃったんじゃないのか？それとも、間違えてＵＦＯかなんかを撮っちゃった？

2006.02.23

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自分バトン

日本語教師を目指しているまちんさんよりバトンをいただきました。”自分”バトンでございます。１．好きなパーツはどこ？　　好きなパーツかぁ。　　スーッとしてなくてカッコ悪いけど、この形の悪い団子鼻。　　子供の頃『親しみやすい印象を与えるのよ』と母に言われてから許せるようになった。２．好きな性格は？　　何事もコツコツコツコツ・・・・　　のーんびりのーんびり、自分の納得するとこまでやって行くとこ。３．ちょっと変わってるとこは？　　自分のことだから、変わってると思わない。４．自分を何かに例えるなら？　　昔じいちゃん家にあった、ゼンマイの壊れたシンバル叩く猿の人形。　　「誰か動かしてくれ」と常に受身で、気が向いた時だけキーキー動き出す。５．自分が異性だったら，好きになりますか？　　なれない。　　自分が男だったら、女性らしい人を好きになりたい。６．変えたいところは？　　愛想が良いのに、激しく人見知りするところ。　　不慣れな人と話すと緊張で赤面するのがイヤで、進んで人と話せないのを変えたい。７．最近の褒めてあげたい自分は？　　遊びに行かず、机に向かう自分。　　楽しんで節約してる自分。　　自ら友人に連絡が出来た自分。８．自分のこと好きですか？　　好きじゃないとこたくさんあるけど、やっぱり大好きです！９．バトンを回す５人は？　　今回は、四川大学つながりで行ってみます。　　いつもありがとうございますホンメイさん　　更生しましょう２代目キャプテンさん　　新婚生活応援してます！小宅さん家　　またお邪魔するよ。ｍｉｎｇｘｉｚｉさん　　四川大学と無関係だけど塾長さん

2006.02.03

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水道代

出発を数日後に控え、準備は整っているか。毎日あれこれ確認しております。海外留学保険の契約金を振り込みに郵便局経由でｃｉｔｉｂａｎｋからお金を引き出しました。ついでに、パルルの通帳記入もしたのですが、以前住んでいた部屋の水道を解約してなかったみたいで、水道代だけが引かれていました。お金がないのに、とても痛い（>_

2005.02.11

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地元での中日友好

中国語を教えてもらってる方にボーリングに誘われました。「今日は勉強ではなくボーリングをしましょう」との事でした。・・・ボーリングわたくし球技がとても苦手で、狙った場所にボールが行ってくれないのです。バレーだって、バスケだって、サッカーだって、卓球だって、ドッジボールだって・・・手から離れた物を思った方向に動かすなんて、絶対に難しすぎます。というわけで断ろうと思いましたが、「これも中日友好だ！」との思いで行ってきました。中国人である奥様が、金城武主演の”ゴールデンボール”を見て影響されてしまったようで、どうしても行きたいと。やっぱり、大人数でワイワイやった方が楽しいやろうし、せっかくの楽しみを壊したら申し訳ない！娯楽施設といば、パチンコ屋くらいしかない町なので、とにかく楽しい思い出を作ってもらいたいのです。でも・・・淋しそうな母を置いてボーリング。娘が帰ってきたと思ったら中国に行くなんて言い出すし、一緒にいれる時間も少ないのに、一人で家事をする。そんな母の気持ちと一緒にボーリングのピンを倒す私。背中が痛みます。なので、母も一緒につれて行きました。奥様に、「我外婆是上海人」と話すと、すごく喜んでくれて会話が弾みました。きっと、母も楽しめたと思います。

2005.02.07

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親の心子知らず

最近は、昼前に起きることもなく、朝６時半に起きてゆっくりとした時間を過ごしております。親の不安を少しでも和らげようと早起きに挑戦している毎日ですが、活動しだすのは昼前なので、結局は意味がないのかもしれません。年明けまで自宅のネット接続が出来てなかったので、ネットカフェに通ってメールのチェックや日記の更新などをしていました。平日の昼間にネットカフェでパチパチやってる人はそう多くはありません。しかも、メインストリートである国道を通る車すら少ないのに・・・そんな中で、平日の昼下がりの午後、やはりネットカフェでパチパチやってたら、一組のカップルが入ってきました。「何飲む？」などと、軽く言葉を交わすふたり。聞き取れない私・・・というか、日本語じゃありません。こんなところで、私の求めていた中国語が聞こえてきました。どうやら女性は中国人で、男性はちゅ・・・日本人でした。というわけで、最近、その方に中国語を教えてもらってます。午後から夕方まで、発音を中心に簡単な文章を中国語に訳しています。声調がメチャクチャな私に「そのうち慣れて分かってくるよ」と優しい言葉をかけてくれ、苦笑いの続くひとときを過ごしています。それよりも、家を出て行く時の母の顔が淋しそうなのが・・・私が子供のころは「大きくなってから、家事は母と一緒に笑いながらするもんだ」と思っていましたが、自ら打ち破っております。家で一人で居る淋しさはすごく分かる・・・中国語を教えてくれる方が近くにいるのだから、この出会いを大切にしたい。かぁちゃん、午前中はもっとキビキビ動きます。

2005.02.04

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虫食った

安くて美味しい肉まんが食べられるという、大分市にある”チャイナルド”という店に行ってきました。この店は、中国人のおばちゃんが経営する軽食屋さんです。店内に入ると、店のおばちゃんの友達らしきおじさんとおばさんの三人で何やら話しをしていた。「△＠＄○×！■＊☆％・・・」「ｓｄｆｊｄ；ｒｔ・・・」「ドゥイドゥイドゥイ」「＃◎□＆℃＠・・・」聞き取れないので、肉まんをムシャムシャ食べながら、ひと時の中国を味わっていたら「どう？おいしい？」と、おばちゃんが声をかけてくれました。「はい！すごいおいしいです。この高菜のやつが良いですね！」と言ったら、おじさんが「高菜まんは美味しいやろ！」と、上手な大分弁で話かけてきました。どうやらおじさんは日本人のようです。政治の話から歴史の話、習慣の話まで色々な話をしてくれました。そして、四川に行く私に、こんな物をご馳走してくれました。特大の蚕です。さっきまでウニャウニャ動いてたそうです。・・・もちろん食べました。栗のような味でした。

2005.01.19

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親戚の中国に対するイメージ

法事のために我が家に集まって来た親戚一同が、私の中国留学について意見を交わし出した。「中国！？あんた、何しに行くんかえ。」「中国は汚いでぇ」「拉致されるで、拉致！」「なし中国なん」「あんた、いくつになったんね！もう結婚やろ、結婚！」「韓国ならいいけんが、中国は危ねぇやろ。」「あんた、中国のトイレっちゆうんは汚ぇで」「じゃ、おいちゃん遊び行かななぁ♪」など各々様々色々・・・ただ、皆が反対してるのだけは肌で感じることが出来た。苅田のおばちゃんは、「親の気持ちも汲み取ってあげないけんよ」と言っていた。うーん、、、分かる。分かります。親の気持ちを理解することは出来ないけど、親の気持ちを察することは出来るわけで。一番安心できる場所を離れる辛さは、もう味わいたくないけれど。「行きたい！」と思った時にいける環境にあるのは・・・行かなきゃいけない！！「行け！！！」と、何かが叫んでる。あたしかこの留学が、帰国後すぐに身になるかどうかは分からないけど、ばあちゃんになっても中国と付き合っていきたいと思う。行くんだったら今しかない。本当に、拉致なんてされてしまうのだろうか。本当に、韓国のほうが治安がいいのだろうか。私は中国にも韓国にも住んだことがないからよく分からないけど、親戚一同はどうやらイメージで話してるみたい。そのイメージが本当かどうかは分からないけど、実体験でないのは本当のはず。中国・・・絶対に、素晴らしい国だと私は感じる。

2005.01.11

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あけました

新年が明けました。変わったことと言えば、少し大人になり、肌が衰えた感があるくらいでしょうか。未だにフリーターの実感がなく、”年明けから仕事が始まり大好きな故郷を離れなければならない”という恐怖が襲ってきます。そして、金銭感覚も変わっていません。やばいです。年明けすぐに免許書の更新に行ってきました。大事故を起こしたにも関わらず、何故かゴールド免許に変化していました。次回更新は５年後なので、留学中も安心できます。次回更新時はきっと、プラチナ免許を取得できると思います。カードの素材もプラチナ仕様。Ｓｕｉｃａのように電子マネー対応。ＧＰＳ機能も搭載。あとは、あとは・・・どんな機能があるかは取得してからのお楽しみでございます。プラチナを夢見つつ、明日は福岡の中国領事館へ行き、ビザの取得をしてこようと思います。やることやって、引越し荷物の片付けをして・・・フリーターと言っても、けっこうヒマです。

2005.01.06

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お世話になりました

引越しの準備を投げ捨てて、神奈川でお世話になった人のところへ挨拶に回っています。しかも、１時間近く立ち話をしたりと、時間配分を間違えてしまったようです。今日は、胡さんとずっと前から約束をしていた”浅草観光”に行ってきた。待ち合わせの時間を１時間遅らせてもらった上に、さらに２時間近く待たせてしまった。うぅぅ・・・本当にごめんなさい。初めて見る雷門のちょうちん、外国人向けの「ｊａｐａｎｅｓｅキモノ」、金色のでっかいウンコ。それしか覚えてません。あとは、活気のある商店街くらいだろうか。「浅草よりも引越しの準備が先でしょ！」と親からメールをもらいつつ、早く帰ってきた。なんだか、胡さんには本当に申し訳ない（T-T）夜、洗車をしておいた。車を欲しがってる人が、明朝、取りにくるそうだ。洗いながら、「そういえば最後かぁ」と思う。動かす手にも、自然と力がはいる。むやみに触ってみたり。撫でてみたり。頑張って汚れを落としてみたり。でも、寒くても平気でした。洗車機にぶち込んでやったからです。５年間、お世話になりました。

2004.12.25

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雪が降る

東北は寒かった。宮城に住む友達に会いに行った。日帰りという事で時間がなかったので、岩手県の一ノ関で落ち合う事になった。仮眠を取って始発に乗り、東京駅発７時０８分のやまびこ４３号で行く予定が、仮眠を取りすぎてしまったため、始発に乗り遅れる。しかも、人身事故のため電車が遅れてしまう。「・・・ヤバイ。」と思ったけど、新宿から大宮に向かい、余裕でやまびこ４３号に乗れた。郡山からは雪が舞っていて、とても寒かった。１０時に一ノ関に到着。一ノ関の町を歩いたが、祝日というのに店はシャッターが降りたままだった。デパートも潰れていて、地元の人は「シャッター街」と呼んでいた。駅周辺には、歴史ある建物もたくさんあるのに、非常にもったいない。とりあえずブラブラしてると、旧沼田家という武家屋敷を見つけた。観覧無料だったので入ってみると、青い髪をしたカラフルなおばちゃんが案内をしてくれた。というか、世間話しをしてくれた。その後、おばちゃんの勧めで「ＢＡＳＩＥ」というＪＡＺＺ喫茶に行く。とてもモダンな入り口で、ＪＡＺＺなんてあまり聞かない私にとって、開けてはいけない扉のような感じがした。「こんな昼間だとまだやってないかも・・・」と思いながらも、鍵がかかってなかったので中に入ってみた。中にはダンディなおじさんがいる。かなり恐かったけど、強引に入って「中見たいんですが、良いですか？」と聞くと、快くＯＫしてくれた。恐がって外で待っていた友達を呼びに行き、奥にある椅子に座らされる。暖色系のライトに照らされた店内には大量のレコード、ドラムセット、山積みの本、壁にかけられたポスター。テーブルの上には、原稿用紙、タバコ、モダンな灰皿にライター。「どうしよう・・・ジャズなんて知らない。ウェインショーターという名前しか知らないし、かなり場違いな場所に来てしまった。しかも、コーヒーなんて入れてくれてるし！！・・・とりあえず飲むだけ飲んで帰ろう。」と、友達と顔を見合わせてると、レコードまでかけ出して、いよいよ帰れない雰囲気になる。すると、一人のおじさんが入ってきて仕事の話をし始める。私たちは更に帰るタイミングを失い、緊張しながらコーヒーを飲む。そのおじさんが帰ったかと思うと、またまた来客。マスターとすごく仲の良さそうな人達で、更に帰れなくなる。・・・もう覚悟を決めるしかない。でも、色んな話をしてくれ、いつの間にか晩ご飯を一緒に食べることになった。身の上相談にも乗ってくれ、知らない世界を見せてもらった。そして、言葉では言い尽くせないほどの事や、相手を問わず、人との出会いを大切にする事を教わり、アナログの奥深さを感じることができた。結局６時間以上もお世話になり、お土産までもらって帰った。絶対に、何かの形でお礼をしようと思う。敷居のない、本当に良い店だった。

2004.12.23

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感動

いつも一緒にいる仲間と、最後の語り合いをした。自分が１８で神奈川に来て、本当にお世話になった人たちで、ここから自分がいなくなると実感できずにいる。たくさんの人の激励と期待を頂き・・・それに答えることの出来る自分であれるか。―――やるかやらないか。ここで学んだことを絶対に無駄にせず、進んでいこうと思う。

2004.12.19

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退去修繕費の問題

今住んでいる部屋の修繕費が１５万かかると言われた。業者は「汚れてなくても全部替えるように公社の方から依頼されている」と言う。公社は「業者の判断にまかせている」と言う。そうとう頭にくる。両者の言ってることが違う。取り合ってる暇はないけど、苦情の電話は入れるつもりです。

2004.12.16

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ハーモニカ

仕事から帰ってきて、黒豆ココアを飲み一服。日記を書きながらウトウトしてたので、すぐに寝ました。神奈川でお世話になってる老ご夫婦の旦那さんが、餞別としてハーモニカを送って頂けるそうです。どれが”ド”か、吹いてみなければ分からないほどの腕しか持ってないことは、とても言えません。自分で作った好きな曲の楽譜もありますが、音感がないので、人前で披露することなんて恥ずかしすぎて絶対に出来ません。それなのにハーモニカを頂いて良いのでしょうか。気が引けます。今は、満足にハーモニカを吹けない自分よりも、そのハーモニカが気になります。おじちゃんの使用済みか、おじちゃんの使用済みか、おじちゃんの使用済みか。・・・もしかして、おじちゃんの使用済みか。いや、使用済みか。それとも使用済みか・・・気持ちだけでも十分にありがたいです。

2004.12.14

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自分の価値

中国関係に強くて各方面に友人を持つ方にいろんな人を紹介していただき、けもの道から大通りに出た感じです。でも、その大通りをどっちにどうやってどこに向かって進むのか・・・その道を歩くのは自分であって、誰かが車に乗せてってくれるわけでもないのです。今日は、紹介して頂いた大学の教授に電話をしました。先生だけあって、やはりいろいろ知っています。高卒の自分には、かなり厳しい道になる事も教えてくれました。ものすごく頑張ったとして、スタートラインが３０歳になるようです。きゃぁああぁぁ～確実にきます。結婚は！？まだ働くの！？３０がスタート！？これは、あくまでも世間一般から見ただけの話ですが、ないがしろに出来ないと思います。しかし、道を切り開くという方法もあります。というか、適当なとこで落ち着くのに納得しないなら、切り開くしかないようです。自分のチカラ・・・卑下するわけでもないのだけど。。いや、限界を決めるのは自分であって、可能性を開くのも自分のようです。この人生で何をするのか、ただ満足で終わるのか、自分が試されることになりそうです。自信はないです！でもこの道を選んだのだから、今新たに決意をしなおすことが大切だと思いました。とにかく楽しみ、自分に負けないよう勇気を持って進んでいきたいと思います。以上！！ちょっと決意し直してきます。

2004.12.08

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中国での強力な味方

中国関係に強い方とお話ができました。この方の事は以前から知っていたので、ここを離れ留学することを話し、「お世話になりました」と挨拶したのですが、まさか、中国に詳しいということまでは知りませんでした。４０代半ば～後半くらいの男性なのですが、現在、中学校の教師をしているそうです。中学を卒業し就職。勉強のため高校に入学し、就職。そして、大学に入学し就職。５回ほど転職をし、中学校の先生をしているそうです。大学時代に大学の中国研究会みたいなのでいろいろやってたみたいで、中国各地に知り合いが居り、中国に通じている福岡の県会議員さんとも連絡を取ってくれるみたいで、日中友好協会のえらい人とも知り合いだそうです。新聞記者やその他、いろんな方面に知り合いがいるらしく、とても心強い限りです。私の目標である”中国の内陸の活性化のための留学”を話した所、「この約７年間がもったいないよ、ちみ」みたいなことを言ってくれました。そうは思うけど、寂しくなるので、名前だけの大企業に勤めてることにも、絶対に意味がある！！と思っております。今より楽で、興味のある仕事だったらきっと、そこに居たかもしれません。留学後は・・・どんな道があるのか、どこにそんな情報があるのかも分かりませんし、特技だって何もありません。貿易会社で働きたいというわけでもないので、思いつく限りでは、希望にあふれた添乗員、四川語も分かっちゃう通訳、あとはー・・・中国東方舞劇団か、現地リポーター？？添乗員以外はどれも向いてなさそうです。でも、出会う時は出会う。出会わない時は出会わない。それも人生だと思いますが、とにかく、気持ちだけは失わないようにしていきたい！と、この日の日記を読んだ未来の自分に言っておきます。がんばってな！！

2004.12.05

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会社にイルミネーション

栄養補給のため、久々に社食に行った。なぜか不思議なのは、食堂で食べると苦しくなるほどお腹一杯になる。何か変なものが入っているのだろうか・・・そんなことはないだろうが、今日は見ただけでお腹一杯だった。休憩時間が短いので急いで食べてると、憧れ（てた）Ｋ野さんが私の前で立ち止まる。ニヤッと笑ってどっか行った。もっと、優雅に食べるべきだった。職場に戻る途中、外が何かキラキラしてるのを発見・・・おおぉ！！ライトアップしてるではないか。建物と建物をつなぐ、ただの通路なのに。サンタさんが片手を振り、屋根から地面へたくさんの電飾が垂れ下がっている。敷地案内のような看板も、色とりどりの電飾で飾られている。・・・金ないんじゃないの？ここ数年でたくさんの職場が本社から切り離され、子会社になった。来年からは、子会社の一部が別会社になってしまう。さらには、地方へ期限なしの出張に行かされることになり、辞めるか辞めないかと悩み考えてる人もいるのに。サンタさんの手を振る相手とは、実は、そんな社員のことではなかろうか・・・

2004.11.30

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期限なしの出張

同じ職場のＮ西さんが、「一生懸命やっても無駄だよ･･･」と、ぼやいてきた。いつもは私が「あいつがムカつく、こいつがムカつく」と言うと、「きっとあの人も大変なんだよ」と笑って何か言葉を返してくれるのに。めずらしい。今日は部品を取りに行くのに部材倉庫まで行った。仕事場を出られるのはあまりないので、すごく嬉しい。たとえスッピンであろうが、意気揚々と台車を押して行った。その帰り、以前一緒に仕事をしていた小林さんと渡辺さんに会ったので、年内に退職することを報告し、少し話しをした。渡辺さん情報によれば、山口か広島に飛ばされる人がいるとのこと。その中の一人に、Ｎ西さんが入ってた。仕事が終わって帰るとき、Ｎ西さんが疲れた顔をしていた。「本人はすごいショックだろうから、触れないほうがいいかもしれない」と思ったけど、話をしてみた。「一生懸命やっても、使うだけ使ってゴミ箱にポイだよ・・・」と言っていた。やはり、返す言葉がない。しかも、期限なしの出張だそうだ。うぅーーーむ。私は家庭を持っているわけでもなく、いつでも辞められるし、次の職だって選ばなければ働く場所なんてあると思う。Ｎ西さんの気持ちを分かってあげられないだけに、適当なことは言えないなぁ・・・・・

2004.11.29

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世の中の乱れ

以前、間違いメールが来た。　　今度の日曜、すごい楽しみ～♪　　ミキとユカは行けないんだって。どうするぅ？？　　てゆうか早く彼氏ほしいっ何かの約束ごとだとかわいそうだなぁなんて思って、「間違ってますよ」メールを送ってあげた。その数日後から、大人なメールがたくさん来るようになった。　　はじめまして、なかぞうさん。プロフィール見ました。　　最近、旦那が冷たくて・・・良かったら○Ｅ○フレンドになってくださいとか、　　こんにちは！カナと言いますo（＾-＾）o　　体だけの関係を望んでます。ぜひメールください☆とか。「まじぃ！？」というようなメールがたくさん来てた。そのメールにＵＲＬが載ってたので、勇気を出して開いてみた。そしたら、携帯用の出会い系？サイトのログイン画面に繋がった。メールにはパスワードらしきものも載ってたから、入力してみると・・・　名前：なかぞう（私の名前が中園とした場合、こんな感じで）　性別：男　年齢：４０代前半　仕事：営業　体型：スポーツマン系　服装：スーツ系　コメント：○Ｅ○友達を募集していますだそうだ。なぜか、”男”で登録されている。世の中の人間は、こんな事をやりとりしているのかっ！！面白かったから、年齢以下のプロフィールを変更してみた。　年齢：５０代後半　仕事：フリーター　体型：太め　服装：裏原系　コメント：○Ｅ○友達を募集していますこれなら、誰もメールをくれまい！！・・・それからというもの、メールは来なくなった。が、今日、また来てた。本田さんからだ。　何度かメールを送っていますが、見ていただけたでしょうか？　返事をくれなくなったのは、私が会いたいと言ったからでしょうか。　迷惑でしたら言ってください。私も嫌な女にはなりたくないのできっとこのメールは、大人の世界への入り口に間違いない。

2004.11.28

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風鈴の使い方

私の住む所は、工業系の会社と住宅と道路しかありません。最近は移住者も多く、いつの間にか空き地が分譲販売されてたりしてます。「駅から遠い（チャリで１５分くらいですが）こんなとこに誰が住むのよ」なんて冷ややかに思ってましたが、あっと言う間に家が建っていきます。１００万田舎市になる日も遠くはない気がします。今日はスーパーに行くのに、自転車をフラフラこいでました。家の近くにある、倉庫のような小さい会社の前を通りかかったら、見事にライトアップされてました。小奇麗な一軒家のようでしたが、ただの倉庫です。しかも　.*.　゜　.*.☆　　　　　　　.　☆　。　　☆.*　。　　チリンチリン　　　　。　　゜　,　*.☆　　　　　　　　　　　　☆.*.　゜:　*..と、ベルの音まで聴こえてきます。・・・あぁ、もうこんな時期ですかぃ。と思って、気分だけでも味わおうと思って眺めてましたら、綺麗な音はベルではなく、風鈴でした。しかも、ガラスのかわいい風鈴ではなく、お寺の鐘のような青銅っぽい風鈴が１５個くらい並んでます。これは・・・夏にもありました。一年を通して使える風鈴に、日本文化の深さを感じました。

2004.11.25

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有給休暇

退職まで一ヶ月を切りました。「退職する一ヶ月前は有休を取ると欠勤になるから、もう休むな」と一ヶ月前に言われたのには腹が立ちます。噂では聞いたけど、そのことを上司に聞いてもハッキリと答えてくれなかったのに・・・今ごろ言われました。「そういう事はもっと早く教えてください」と言ったら、糞上司はキレかかっていました。「休暇にするか欠勤にするかは俺が決めるんだぞ」なんて、脅しとしか受け取れないことまで言ってきます。しかも、「発つ鳥あとを濁さずとも言うしな！」とぬかしてました。「組合に言い付けてやる！！」と、無駄かもしれませんが、抵抗をしてみたいと思います（`▽´）あとは、退職日がまだ決まってないのですが、２１日まで働こうと思ってましたが、１７日で終わりにしてやります。ボーナスもらって一週間しか経ってないですが、小さな復讐です。

2004.11.24

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友達がアメリカ留学

昨日の夜遅くに、友達の胡さんから電話がかかってきました。胡さんは、中国から日本に留学してきて、日本の大学を卒業し某大手電気メーカーで働いています。とても日本語が上手で、私のアホな会話にも付いてこれます。その胡さんが、アメリカの大学に留学して博士課程で研究したいそうです。昨日は、「大学の先生に推薦書を書いてもらうのにメールを送りたいのだけど、日本語がおかしくないか見てください。」と電話が来ました。・・・私、そのような頭の良い日本語は使わないのですが。とりあえず見させてもらったけど、うぅーん。日本語って難しい胡さんが日本人だったら、きっと知り合う事もなかったと思います。博士課程・・・本日の円相場：１＄＝１０４円

2004.11.17

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頭を過ぎる不安

最近、何か落ち着かないと思ってたけど、原因が分かった気がする。それは、大学からの”入学許可書”が無事に届くか・・・ちょうど６年前のことで、上海で知り合ったおばちゃんから手紙が着た。すごいボロボロに破けた封筒が袋に入れられてポストに入ってて、そこには「運送途中で棄損されてしまいました云々」と書いたメモがある。おばちゃんからの手紙が無事に届いたから良かったけど、あたしの出した申請表が大学に届いてるか。大学からの許可書が家に届くか・・・あぁ！！まだ出したばっかなのに不安になってる（Ｔ-Ｔ）年内に来るか、来年になるか。それまで毎日期待しながらポストを確認することになってしまう！どうか、ゴミ箱行きになりませんように・・・

2004.11.10

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難民

私の住んでる近所の団地には東南アジア系の方が数家族います。年頃の男の子は、近所のスーパーに集まって母国語で話をしてたりするので、ちょっと怖く思っていました。「お金のために日本に来てるんだろう」くらいに思っていましたが、ある家族に会ってからは、自分の無知さを恥ずかしく思いました。その方はカンボジア出身で、「難民として日本に受け入れてもらっています。一日も早く、国に帰れるようになれたら・・・」と語っていました。”難民”というのは、ただ貧しいだけだと思ってたけど、海面が上がって日本に住む場所がなくなると、日本人も難民になるんだー（なるのかな？）と、”難民”に対してのイメージが変わりました。今日は、少しだけその方のお家にお邪魔させてもらいました。なにやら最近、日本国籍を取れたそうです。だっけ？？何か、日本の名前をもらえて「ケンジさん」になったそうです。下の子も小学校に通いだし、「将来は、世界を舞台に、カンボジアの平和のために働きたい」と大きな目をキラキラさせて話してくれました。

2004.11.06

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あと５０日

退職まであと５０日になった。まだまだ長い（>_

2004.11.01

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