りぼん本誌を読んで、単行本を購入してしまった作品その2!
『CRASH!』
(藤原ゆか先生)
アイドルものです。
作者・藤原ゆか先生は・・・独特な作風を持った鬼才な方だと思います。
りぼん本誌を眺めても、画面が他の作品と全然違って、無視できません!
以前、第2部に入ってからの8巻だけ先に買ってて、
その時少し感想を書いていたのですが・・・
結局、1~7巻も揃っちゃいました;
アイドルものなんですが、
若い子たちが「あーするかこーするか」って
本気でウケを狙って「アイドル像」を作り上げていくのは、
サークル活動モノのような・・・そんな印象も受けます。
いや~~・・・この作品好き!!
面白い!!
んっと・・・「本格的」とか、「現実味」とか、
そういうことは言ったら負けです。
基本的には、
りぼん対象年齢の子供たちに贈るライトなノリの、
常人には真似出来ない天才プロデュースサーと、
天性のアイドルたち5人の
必然なるサクセスストーリーです;
ただ、「現実味」はありませんが、
「説得力」はあると思います。
妹が以前、落書き付きの感想記事でも言っていましたが、
「こんなアイドルが出てきたら、そりゃぁ一世風靡するだろうな~」
と思っちゃうというか。
それくらい、5人組アイドルが魅力的。
各々、色を持っていて・・・それでいて5人並ぶとバシッと決まって。
SMAP~嵐という国民的?アイドルを見慣れている日本人には、
5人組アイドルって入っていきやすいと思いますし。
あとは・・・やっぱり、なんといっても魅力的だと思うのが、
黒瀬桐くんというメイン配置のメンバーと、
CRASHというグループのイメージの作り方。
これはもう、描き方の上手さというか・・・
作品の核だと思うのですが、ココがいい!!
イロモノの他4人のメンバーは、
マジシャンの息子だったり、
舞踊家元の跡取りだったり・・・
そもそも舞台に立つ要素を持った天才たちにしておいて、
で、この黒瀬くんだけ超一般人だったんです。
ただこの子が、
超お調子者で、褒められるの大好きで、注目されるの大好きで、
本気で自分の為に世界が回ってると思ってるんだろうな~って奴で、
・・・何やっても凄く目立つ!
1巻1話が印象的ですが、
CRASHを作り上げていく主役の花ちゃんが、
この子を中心に一気に『CEASH』のイメージを固めて
「これだーーー!!」って動き出すんです。
妙に説得力があるんですよ・・・。
っていうか、単に私が黒瀬くんが好きなだけなんですけど^^;
なかなか少女漫画でも、他に観ないタイプの子だと思うんですよ。
もちろん、
少女漫画でヒーローが芸能人なり、アイドルなりって話は結構ありますが、
そういう場合って、わりとクールな奴が多いというか。
むしろ「成り行きでアイドルやってる」みたいな設定で、
本当はやりたくなさそうな奴だったり、
プロなのでカメラの前では営業スマイルが出来るけど、
本当はすごく皮肉屋な奴だったり。
そのギャップがヒーローとしての売りで、
ヒロインは「本当のこの人を知っているのは私だけよ」みたいなところに
酔い始めるのですが・・・。
この黒瀬君は、本当に人前に立つことに快感を覚える奴で、
そこを花ちゃんもCRASHの他メンバーもすごく信頼してて、
いざ舞台に立った時に・・・とにかくこの子が活きる!
キャラクター自体がが、「アイドル」という設定に、
一番気持いい形で作ってあるというか。
だからこその説得力だと思います。
なんか黒瀬君の話ばっかになっちゃいましたが;
1期は、本当にこの↑イメージなんですよ。
黒瀬君ばっかり;
第2期からは、恋愛色が凄く強くなって、
他メンバ-もすごく立ってきてる気がします。
CRASH!・・・これからの展開を楽しみにしてます~♪
最後に余談ですが。
作者さまが、この作品・・・
ドラマ版「花より男子」のキャラクターで妄想してた!
・・・と思っているんですが。
あ、そんなことどこにも書いてないんですけど。
勝手に思ってるだけです。
黒瀬君・・・松潤で想像してたよね??と。
花ちゃんは井上真央ちゃんで想像してなかったとは言わせない!と。
紫ノ塚くんは・・・小栗旬くん?(これはちょっと違う気がする;;)
出だしからキャラクターのイメージが凄くしっかりしていてぶれないので、
こんなことを考えるのも楽しいです♪
by姉